出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
22歳のモリーは、仕事でイングランド郊外へやってきた。華やかな世界を夢見ていたのに、モリーの初仕事は、地元の老婦人に料理の取材をすることだった。がっかりしながらも約束の場所へ急いで車を走らせていると、対向車線の高級車に衝突しそうになってしまう。車から降りてきたのは、びっくりするほどハンサムで裕福そうな男性だった。「僕はアレクサンダー・ヴィリヤーズ・セント・オテル伯爵だ」モリーは上司から“地域一帯から敬われる崇高な伯爵”の話を聞いていた。彼のことだったのね。それにしては、すごく態度が横柄だけれど…?おまけに、出会ったばかりのわたしにキスをするなんて!
スペインで修道女見習いをしている身寄りのないトニは、 いわれのない差別を受け、つらい毎日を送っていた。 ついに園丁の服を拝借した彼女は修道院からの脱走を企てるが、 途中、紛れこんだ祭りの喧噪のなかで盗人に間違われてしまい、 美貌の貴族ルークの手によりなんとか救われる。 トニは彼の船でスペインからイギリスへ向かうことになり、 身の安全のため、少年のふりのままルークや周囲の人々を欺いた。 だが一方で、ルークへの思いは日々膨らんでいくばかりだった。 そんなある日、彼らを乗せた船が嵐に巻きこまれてしまい……。
OLのあずさは、ひょんなことから社長の笠野美弦に弱みを握られてしまい、黙っている代わりに…と同棲&婚約者のふりをするよう命じられる。美弦は望まない縁談を避けたいらしい。希望部署への異動もちらつかされて渋々引き受けるあずさだが、イケメンで有能な美弦に四六時中、甘く強引に迫られドキドキの毎日!婚約はあくまで契約のはずなのに!?
三大女流作家 アイリス・ジョハンセン 死者の骨が語りかける真実に、そっと耳をすまして……。 最強ヒロイン、待望の復活。 死者の頭蓋骨から生前の顔を蘇ら せる複顔彫刻家イヴ・ダンカン。 その腕を買われて数々の難事件を 解決してきたが、ある日何者かが イヴを拉致する。犯人の要求は殺 された息子の「顔」をイヴに取り 戻させること。その裏には歪んだ 愛と恐るべき計画が隠されていた。 公私にわたりイヴを支えてきた刑 事ジョーは決死の捜索を行うが、 封印された過去が暴かれ……。ロマ ンティック・サスペンスの最高峰!
三大女流作家 ノーラ・ロバーツ 乾ききった砂漠では、 愛の花は咲かないと思っていたーー 不朽のマスターピースが復刻! ゴールドラッシュに沸く19世紀の アリゾナ。東部でレディ教育を受 けたセーラは、西部で成功してい る父と暮らすため砂漠の町へやっ てきた。しかし待っていたのは、 貧苦の末に父が命を落としていた 事実と、一匹狼のガンマン、ジェ イクとの衝撃的な出会いだった。 遺されたわずかなお金と涸れた土 地を前に、セーラは父の夢を叶え るため、その地で生きると決意す る……。幻のベストセラー、復刊!
ベッドで目覚めたとき、フィリッパはすべての記憶を失っていた。 ふと顔を上げると、見知らぬ女性が心配そうにこちらを見ている。 女性は叔母だと名乗り、フィリッパが結婚式の直後に車で失踪し、 事故を起こして怪我をしたのだと説明してくれた。 混乱するフィリッパの心をさらにかき乱したのは、 叔母の横に立つ謎めいたセクシーな男性だった。この人が私の夫? 名前すら思い出せないのに、なぜ体が熱く反応するのだろう? ほどなくして、記憶の戻らぬ妻と夫との奇妙な新婚生活が始まった。 お互いに欲望の炎を心の内に秘めたままで。
命に代えても惜しくない娘を授かった夜を、 決して過ちとは呼びたくない。 田舎町で幼い娘を育てながら、小さな宿を切り盛りするアナ。 酒に溺れる母親を抱え、その苦労は計り知れない。 そんなアナの慰めは、3年前に一夜を共にした男性の思い出だ。 翌朝彼は姿を消したが、アナはニュースを見て卒倒しかけた。 ディミトリ・キリアコウ。彼はギリシアの富裕な銀行家だった。 そして今、彼が現れたのだ。幾度となく夢に見た姿そのままに、 ゴージャスな魅力を振りまいて。 だが、ディミトリの口から出た言葉は残酷そのものだった。 「一刻も早く僕と結婚しろ。さもないと娘の親権を取りあげる」 リン・グレアムの愛弟子ピッパ・ロスコーが綴る、切ないシークレットベビー・ロマンス! R-3408『ボスと秘書には秘密がある』の関連作です。作中で徐々に明かされていく、ヒロインからヒーローへの届かなかった愛の手紙の内容が胸に迫ります。
おとぎ話のような結婚式の直後、 甘い恋に落ちたはずの夫の正体を知った。 幼くして両親を失い、厳格な祖父のもとで育ったエマは、 不動産王クリストに一目惚れし、結婚することになった。 祖父亡きあと、彼だけが頼りだった。だが披露宴の途中で、 エマは花婿と親友の会話をもれ聞いてしまった。 クリストが興味があるのは従姉のほうで、私にはーー 地味で平凡な私には、愛情を抱いてはいないと。 ショックのあまり逃げ出した彼女を、クリストは追ってきた。 そして離婚を主張するエマに、氷の瞳で結婚の継続を迫った。 今や君は無一文なのだから、と言って。 初夜に花嫁に拒絶され、形だけの白い結婚に甘んじざるをえないプレイボーイのヒーローでしたが、一度自分とベッドをともにしさえすれば、妻は離婚の意思を翻すはずと算段して……。彼がそうまでしてヒロインを手に入れたいのはなぜなのでしょうか?
星が大好きで、大人になった今も星に夢中のフラン。アメリカのホテルでニックと名乗る美貌の警備員と出会い、あっという間に恋に落ちて、親密なデートを重ねる仲になった。だが、祖父危篤の一報でフランはイギリスへ戻ることになり、二人の絆は儚く消える。数カ月後、彼女はあるパーティで、イタリアのホテル王ニコロ・ファルコーネを紹介されて驚いた。ニック!なぜ身分を偽っていたの?傷ついたフランは思わず詰め寄り、感情的に言い返すニコロと揉み合いながら、よみがえる情熱に身を投じてしまうー妊娠するとも思わずに。ドラマティックな展開と、純粋で愛らしいヒロイン。身ごもったことをヒーローに告げたものの、彼からの愛のない求婚は虚しいだけで…。
婚約を破棄された傷心の彼女に、 隣国の王から思いがけない求婚がーー モリアナはあまりのことに言葉を失った。 8歳のときに決められた隣国の王との婚約が、 彼に幼い娘がいたとわかり、突然破棄されてしまったのだ。 傷心に沈む彼女のもとに、その直後、求婚の手紙が届いた。 送り主は、もう一つの隣国の王テオ。 昔、犬猿の仲だった彼も王となり、花嫁が必要なのだろう。 家族を失い、この10年放蕩三昧だったと噂のテオが、 白いタキシード姿で現れた瞬間、モリアナは目を奪われた。 テオは獲物を狙う鷹さながら、彼女を熱い瞳で射抜き……。 たとえ政略結婚でも、いつか愛し愛される関係になれたらーーそんなひそかな夢を抱いていた、まだ恋も知らない純潔のヒロイン。セクシーなオーラをみなぎらせるヒーローの誘惑に屈するまいとしますが……。R-3439『鷹の王と秘密の愛し子』関連作です。
クリスマスの奇跡は、 愛と苦しみの記憶を呼び覚まして……。 道に迷い、たどり着いたスコットランドの小さな村のパブ。 店で働く女性を見て大富豪トーマスは目を疑った。「ロージー?」 半年前、車ごと川に落ち、行方不明になった妻ロザリンドだ。 思わず抱き締めたとたん、トーマスは突き飛ばされた。 過去の記憶をなくし、ロンドンの屋敷に住んでいることも、 5歳の娘がいることも、まったく覚えていなかったのだ。 トーマスが家族や経営する会社について詳しく話すと、 彼女は不安そうな様子ながらも、一度家に戻ってみると言った。 実は彼女が失踪したとき、すでに結婚生活は暗礁に乗り上げ、 離婚寸前だったとは知るよしもなくーー 聖なる季節に、まるでサンタクロースの魔法にかかったかのような、奇跡の愛の物語をお届けします。愛らしい5歳の少女に会い、すぐに懐かしい感情に満たされるヒロインですが、ゴージャスな夫との夫婦関係にはなぜか違和感を覚えて……。
真夜中に銀色の靴が脱げたとき、 わたしの恋は終わったはずだった。 アニッサはスイスの高級スキーリゾートで働くメイド。 ある日、スキーで転倒し、通りかかったレオに助けられる。 彼の優しさに感激し、一夜限りと知りつつ身を任せた彼女だが、 数日後、彼に偶然再会してしまうーー今度はメイドと客として。 レオがとんでもない億万長者だと知ってアニッサは臆するが、 NYでクリスマスを過ごそうと誘われ、戸惑いながらも受け入れた。 昼はともに観光、夜は彼のペントハウスで夢の時を過ごしてーー でも、これはシンデレラの夢。もうすぐ12時の鐘が鳴るわよね……。 そして、予感は的中した。ある日レオはクレジットカードを投げつけ、 ドレスでも買えと言うなり、彼女を置き去りにしたのだ。 レオが急に冷たくなった理由とは? 富豪一族の一員だと突然知らされた彼とその弟妹の事情は、本作から始まる3部作〈カッターネオ家のクリスマス〉を通してお楽しみください。イマージュの人気作家3名が肩を並べる競作ミニシリーズです!
夢の恋は道半ばで終わったーー お腹に小さな命を残して。 ケイトは兄代わりの大富豪ギャレットにずっと想いを寄せてきた。 でも、数多の女性と浮き名を流す彼をそばで見るのも、もう限界だった。 一方、ギャレットはケイトを守ることこそ我が使命としてきた。 彼が10歳のとき、ボディガードだった彼女の父親が 彼の身代わりとなって銃弾に倒れ、“娘を頼む”と言い残して死んだのだ。 だがある夜、ケイトが高熱を出したギャレットを見舞うと、 朦朧とした彼に押し倒され、情熱が堰を切ったようにあふれ……。 夢のまた夢と思っていた瞬間を迎え、幸せをかみしめるケイトの心に、 彼が不意に放った言葉が突き刺さるーー別の女性との結婚話がある、と。 ショックのあまりギャレットの家を飛び出した数週間後、 彼の子を宿しているとわかり、ケイトは途方に暮れた。 ギャレットが別の女性と結婚するかもしれないと聞き、かけがえのない宝石のように抱きしめてくれた彼の腕の感触を思い出さないよう、必死に思い出を打ち消すケイトでしたが……。本作は、『億万長者と硝子の花嫁』と『仰せのままにキスを』の関連作です!
病の娘のためなら、何もいとわないーー 私を不幸にした彼に頭を下げることも。 幼い娘が白血病にかかり、一人親のマーラは治療費に困っていた。 夫が亡くなったために医療保険が支給されないのだ。 1年前のあの日、旧友で資産家のファルコンと再会した夫は、 ファルコンのおごりで酒を飲み、運転中の事故で帰らぬ人となった。 夫の死に関してファルコンにも責任があると感じたマーラは、 葬儀の日に彼が申し出た援助を、衝動的に拒んだのだった。 だが万策尽きた今、マーラはやむをえずファルコンを訪ね、 家政婦として働いて返済するので、治療費を貸してほしいと願い出る。 小切手は切ってやるから、さっさと帰れと追い返された翌日、 突如ファルコンが彼女の家に現れ、言った。「僕と結婚するんだ」 掃除、洗濯、料理、どんなことをしてでも娘の治療費をーー我が子の命を救いたいマーラの切なる願いは、ファルコンの突然の愛なき求婚によって、思わぬ方向へとさまよいはじめます。一緒に暮らしはするけれど、名ばかりの夫婦でいればいいという彼の真意とは?
大学生のソフィはシチリアで12歳年上の大富豪マックスに恋をした。世の女性が放っておかない彼のような魅力的な男性に求愛され、ソフィは天にも昇る思いで純潔を捧げた。しかし、二人のあいだで結婚の約束まで交わしたというのに、ほどなく彼と長年噂のある女性との親密な会話を立ち聞いてしまう。ショックを受けたソフィは、即座に別れを告げたのだった。7年後、とあるパーティで二人は再会を果たす。ソフィの父親の会社が窮地にあると知ったマックスは、負債を引き受ける代わりに、君を愛人として囲うと言い放ったーかつて一方的に離れていった彼女を、飽きるまで楽しむつもりで。ソフィは幼い義弟を路頭に迷わせないために、マックスとの屈辱的な取り引きに応じざるをえなかった。けれど、いざヴェネチアの屋敷での同棲生活が始まると、ソフィの中にあった情熱の残り火が今にも再燃しようとして…。狂おしいほどにもつれる愛の物語。
目と目が合った瞬間に、 この世の全てが消え失せた。 いったいどうして老伯爵は、天涯孤独の貧しい私に全財産を譲ったの? しかも相続の条件は、年内に結婚することだなんて……。 「うまくやったものだな、ミス・ワイルディング」 新伯爵ベインに蔑むように見据えられ、メアリは体じゅうが熱くなった。 つまり、読み上げられた遺言書の内容は聞き間違いではないのだ。 あまりの出来事に呆然とするメアリにベインは愛なき結婚を迫り、 この世のものとは思えないほど甘美で情熱的なキスをした。 「さっさと私を殺せば、あなたの問題はすべて解決するのに」 胸の高鳴りを懸命に押し隠すメアリに、ベインは冷たく告げた。 「その方法についても、考えなかったわけじゃない」 愛に背を向けた伯爵と、愛を夢見る貧しい娘。出会うはずもなかった正反対の二人がなす術もなく惹かれあうとき、過酷な運命が幕を開けて……。リージェンシーの名手と名高い英国の人気作家が精緻に描く、ミステリアスで情熱的な珠玉のシンデレラ・ストーリー。
司祭だった父が急死し、19歳のマリアンと一家の生活は困窮していた。周囲に立派な結婚相手を探してやると言われても気後れしてしまうのは、プライドの塊のような高慢な貴族たちを嫌っているから。たとえ爵位や財産がなくとも、彼女の両親のように、心から愛し愛される関係でいられる人との出逢いを夢見ているのだ。そんなある日、マリアンは体調を崩した大叔母を見舞うため遠くの地へ向かう途中、こちらを熱く見つめる青い瞳の男にでくわした。不躾な視線に怒りを感じてもいいはずなのに、なぜか体の奥が疼く。この気持ちは何…?戸惑うマリアンは知る由もなかったーよもや彼が11代目マールベック侯爵ドルーで、跡継ぎを産む従順な妻を求める、愛を知らない男だということなど。大叔母を気遣ってしばらく滞在することになった地で、マリアンは吸い込まれそうなほど深く美しい瞳のドルーと偶然再会。彼女の人生で初めて芽生えた恋心はさらに膨らむが…。社交界の貴婦人に退屈していた侯爵は、彼女をどう見るのか?
カリーナが事故に遭い、記憶を失ってから1年が経った。 実業家であるフォードの豪奢な屋敷で暮らしているが、 彼がフィアンセだということは、いまだに思い出せない。 こんなにもハンサムで、優しくて、お金持ちな人が婚約者だなんて。 事故以前のように愛し合いたいと情熱をあらわにするフォードには 強く惹かれているが、いつも記憶のない罪悪感のほうが勝ってしまう。 そんなある日、カリーナに瓜二つの女性が現れ、激しく非難される。 「私がフォードの婚約者。あなたは偽者のなりすましよ」 このとき初めてカリーナは悟り、そして打ちのめされた。 フォードを愛している。けれど彼が愛したのは、私ではなかった……。 記憶が戻らないままヒーローへの愛を育み始めていたヒロインの前に、突然現れた“本物”の婚約者。意外なエンディングまでいっきに読ませる記憶喪失ロマンスをお楽しみください。
ビリーは8歳のとき、母とギリシアに移り住んだ。よそ者扱いされていた彼女をいつも救ってくれたアレクセイは、5歳年上の少年で、代々その土地を治めてきたドラコス家の継承者だ。時が経ち、アレクセイは若くして大成した実業家となり、ビリーは彼の個人秘書として、恋の後始末までも引き受けている。秘め続けた彼への想いには、永遠に蓋をしたつもりだったのに…アレクセイの両親が事故で急死した夜、二人は衝動的に結ばれた。ビリーにとっては、悲嘆に暮れる彼を慰めたい一心だった。生まれて初めて愛を捧げたこの一夜に彼女は妊娠するが、アレクセイを襲ったある事故によって、告げることができなくなる。