小説むすび | 著者 : 松島なお子

著者 : 松島なお子

スペイン富豪の花嫁の家出スペイン富豪の花嫁の家出

“ふさわしからぬ”花嫁に、 心の内を見せない大富豪……。 ウェイトレスや家政婦をして糊口を凌いできた元孤児のミアは、 スペイン富豪サントスと出逢って半月で結婚し、幸せの絶頂を味わった。 豪華な邸宅や使用人のいる暮らしが始まってほどなく妊娠したが、 流産したのを境に、夫婦の関係がぎくしゃくしだした。 エレガントな義母もよそよそしく、見下すような冷たい態度を崩さず、 自分はよそ者だという疎外感に苛まれたミアは、 子を失った悲しみについて夫と話し合うこともないまま家を出たのだった。 今、お金が底をつきかけ、イビサ島のバーで接客係をさせられそうに なっていた彼女の耳に、いやらしい男性客を一喝する声が響いた。 「ミ・エスポサーー僕の妻だ!」見ると、鬼の形相のサントスがいた! 登場人物の心の機微を巧みに描いた感動作で人気の作家ケイト・ヒューイット! 結婚したての有頂天な頃、その後の冷ややかな沈黙の時を経て、夫婦の間にできた埋められない溝と深い失望と悲しみ。どれほどの愛ならば、二人を再び結びつけられるのかーー?

声なき王の秘密の世継ぎ声なき王の秘密の世継ぎ

あなたに会いたくても、もう会えない……。 衝撃のロイヤル・シークレットベビー物語! さる王国で市民や兵士の治療にあたっていたレーガンは、帰国を前に、 以前から想いを寄せていた現地の医師ケイナンと一夜を共にした。 「僕の美しいレーガン。君を決して忘れない」 別れ際にかけられた彼の言葉を胸に、レーガンは帰国の途についた。 しかし、その後ほどなくして、彼女はケイナンの死を知った……。 1年後。レーガンはあの夜に授かったケイナンの子を産み育てていた。 ある日、勤務先に医学生の実習指導をする医師が新しく来ることが決まり、 手話で話すというその医師の補佐を、レーガンがすることになる。 初めての顔合わせで、彼女は驚きのあまり卒倒しかけたーーケイナン! 彼は生きていた! 私を美しいと言ってくれたあの声は失われていても。 運命的な再会を果たしたレーガンはさらなる驚きの事実を知ることに。なんと、ケイナンは王国の新国王であることが明らかになるのです! すなわちそれは、生後3カ月の息子がじつは世継ぎだった  ということを意味し……。期待の新星の鮮烈な日本デビュー作!

ナースの涙ナースの涙

優しく笑う顔と、冷たくよそよそしい顔。 どちらが本当のあなたなの? ジャスミンは1歳の息子を連れ、実家近くの海辺の町へ引っ越してきた。 病院の救命救急科に看護師として採用されたものの、 出産以来離れていた仕事の勘はすぐには取り戻せず、戸惑う日々。 そんななか、端整な容姿の敏腕医師ジェドに淡い恋心を抱くようになる。 ただ気がかりなのは、海辺を散歩中に会ったときは気さくで魅力的なのに、 職場ではひたすら仕事に集中し、冷徹なまでに人を寄せつけないことだ。 だがある日、生後まもない患者の命が失われて動揺したジャスミンは、 ジェドに慰められるうち、いつしか彼と心を開き合って唇を重ねていた。 しかし、同じ職場で働く彼女の姉がジェドと浅からぬ仲だと漏れ聞き、 思わず問いただしたジャスミンに、彼は否定しつつも再び背を向けて……。 稀代のストーリーテラー、キャロル・モーティマーがお好きな方にぜひおすすめしたい作家ーーキャロル・マリネッリ。HQロマンスとHQイマージュにまたがり大活躍中の彼女が描く、“命の現場”が舞台の切ないロマンスです。心に傷を抱えたふたりの恋のゆくえは?

大富豪との二度目の恋大富豪との二度目の恋

今や大富豪となった彼と再び愛を育む。 そんな夢物語は望むべくもない。 ほんの軽い気持ちで遺伝子検査を受けたところ、 家族の誰とも血がつながっていないとわかったジェイド。 両親の話によれば、彼女はハリケーンに見舞われた日に生まれたため、 病院でほかの赤ん坊と取り違えられたとしか考えられない。 事態を把握した病院から調査を依頼された人物が家にやってきたとき、 ジェイドは言葉を失った。高校時代の初恋の人、ハーレー・ダルトン! 悲しい別れのあとハーレーは会社を立ち上げて大成功を収めたという。 今や大富豪となった彼と、かたや出自さえわからなくなってしまった私。 ジェイドは思いがけない再会に密かにときめいた自分を戒めた。 人生に打ちのめされてしまった私が、彼と釣り合うはずもないのだから。 予測不能なロマンスで一躍人気作家となったアンドレア・ローレンスがお贈りする〈運命の歯車〉。赤ん坊のときに起きた取り違えをきっかけに展開するロマンスをお楽しみください。本作では遺伝子検査で衝撃の事実を知ったジェイドの再会物語が描かれます。

クリスマスの小さな天使クリスマスの小さな天使

あなたに身も心も捧げたのは、 寂しさを埋めるためじゃない……。 姉から預かっている生後半年の甥テディをかわいがるフィービー。 ある日、彼女が管理するコテージに、大企業の重役レオが静養に訪れる。 権力で人を従わせることに慣れた堂々たる態度の、容姿端麗な男性だ。 ひょんなことから彼と一つ屋根の下で過ごすことになり、 身の上話やクリスマスの飾りつけを一緒にするうち、打ち解けていく。 そんななか、フィービーは赤ちゃん用の木馬のオーナメントを見て、 3年前にお腹の子を亡くしたつらい記憶が甦り、思わず涙をこぼした。 レオの慰めに救われた彼女は、そのまま身も心もゆだねるのだった。 ところが翌日、気まぐれに現れた姉がテディを連れて帰ってしまい、 フィービーはふたたび喪失感にさいなまれて……。 ベストセラー作家J・メイナードが綴る本作は、『大富豪と偽りのシンデレラ』のヒーロー、ルックの兄レオが主人公。フィービーが生きる意味を問い直すためこのコテージに住むようになったと語る一方、レオはここへやってきた本当の理由を隠しているのでした。

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