著者 : 荻野アンナ
昔も今も人はせつなく老いていく。青い部屋で老婦人はベッドに横たわるが、ときにフランス小話も語る。宝石のヤフオクにはまるヘルパーのモエ、横浜でなりあがる介護実業家のトチ中野、見てくれはいいけれど甲斐性なしのリチャード、整形を繰り返す大道芸人のミッキー…仲間に囲まれた老婦人は、シニア婚活パーティーで意外な若き日の過去に出会うが…。パートナーと父母の介護と看取り、著者自らの大腸がんとうつ病の25年。辿り着いた快活で人間味たっぷりの「老活小説」。
芥川賞が百一回目を迎えた時、奇しくも時代は昭和から平成へ移り変わった。第百一回から百五回までの六作品と選評・自筆年譜を収録 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昭和十年に始まった芥川賞が百一回を迎えたのは、日本近代文学の流れによりそうかのように、奇しくも時代が昭和から平成へと移ったときだった。 百回までを収録して好評を博した第一期・第二期十四巻に続き、文藝春秋八十周年記念出版として第三期五巻を刊行する。 第一回配本の第十五巻は新時代の文学の出発点を示す百一回から百五回の六作品、瀧澤美恵子「ネコババのいる町で」、大岡玲「表層生活」、辻原登「村の名前」、小川洋子「妊娠カレンダー」、辺見庸「自動起床装置」、荻野アンナ「背負い水」。既刊同様、選評、受賞者のことば、自筆年譜を併載。(文藝春秋)
『お熱いのがお好き』『七年目の浮気』など、おなじみの映画から、マリリン・モンローが飛び出し、影武者リンとコンビを組んで大活躍!ジョー・ディマジオやヴィヴィアン・リーも登場。上を下への大騒ぎで、難事件(?)を解決していく、推理仕立てのユーモア小説。
『お熱いのがお好き』『七年目の浮気』などお馴染の映画からマリリン・モンローがとびだし、影武者リンとコンビを組んで大活躍。あのマリリンが歌って、踊って、推理する小説ワンマンショー。