出版社 : 早川書房
アンドロメダ星雲の惑星ヒストリーには、ネアンデルタール人から現代の太陽系帝国の軍人まで、ありとあらゆる年代の地球人が集められていた。特殊なエネルギー・フィールドに包まれたこの惑星の住人は永遠の若さを与えられているのだ。だが、そのフィールドが突如消失してしまった。真相を解きあかすべく、ただちにスナイダー少尉がヒストリーに派遣されたが!?
シルヴァー・イオナイズド・自動制御・人間型・エレクトロニック・ロボット。-エレクトロニック・メタルズ社が試作した精巧仕様型ロボットのひとつ。とび色の瞳に赤褐色の髪、銀色の膚をしたシルヴァーはギターをつまびき、ありとあらゆる歌を紡ぎだす。ひとびとはデモンストレーション中のかれの歌をきそって聴きたがった。だが、たったひとつだけ、エレクトロニック・メタルズ社にとって誤算が生じた。人間そっくりのシルヴァーに恋する少女が現われたのだ…。近未来を舞台に、物語の名手タニス・リーが情感豊かに描きあげる、少女とアンドロイドとのSFラブロマンス!
地球上空に忽然と謎の小惑星が出現した。直径100キロ、長さ300キロにもおよぶこの物体は〈ストーン〉と名づけられ、アメリカを中心とする調査隊が派遣された。調査隊の報告は驚くべきものだった。-〈ストーン〉は巨大な宇宙船であり、しかも内部に保存されていた資料から見て、“未来の地球人”の手になることが明らかになったのだ!しかもその資料には、これから起こる熱核戦争の結果までもが詳細にしるされているという。だが、〈ストーン〉が秘める謎は、それだけにとどまらなかった…。『ブラッド・ミュージック』で話題の著者が壮大なアイデアで描く力作SF巨篇。
〈ストーン〉をめぐって、国際情勢はいよいよ緊迫してきた。情報の公開をもとめるソビエトが、宇宙軍をくりだして〈ストーン〉に迫ったのだ。それと前後して、アメリカの天才美人物理学者パトリシアが、調査隊によって〈ストーン〉に招かれた。彼女がそこで見たのは、内部の空洞から無限の彼方へと一直線にのびる超空間通廊だった!パトリシアは調査隊と協力して精力的に研究をつづけたが、一方ソビエトは、〈ストーン〉、地球相方でついに大規模な軍事作戦に踏みきったのだ!期待の新鋭グレッグ・ベアが、無窮の時の流れを背景に、雄大に描きあげたSFスペクタクル!
悪霊に取り憑かれた男爵が、ダマール国の王権を握ろうとしている。この噂を耳にした国王は、この男爵に立ち向かうべく作戦会議を開いた。その時、会議に少女が現われた。王の一人娘イーリンである。しかも、あろうことか姫は自ら王の軍勢に加わりたいという。が、臣下の反応は冷たかった。真偽のほどはわからぬが、魔女の娘と噂される姫とは行動を共にしたくないというのだ。今は亡き母の秘密を探るイーリン姫は、幾多の試練ののちに意外な事実に出会った!ニューベリー賞受賞!
星涯星系の高級住宅地にある一軒の邸に生まれながら寝たきりの少年がいた。折り合いの良くない継母と留守がちの父親ー少年は孤独だった。だが、この少年こそ、自分の頭の中に多次元空間をイメージできるという、何億人にひとりいるかいないかの稀有な能力の持主なのだ。看護婦として邸に入りこんだ〈銀河乞食軍団〉のユキは、孤独な少年の心を捉え縮圧されて四次元的に切り離されてしまったタンポポ村の位置割り出しを依頼したが…少女パムの「両親とタンポポ村を探して欲しい」という頼みに〈銀河乞食軍団〉は応えることができるのか?
外惑星動乱。航空宇宙軍史上、最も華々しく語られ、語られぬ哀しみに満ちた時代。-ダンテ隊長率いる外惑星連合のコマンド部隊は離反したタイタン軍の研究所を急襲する。接収を命ぜられた新開発の戦闘艦の制御機構には、人間の脳が使われていたのだ。一方、シャチのジョーイは青く暖かい海から暗く冷たい宇宙へ追いやられる。その訓練された脳を航空宇宙軍の戦闘艦に組み込まれて…。そして戦後40年。相前後してサルベージに赴いたトランパーたちが遭遇したものは、いまだ宇宙を漂う、非情な兵器開発の犠牲者となった彼らの怒りと哀しみだった!
数ある物件の中から、このコテージを選んだのはミッジだった。彼女の同棲相手マイクには、それがどうにも腑に落ちなかった。なぜ、このコテージでなければないけないのだ?彼女はこの家と何かつながりがあるのか?だが、実際に住みだすと、その家はマイクの懸念に反し、ミッジの想像どおり快適で暮らしやすかった。いや、それどころか、そこへ引っ越して以来、2人にはすばらしいことばかり起こり始めたのだ!まるでその家には魔力があるかのようだった…。
ものごとには必ず裏があるもので、当初よいことずくめだったコテージでの生活もしだいに奇怪な様相を呈し始めた。ミッジの描いた絵が動き、壁が迫る。しかし、そんなことは序の口で、天井裏に巣くうコウモリの大群にいたっては、まさに悪夢そのものといった有様。しかも、コテージに異様な関心を寄せる新興宗教団体にミッジが魅せられるや、恐るべき出来事が…!英国でスティーヴン・キングを上回る人気のハーバートが、牧歌的なタッチで描くベストセラー作品。
それは死の宣告だった。癌ーそう聞いた瞬間、勤勉な会計課員だった男の人生は急転した。呆然として帰宅した男は、銃を手に、夜の街へ出て行くービバリー・ヒルズは戦慄した!何者かが高級車に乗った人々を次々に射殺してゆくのだ。LAきっての敏腕刑事ニッキーの追跡を嘲笑うかのように、射殺魔はその足取りをまったくつかませない。焦慮にかられたニッキーは、ビバリー・ヒルズを完全包囲する史上空前のマンハントを展開する。だが、射殺魔が次に狙いをつけていたのは…。息づまる対決をスリリングに描く、傑作サスペンス・アクション。
エリザベスが消えちゃった!スイート・ヴァレーに引っ越してきた、大金持ちのモロー家のパーティーにくるはずなのに、いつまで待ってもあらわれないの。病院のボランティアはとっくにおわった時間なのに、いったいどうしちゃったのかしら?ジェシカやトッドの心配は深まるばかり。もしかしたら、彼女の身になにかが起きたのかも…そのころエリザベスは、人里はなれたきたない小屋に。とじこめられて、手足をしばられ、身動きできない、大ピンチ!
友人の爬虫類学者ブラックウェルが何者かに殺された時、現場を発見したキルゴアは警察の容疑者リストのトップにのせられた。やむなく自分で調査を始め、ブラックウェルがある峡谷のダム建設反対運動にかかわっていたことを突きとめる。追及を続ける彼の前に現れる、謎めいた美しい女性生物学者、執念深い殺人課刑事、マリワナ栽培を事業にする奇妙な農場主-新種のサンショウウオを軸に、意外な方向へ展開する事件は、雄大なクラマス山脈の奥深くへとキルゴアを導いていく。うっそうと生い茂る森、けわしい頂神秘的な川。ナチュラリストであり、トレッキングのプロであるキルゴアが立ち向う、大自然と人間界の罠!
ニューヨーク北郊にあるモネコワ空軍基地。5000人の訓練兵が詰め、武装哨兵が門を固める。マーティー・フスコがパーカーに持ち込んだ計画は、そこから兵士の給料をいただこうという途方もないものだった。後に『掠奪軍団』『殺戮の月』で活躍するディヴァーズとパーカーとの出会いを絡め、アメリカ空軍を相手に回した困難な給料奪取作戦の意外な展開を描く好篇。
時は21世紀。かつて栄華を誇ったアメリカは、あとかたもなく消えていた。広大な国土には葛がおい茂り、大都会のあった場所には巨大な人工ドームがそびえるばかり…。〈都市核〉と呼ばれるこうしたドームが今や独立した国家となっているのだ!ジョージア州アトランタも例外ではない。だが宗教的独裁政権に支配されるこの街に、白鳥座からエーリアンが訪れて、ひっそり暮らしていた。市民には彼らの目的も、真意もわからなかったが、エーリアンの存在自体が、やがて〈都市核〉を根底から揺るがしていくのだった!米SF界きっての技巧派が鮮やかに描き出す近未来SF登場。
太陽系文明の守護者にして、自由の戦士ーそれが、太陽系パトロール隊だ!オイスター・ホワイトの制服に身を包んだパトロール隊士官は、ぼくらの憧れのまと。そう、ぼく、マット・ダッドソンもパトロール隊士官を夢見て、士官学校に入学したのだ。サンタバーバラ・フィールド基地にあるヘイワース・ホールでの厳粛な宣誓式のあと、士官候補生となったぼくは、地球軌道上の練習船ランドルフ号へと向かった。だがそこで待ちうけていたのは、信じられないほどの苛酷な訓練だった…巨匠ハインラインが宇宙に乗りだした若者の友情と冒険の日々を鮮やかに描く傑作宇宙SF!
銀河辺境にある灼熱惑星の安宿で惰眠をむさぼっていた元宇宙海軍写真兵曹パイクは、絶世の美女からつまらない仕事を依頼された。だがそれが恐るべき秘密をめぐる陰謀にパイクをまきこんだのだ。突然マッシャー・ビームで狙撃されたのを手はじめに、わけもわからぬうちに殺人の容疑者にされ、警察とギャングどもの両方から追いまわされるはめに陥ったのだ…!
異世界ケレワンとの大戦争終結後1年、今やクロンドル公となったアルサとアニタ姫との結婚式がとり行なわれようとしていた。だが時折しも、アルサの命を狙う男がいた。その名は邪悪な魔道士マーマンダス。彼は「西部の支配者ーアルサが死ぬ時こそ権力が蘇る」という予言を信じ、暗殺者を用いて結婚式の最中のアルサに矢を放った。ところが、こともあろうに矢はアニタ姫に命中。しかもその矢には黒魔術で調合した毒まで塗ってあった!刻一刻と死に近づく姫を救うため、アルサとその仲間は解毒剤シルバーソーンを探し求めて旅に出るが…。
アルサ暗殺に失敗したマーマンダマス率いる一団は、再び不穏な動きを見せ始めた。この邪悪な集団の背後にもっと大きな魔力があることを察知した魔術師パグは、異世界ケレワンにこれを解く手掛りがあると考えた。だが、今やケレワン人にとってパグは裏切り者。おいそれとは彼らの前に姿を現わすことなど出来ぬ。ケレワン人に見つかれば、その場で処刑されることは必至。そんな危険もかえりみず、パグは異世界へと飛んだ。そして彼はマーマンダマスの背後にいる怖るべき敵の正体を知るが…!?大好評『魔術師の帝国』に続く壮大なサーガ第2弾。