ジャンル : 外国の小説
美しい日本語を大切に、戦後を生きる子どもの心身共に豊かな成長を願い、童話や児童文学の翻訳に務めた言語学者・矢崎源九郎の翻訳によるアンデルセンの童話。「わるい王さま」「はだかの王さま」「みにくいアヒルの子」「りっぱなもの」「空とぶトランク」「人魚の姫」の6編。 わるい王さま005 はだかの王さま015 みにくいアヒルの子031 りっぱなもの065 空とぶトランク091 人魚の姫111 翻訳者が解説するアンデルセン182
ある輝かしい夏の日。生物化学の研究をする大学院生のウォレスが夏のすべてを費やした線虫の培地に、カビが生えていた。ウォレスはただ、笑った。数週間前に父が死んだ。心配してくれる友人たちをよそに、ウォレスはこれっぽっちも悲しみを感じなかった。感情と向き合うことを避けていた中、同級生の同性の友人と一夜を共に過ごした。ウォレスの中に眠っていた過去のトラウマ、温もりへの渇望が目を覚ましたー。ニューヨーク・タイムズ紙ほか、欧米の各紙誌で年間ベストブックに選出。デビュー作にしてブッカー賞最終候補作となった注目の一冊。
マリアナ諸島のサイパン島を発進して日本本土を空襲したB29の機長・リチャードソン。 彼は非人間的な戦場で人間らしさを取り戻せるのか……? B29機長の心に迫った物語『空をさまよって帰る(ROLL BACK THE SKY)』(1957年3月発行ニューヨーク・ポピュラー・ライブラリー)を B29の空襲を経験した訳者による、翻訳本。 目次 まえがき 訳者の被弾体験と本書との出会い 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章 第十二章 第十三章 第十四章 第十五章 第十六章 第十七章 第十八章 あとがき 本書の背景 B29について 「あとがき」の追記
全米100万部突破!!!2021年アメリカで最も売れたYA小説!真夜中0時に、その日死ぬ人に通告がくる“デス=キャスト”が普及した世界。死を告げられたふたりの孤独な少年は、最後の一日をともに過ごす友人となる…。
いつも皮肉を飛ばし合う、優等生のペッパーとお調子者のジャック。そんな正反対の二人は、家業の飲食店のTwitterで「中の人」をしているという、互いに知らない共通点を持っていた。ある日、ペッパーの母親が経営するお店が、ジャックの祖母が生み出した秘伝のレシピを盗作したという疑惑がかけられ、二人はTwitter上で全米を揺るがすリプライ合戦を繰り広げることに!その一方、二人は学校で流行りの匿名チャットアプリで親密な関係になっていて…?お互いの正体を知ったとき、二人の関係はどうなる?
気候変動の影響を世界でもっとも受けている国々のひとつ、マーシャル諸島。若き活動家が、母であり娘でもある自らの生、常に「大国」に翻弄されてきた祖国の歴史、刻々と国土をむしばむ温暖化などをテーマに創りあげた28篇。
韓国のRIDIBOOKS 2018年BL小説大賞受賞作がついに日本上陸。 2進法の世界で生きるコンピュータ言語ネイティブの「チュ・サンウ」の日常に、 同じ大学でグラフィックデザインを学ぶ感覚で生きる先輩「チャン・ジェヨン」がウイルスのように侵入してきた。 サンウは人生を狂わすセマンティックエラー(文法的には正しくとも機能しないコンピュータ構文)を正すことができるのか……。 2進法のサンウの視点と総天然色のジェヨンの視点が織りなす、コミカルラブコメディ! 分冊版1話〜12話を収録
第二次世界大戦でドイツが降伏した頃、アメリカのノースダコタ州とサウスダコタ州の境に隕石らしきものが落下する。しかしそれはただの隕石ではなく、火星から飛来したロケットであった。その中に乗り込んでいた奇妙な「火星からの人」がニューヨーク郊外の研究所に運び込まれ、科学者や技師などからなるチームが極秘のうちに、この火星人とのコミュニケーションを試みるが……『金星応答なし』に5年ほど先立つ、レムの本当のデビュー作とも言うべき本格的SF中篇『火星からの来訪者』、若き医師ステファン・チシニェツキは、町を歩いているときにユダヤ人と取り違えられて捕まり、他の無数のユダヤ人とともに貨車に押し込められ収容所に送られてしまう。ユダヤ人移送の決定的瞬間を描いた「ラインハルト作戦」、広島への原爆投下を主題にした、世界でもっとも早い文学作品の一つであり、SF的想像力を駆使して爆発の光景が創り出された「ヒロシマの男」など、レムがまだ20歳代だった1940年代から1950年にかけて書かれた、いずれも本邦初訳となる初期作品を収録。《星をちりばめた闇に茫然と言葉を失う者は/とても孤独で詩人に近い。》 【目 次】 火星からの来訪者 ラインハルト作戦 異質 ヒロシマの男 ドクトル・チシニェツキの当直 青春詩集 解説 レムは最初からレムだったーー最初期レムのSF、非SF小説、そして詩(沼野充義) 火星からの来訪者 ラインハルト作戦 異質 ヒロシマの男 ドクトル・チシニェツキの当直 青春詩集 解説 レムは最初からレムだったーー最初期レムのSF、非SF小説、そして詩(沼野充義)
大学院生ザカリーが図書館で出会った、著者名の記されていない本。そこには誰も知るはずのない、彼の少年時代の不思議な体験が記されていた。本の秘密を追う彼は、謎の男に導かれて魔法の扉をくぐり、どことも知れない地下に広がる“星のない海”の岸辺にある、物語で満ちた迷宮にたどりつく…めくるめく物語の魅力を巡る傑作本格ファンタジー。ドラゴン賞ファンタジー長編部門受賞作。
永岡書店のロングセラー「名作かみしばい」シリーズに新しいラインナップとして子どもたちに大人気のお話「そんごくう」が加わりました。近年子どもの国語力を伸ばすと見直されている紙芝居。「聞く力」「理解する力」が楽しく身につきます。裏書には「読み方のポイント」と、今作からめくるタイミングも入れました。また物語部分は全ての漢字にルビをふっていますので、お子様が読み手にも挑戦でき、音読の学習にもなります。臨場感あふれる大きなイラストで、子どもたちとお話の世界をお楽しみ下さい。
永岡書店のロングセラー「名作かみしばい」シリーズに新しいラインナップとして子どもたちに大人気のお話「アラジンと魔法のランプ」が加わりました。近年子どもの国語力を伸ばすと見直されている紙芝居。「聞く力」「理解する力」が楽しく身につきます。裏書には「読み方のポイント」と、今作からめくるタイミングも入れました。また物語部分は全ての漢字にルビをふっていますので、お子様が読み手にも挑戦でき、音読の学習にもなります。臨場感あふれる大きなイラストで、子どもたちとお話の世界をお楽しみ下さい。
永岡書店のロングセラー「名作かみしばい」シリーズに新しいラインナップとして子どもたちに大人気の『アナと雪の女王』の元話となったアンデルセン童話「雪の女王」が加わりました。近年子どもの国語力を伸ばすと見直されている紙芝居。「聞く力」「理解する力」が楽しく身につきます。裏書には「読み方のポイント」と、今作からめくるタイミングも入れました。また物語部分は全ての漢字にルビをふっていますので、お子様が読み手にも挑戦でき、音読の学習にもなります。臨場感あふれる大きなイラストで、子どもたちとお話の世界をお楽しみ下さい。
永岡書店のロングセラー「名作かみしばい」シリーズに新しいラインナップとして子どもたちに大人気のグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」が加わりました。近年子どもの国語力を伸ばすと見直されている紙芝居。「聞く力」「理解する力」が楽しく身につきます。裏書には「読み方のポイント」と、今作からめくるタイミングも入れました。また物語部分は全ての漢字にルビをふっていますので、お子様が読み手にも挑戦でき、音読の学習にもなります。臨場感あふれる大きなイラストで、子どもたちとお話の世界をお楽しみ下さい。
ブーケを胸に、未来の花嫁は愛の夢を見るーー 大作家が描く歓喜のウエディング短篇集! 北米ロマンス界を代表する大人気作家たちが、リレー形式で綴った伝説のウエディング短篇集! 花嫁のブーケは、青空に向かって投げられたーー愛の花を手にした乙女たちに訪れる、じれったくて切なくて甘い恋の時間。胸にじんとくる幸せな読後感をお約束します。
シンデレラは眠りにつくーー 子爵への愛が実ることを夢見ながら。 天涯孤独のオータムは騙されて全財産を失い、カジノの接客係になった。 ある日、彼女は酔客の喧嘩のとばっちりを受けて首になってしまう。 路頭に迷いかけたとき、思いがけず救いの手がさしのべられるーー 当の酔客トビーが責任を感じて、オータムがイギリスで働けるよう 偽装結婚して彼女を連れて帰りたいというのだ。 ハンサムな彼の提案に興味を抱いたオータムは、申し出を受け入れた。 ところが翌朝、目を覚ましたトビーは昨夜の記憶がない様子で、 指にはめられた結婚指輪に激しく動揺し、自分は実は子爵だと告げた。 オータムは驚き、気後れして身を引こうとするが、トビーは言った。 「しばらく子爵夫人として僕を支えてほしい。その後、離婚すればいい」 男性不信気味のオータムですが、条件つきでトビーについていくことに。条件とは、期間は3カ月、そして、体の関係は持たないこと。そうしてかりそめの子爵夫妻の奇妙な生活が始まりますが、気づけばオータムにとって、トビーは特別な存在になっていて……。
亡き父に代わって、小さな村の診療所を営むアンナ。ある日、父の友人でもあった同僚医師が病気になり、海外で療養するため、代わりの医師を手配して旅立っていった。アンナにとって、それが悪夢の幕開けとなるーその代診医とは、同僚医師の息子で彼女と犬猿の仲のサムだったのだ!今や彼はロンドンで活躍する高名な医師だけれど、案の定、口を開けば嫌みの応酬で険悪な雰囲気に…。それでも二人は、救患には息の合ったみごとなチームワークを見せた。やがてアンナは心の中で密かに芽生えた気持ちに戸惑い始める。サムがふと見せる“男”の顔に、胸がきゅんと苦しくなるなんて…。
先生との予期せぬ再会が、 シンデレラの夢の扉を開くーー オリビアは父の死後、母とともに祖母の家に身を寄せていた。 資格や技能はないものの少しでも家計を助けたくて、 病院の事務員として熱心に働いている。 そんなある日、カルテを取りに来た外科医ハソと短い会話を交わした。 わたしよりかなり年上のようだけれど、 とてもハンサムで感じのいい男性だったわーー 少し話しただけでも気持ちが温かくなるような。 しかし職場では人員削減が始まり、同僚をかばったオリビアは 自ら申し出て退職してしまう。次の仕事も見つからず、 くじけそうになっていたとき、彼女は町で偶然、ハソと出くわした……。 骨の折れる通勤時間を楽しい空想で乗りきることにしたオリビア。すてきなドレスを着て、おいしい食事を楽しみ、一晩じゅう踊り明かすーー頭に浮かんだお相手は、憧れの医師ハソでした。ありえない夢なんて見てはだめと、オリビアは自分に言い聞かせますが……。
誘惑は熱心に。別れは冷淡に。 女泣かせのギリシア大富豪が、ついに……? インテリアデザイナーのエバに、大きな仕事が舞いこんだ。 大企業の副社長マルコス・リオネデスの住むペントハウスの改装だ。 噂によれば、彼は興味を抱いた女性を熱心に追いかけるけれど、 いったんものにして冷めてしまうと、とたんに残酷になるという。 それは単なる噂ではなく、エバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかりだ。 だからエバは顔合わせの約束を二度までキャンセルし、 従妹に代わって、傲慢な大富豪にせめてもの仕返しをした。 ところがあるパーティで、エバはマルコスの興味を引いてしまい、 自己紹介された際、「エバ」とだけ名乗ってクールにあしらった。 ほどなく正体がばれ、彼のオフィスに呼び出されるとは思いもせずに! HQプレゼンツ作家シリーズ別冊より、キャロル・モーティマーの2部作〈ギリシアからのプロポーズ〉2話目をお贈りします。冷酷なはずのプレイボーイが見せる予想外の素顔に、ヒロインのみならず読み手も魅了されること請け合いです!