小説むすび | 著者 : 横溝正史

著者 : 横溝正史

車井戸は何故軋る 横溝正史傑作短編集車井戸は何故軋る 横溝正史傑作短編集

ミステリ界の巨匠の軌跡、ここにあり! 〈金田一耕助〉シリーズ、〈由利麟太郎〉シリーズ、 ノンシリーズから精選した傑作17編 本格推理、耽美小説、時代小説など 多彩な作品を堪能できる、珠玉の短編集! ミステリ界の巨匠・横溝正史。本格推理、耽美小説、時代小説など多岐にわたるジャンルで活躍した著者の軌跡を堪能できる傑作十七編を、入手困難な初出誌と初刊本をもとにして執筆順に収録。寄宿舎内で起きた、死体のない殺人を描くデビュー作「恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)」。かつて亡き姉と過ごした蔵の中で、少年が遠眼鏡で見たある光景が語られる「蔵の中」。河を流れてきた、胸に短刀が刺さった蝋人形が悲劇の幕開けを告げる、〈由利麟太郎〉シリーズ「猫と蝋人形」。『犬神家の一族』の原点ともいうべき名品の雑誌掲載版「車井戸は何故軋る」。殺人の濡れ衣を着せられた男が隣人・金田一耕助に救われる、「蝙蝠(こうもり)と蛞蝓(なめくじ)」。著者没後に発表された、記憶喪失の女性の正体をめぐる「空蝉処女(うつせみ おとめ)」などを精選して贈る、珠玉のベスト短編集! ■収録作品 「恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)」 「河獺(かわうそ)」 「画室(アトリエ)の犯罪」 「広告人形」 「裏切る時計」 「山名耕作(やまなこうさく)の不思議な生活」 「あ・てる・てえる・ふいるむ」 「蔵の中」 「猫と蝋人形」 「妖説孔雀樹(ようせつくじやくのき)」 「刺青(いれずみ)された男」 「車井戸は何故軋る」 「蝙蝠(こうもり)と蛞蝓(なめくじ)」 「蜃気楼島(しんきろうとう)の情熱」 「睡(ねむ)れる花嫁」 「鞄の中の女」 「空蝉処女(うつせみおとめ)」

横溝正史少年小説コレクション7 南海囚人塔横溝正史少年小説コレクション7 南海囚人塔

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柏書房

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2021年12月25日 発売

横溝正史の少年少女向けミステリをオリジナルのテキストで集大成した「横溝正史少年小説コレクション 全7巻」、最終巻の本書は、戦前から戦後にかけてのノンシリーズ作品を収録。 絶海の孤島を舞台に繰り広げられる謎と怪奇に満ちた冒険譚『南海囚人塔』は、1931年(昭和6)に発表されたものの掲載誌の散逸でこれまで一度も刊行されることなく幻の存在とされてきた作品で、実に90年の時を経ての初書籍化となる。 他に、太平洋戦争前夜の緊迫した国際情勢を色濃く反映した伝奇海洋冒険譚として異彩を放つ『南海の太陽児』、海野十三急逝を受けて書き継ぎ完成させた『少年探偵長』の2長篇に、「黒薔薇荘の秘密」「謎の五十銭銀貨」「悪魔の画像」「あかずの間」の4短篇、といずれもストーリーテラーとしての面目躍如たる傑作群。 巻末には横溝正史夫人・孝子氏と長男・亮一氏、ミステリ作家・山村正夫氏による貴重な座談「横溝正史の思い出を語る」、本選集編者・日下三蔵氏による「横溝問答」を収載、付録も充実のシリーズ最終巻! 南海の太陽児 南海囚人塔 黒薔薇荘の秘密 謎の五十銭銀貨 悪魔の画像 開かずの間 特別収録作品 少年探偵長 海野十三 巻末資料 横溝正史の思い出を語る 横溝孝子・横溝亮一・山村正夫 横溝問答 日下三蔵

横溝正史少年小説コレクション2 迷宮の扉横溝正史少年小説コレクション2 迷宮の扉

出版社

柏書房

発売日

2021年7月26日 発売

没後40年、いまなお読者を魅了してやまない横溝正史の少年探偵物語を全7冊で贈るシリーズ第2弾に当たる本書には、おなじみの名探偵・金田一耕助が登場する3長篇と短篇2作を収録。  シャム双生児として生まれてきた兄弟をめぐる一族の愛憎劇と遺産相続争いが引き起こす連続殺人を描く表題作、ダイヤの入った黄金の小箱を狙って暗躍する仮面の怪人に金田一と少年が立ち向かう『仮面城』、奇術師姿の怪老人の予告通りに起きる児童連続消失事件の謎に少年探偵たちが挑む『金色の魔術師』--いずれも活劇的展開とミステリとしての意外性が横溢した傑作長篇3作に、短篇「灯台島の怪」「黄金の花びら」を収録。大人向けミステリの金田一耕助のイメージとはまたひと味違う存在感が魅力的な一冊。  今回も初刊時のテキストを使用、従来版でなされていた改変をオリジナルに復すとともに、刊行時の雰囲気を伝える挿絵を多数収録して完全復刻! 仮面城 金色の魔術師 迷宮の扉 灯台島の怪 黄金の花びら 巻末資料 『仮面城』(1952年版)まえがき 『金色の魔術師』(1952年版)まえがき 「横溝正史のジュヴナイルと金田一耕助」 山村正夫

完本 人形佐七捕物帳 三完本 人形佐七捕物帳 三

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2020年5月7日 発売

横溝正史がもっとも多くの作品を残した捕物帳「人形佐七」シリーズ。 残されたすべての作品180篇を収めた決定版全集!! 江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。 戦前~戦後に書き継がれた妖艶・怪奇・戦慄の作の全貌を知らしめる! 好評シリーズの第三巻! ■編集委員 浜田知明 本多正一 山口直孝 ■校訂・解題 浜田知明 ■解説 末國善己 ■装幀 クラフト・エヴィング商会  全巻に横溝正史次女・野本瑠美氏のエッセイを連載 日華事変(日中戦争のこと)が泥沼の様相を呈してきた昭和13、4年頃から、探偵小説は不健全で好ましからぬ読物として、軍や情報局から圧殺されてしまったが、捕物帳のほうはふしぎにお目こぼしにあずかった。しかし、それも長くはつづかず昭和17年頃、その人形佐七にも弾圧が下った。雑誌連載まかりならぬということになったのである。そのときの身を切るようなつらさを、私はいまでも思い出すことが出来る。(略)長く書き続けてきたお粂、佐七のご両人、辰や豆六との訣別がつらかったのである。長く書きつづけているうちに、いつか自然と情が移っていて、最後の一編を書くときには、断腸の思いであったといってもいい過ぎではないであろう。 (横溝正史「人形佐七捕物帳1」/『真説 金田一耕助』より) ■収録崎品一覧 「血屋敷」 「敵討走馬燈」 「捕物三つ巴」 「いろは巷談」 「清姫の帯」 「鳥追人形」 「まぼろし小町」 「身代り千之丞」 「出世競べ三人旅」 「怪談閨の鴛鴦」 「人面瘡若衆」 「蝙蝠屋敷」 「笛を吹く浪人」 「狼侍」 「日蝕御殿」 「雪達磨の怪」 「坊主斬り貞宗」

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