小説むすび | 出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン

雪の天使をつかまえて雪の天使をつかまえて

恋に落ち、愛し合い、そして別れた。 十代の破れた夢が、今ふたたび……。 夫を亡くし、2歳の息子を女手一つで育てるジョージアは、 クリスマスを前に車で実家に帰る途中、吹雪で立ち往生していた。 渋滞を避けて入った脇道で、目の前に古い屋敷がかすんで見える。 あれは、十代のころ恋人のセバスチャンとよく忍び込んだ空き家。 生涯を誓い合ったのに、彼は二十歳を過ぎると人が変わったように 我が事ばかりに夢中になり、彼女は寂しさから別れを告げたのだった。 9年後の今、富豪となった彼は屋敷を買い取り、住み始めたと聞いている。 ずっと疎遠にしていたけれど、このままでは息子が凍死してしまう! ジョージアはすがる思いで車の外に飛び出し、助けを求めたーー 思い出の屋敷から向けられるであろう、冷たい視線に怯えながら。 C・アンダーソン史上、特に出色の出来と編集者が太鼓判を押す自信作です! 長らく別々の道を歩んできた二人。二十歳のセバスチャンの身に起きた知られざる真実、そして彼が命を燃やすように立身を目指した理由とは……? 感動必至のラブストーリーをどうぞ。

運命の鎖運命の鎖

切なさや悲しみはこらえてきた。 でも、こらえきれない涙もある……。 領主館に勤めるスザンナは、敷地内の小さな家におばと暮らしていた。 だが最愛のおばが亡くなったとたん、くびを宣告されたうえに、 半月のあいだに家も明け渡すように言われてしまう。 かつて孤児となったスザンナを、おばは快く引き取ってくれた。 以来、ここは唯一安心できる我が家だったのに……。 退去までにすべきことを、スザンナが紙に書き出していると、 目の前に、おばの最期を看取った外科医のガイが現れた。 初対面では冷たい印象だった彼も、今は気遣う表情を見せている。 その瞬間、懸命にこらえていたはずの悲しみが、 大粒の涙となって、スザンナの青白い頬を流れ落ちたーー 不遇ながらも一生懸命に生きる主人公を数々描いたB・ニールズですが、中でも本作のヒロインは屈指のいじらしさ。交通遺児となり、大学に行く夢が叶わなかった切なさを抱えていても、けっして顔には出さないスザンナが、なぜかガイに対しては感情を隠せず……。

愛を運ぶウエイトレス愛を運ぶウエイトレス

美しくも辛辣な若き富豪が、 無垢な乙女を相手に火花を散らすーー 「そんなに莫大な遺産を、この私に? 冗談でしょう?」 学費を貯めるためウエイトレスとして働く苦学生のグレーシーは、 亡くなった老友ハリーの遺言を聞いて、心臓が止まるほど驚いた。 かつて向かいの建物に住んでいた彼が、世を忍ぶ大富豪だったなんて! 全財産を世のため人のために使ってほしいとグレーシーに託したらしい。 そうとなれば、彼の崇高な遺志に従うしかないわ。 生前、身内の話をいっさいしなかったハリーだが、 じつのところ、ハリソン・セージ三世という名の有能な息子がいた。 青い瞳と黒髪を持つ美貌の彼に会うなり、グレーシーは目を奪われるが、 ハリソンの放った言葉が刃のように彼女に襲いかかった。 「金目当ての女の手練手管か。このままで済ませるつもりはないからな」 翻訳家や編集者にもファンの多い、愛される作家E・ベヴァリーのキュートでホットな恋物語をお贈りします。亡き友人ハリーに身内がいたとわかってから、彼らに意地悪をされるのではないかというグレーシーの不安が的中。純真無垢な彼女と大富豪の恋の運命は?

ホテル王と一年だけの花嫁ホテル王と一年だけの花嫁

この結婚は相続のためで、 愛はまったく存在しないはず……。 マリーサはリニューアル・オープンした高級ホテルで働いている。 母は病気で動くこともままならず、弟も事故で障害を負い、 マリーサが一家の大黒柱とならざるを得ない境遇だ。 そんな彼女の職場に、青く鋭い目の長身の男性客が現れた。 彼は無理難題とも言えるような要求を次々にしてきたが、 マリーサは一生懸命そのすべてに応えてみせた。 すると、マリーサは彼に呼ばれ、驚愕の事実を明かされる。 この人が偽名でホテルの偵察に来たオーナー一族の御曹司、キャメロン? 彼に見こまれたマリーサは、さらなる驚きに襲われる。 “遺産相続のため、1年だけ妻になってくれないか”と言われたから。 マリーサは家族への手厚い医療支援も申し出てくれたキャメロンの優しさに感動しながらも、契約ずくめの結婚にためらいをおぼえます。婚約者に捨てられた過去を持つマリーサ。すでに彼を好きになり始めていた彼女には、1年後の別離に耐える自信などなく……。

ルール破りの恋ルール破りの恋

アンは国内有数の若き実業家マットの個人秘書に採用された。 前職で性的ないやがらせを受けた心の傷がまだ癒えない彼女は、 プレイボーイと悪名高いマットの前では地味な服装に徹している。 初日から「僕に恋をするのはルール違反だ」などと言う傲慢な彼は、 きっと女性はみな自分に夢中になるとでも思っているのだろう。 がむしゃらに働くアンは、すぐにマットからの信頼を勝ち得、 二人は息の合った仕事ぶりで次々とプロジェクトを成功させていった。 ある夜、アンはマットから高価な真珠のチョーカーを贈られた。 彼は「感謝の印だ」と言うが、その目には激しい欲望の炎が見える。 男性的な情熱におののいたアンは、思わず逃げ出してしまい……。 富も権力もほしいまま、パワフルかつセクシーなヒーローを描く人気作家エマ・ダーシー。アンを失うことを恐れたマットは自分の欲望を封印します。いっぽう、一度は真珠も誘惑も拒んだアンでしたが、やがてマットを愛してしまったことに気づくのです。

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