1988年3月1日発売
狂犬どもよ地獄へ堕ちろ!平凡な男が復讐の狼となったとき、もう誰も阻止はできない…。発端は奥多摩での殺人現場の目撃だった。脅迫者からの執拗な暴力ののち、妻を凌辱殺害され娘を轢殺された佐竹は、ついに怒りを爆発させた。鮮烈なエロスとハードなバイオレンスで人気随一の長編サスペンス最高峰!
比嘉たち4人のジャズプレーヤーの演奏を聴きに陳翔という中国人がやってきた。武術家でもある陳翔来日の真の目的は、天才空手家・比嘉と雌雄を決することだという。陳翔の行動に秘められた恐るべき謎とは何か?そしてついにテロリスト「ホワイト・タイガー」との息づまる決戦の日がきた!評判シリーズ第5弾!
大阪と東京との対抗意識は相撲界にも持ちこまれ、東西合併興行は大さわぎ。上方力士の梅ヶ谷が勝利を収めて湧く大阪の町で、元大関不知火の化粧まわしが3本盗まれる。不知火も上方から東京に出、頂上をきわめた名力士だった。元大関のまわしなどを、誰が何の目的で盗み出したか?海坊主の親分の活躍に期待が集まる。快調大阪捕物帳。
緑の魔境に美貌の女戦士・沢村ゆりが誘拐され、恋人のナンバーワン勇者・矢沢高雄が駆けつける。だが、新たな敵は、バイオテクノロジーによって生み出され、我らこそ世界最強と豪語する、マシンソルジャーたちだ。ついに、矢沢危うし!最新鋭の武器、凄絶な肉弾戦、濃密なエロティシズムの格闘物語第6巻。
中国奥地への学術調査隊に加わった青年早見大介が、不審な死を遂げた隊長の“密命”を受けた。早見は任務を遂行すべく、バイクを駆って、雄大な天山山脈、タクラマカン砂漠、さらに秘境の地へ。彼を襲う謎の男たちとの闘いののちに、彼が探りあてた未踏の地の秘密とは何か?清新、熱血のバイク冒険小説。
愛について語ることから物語は始まる。バイクショップのオーナー・本間陽一は、今も別れた妻を愛している。彼女が仲間とビーチに建てた黄色の家。やがて彼は宇宙の意志に導かれオーストラリアへ向かう。海と砂漠。1発の銃声。ふたつの組織。〈サザンクロス〉の謎を追う、長編冒険オートバイ小説。
妙武岳山中で起こった若い男女の哀切の情死事件には、親子2代にわたる驚くべき秘密が宿されていた(表題作)。ほかに、著者会心の、花に托した愛のミステリー2編(「花緋文字」「菊の塵」)と、窓際人間たちが巻き起こす珍無類のユーモア・ミステリー3話(「陽だまり課事件簿」)を収録する魅力の連城推理世界。
慶長8年2月、家康は征夷大将軍に就任し、いよいよ天下人として、理想の国家づくりに着手した。徳川・豊臣両家の和合のため、孫の千姫を秀頼に嫁がせ、「斬り取り勝手」の戦国の常識を根底から改革しようとする。しかし淀君をはじめとする反徳川の執念は根深く、泰平の道はいまだ遠しである。
江戸に幕府を開いた家康の封建政治はようやく人々の理解を得て根づくかに見えた。日本は世界一の進歩国として世界に知られ,国内では秀忠に嫡子竹千代が生まれて徳川の基礎も固まった、と思われた。が、次期政権を望む淀君と秀頼にとっては竹千代出生は大きな不安の種となり、再び乱世のきざしが。
着々と国内統治を進める一方で、家康は海外貿易に情熱を見せる。と、ここにもまた一つの矛盾が生じた。紅毛人対南蛮人の確執。それは世界の海に野望をもやす大久保長安の奇怪な夢を煽り、伊達政宗、松平忠輝をもふしぎな野心の渦に捲きこんだ。さらに切支丹勢力の画策!家康の理想は危機に瀕する。
大久保長安の“貿易日本”建設の野心は、松平忠輝と伊達政宗の心を大きく揺さぶった。しかし野心は時として無謀を呼ぶ。はたして長安の動きは、旧教宣教師や関ケ原牢人の、徳川覆滅の夢を煽る導火線となった。大坂へ大坂へと、諸国の牢人の激情が集約されてゆく。“大坂の陣”はすでにその兆しを見せた。
太平洋戦争のルソン島戦の生き残りでのちに三丸コーポレーション総帥となるサワムラ・ミノルは、過去の恨みを晴らすために、秘密結社ヤマト・グループを結成。かつての枢軸同盟国・西ドイツのアーベントラント・グループと共謀し、旧敵国のアメリカに対しドル大暴落の復讐戦争を仕街ける…。日独同時発売の衝撃作!
男が銀行の前に立ったとき、革命が始まる。飛翔度800パーセント。純粋度900パーセント。興奮度1000パーセント。ここに、小説という名の爆弾が誕生した。ついにベールを脱ぐ、譲太郎の幻の処女作!
本書は、昭和30年1月号から31年12月号まで、雑誌「主婦の友」に連載され、その後、昭和31年11月に、写真と挿絵を除き、本文のみが、同じタイトルで、主婦の友社から出版された、その新装版である。この小説は、編集部が、関係する各方面の方々を、できうる限り訪ね歩いて集めた厖大な資料と聞き書きをもとに、小山さんに書いていただいたものである。
あたし(未来)、パパに対してすごく怒っている。だって朱海さんと会うの、ダメだって。原因は、夜、2人だけで家にいたのを、隣のおばさんがパパに知らせたからなの。で、朱海さん、パパに直接会って謝ることにした。パパったら、堂々としてる朱海さんに負けて交際OK。久しぶりにヨットに乗れた。ところが、奈由里さんがらみで大騒動が…。うららか稲子さままで巻きこんじゃったのよ。
7年ぶりにこの町に帰ってきた17歳の鞠子。幼なじみの多加子や初恋の人・政司とも再会して新しい高校生活も順調にスタートした。でも、7年の歳月は人を幸せにばかりはしない。一番の仲よしだった三貴が、グレて問題児になっていたのだ。そんな三貴にも変わらぬ友情を示す鞠子。三貴の心も少しずつとけて、自分のBF・涼を紹介するが…。愛と友情のはざまでゆれ動く少女の物語。