1992年3月発売
SFか?現実か?新生ドイツの話題作。西暦2016年のドイツ。17歳の高校生カールは小さいときから自分が養子であることをきかされていたが、実の両親捜しを進めていくうち、出生にまつわる怖ろしい秘密を知ることになる。
麗子・23歳、有美子・19歳。美人の誉れ高い姉妹が、性獣たちの毒牙に堕ちた。妹を助けたいばかりに、乳房を、秘唇を嬲り抉られながら、長い髪を乱して舌戯に耽る麗子。脚では、四つん這いになって、処女地を荒らされる有美子。高まる姉妹の悲鳴、呻き、鳴咽…。やがて、姉の股間からは愛液が、妹からは鮮血が滴りはじめた。
人は苦悩に耐えていかに生きるか、その一つの道がここに示されている。本書は著者自身の惨憺たる闘病経験を通して、現代の医療界にしみついている危険な体質に対する根源的な問いかけをしている。
「勝って私を迎えに来て!」と女は言った!「必ず勝つ!待っていてくれ」と男は答えた。生死を賭けたレーサーを取りまく男たち女たちの複雑な愛と人間模様が絡みつく。勝利か、敗北か、愛か、死か?その結末は-?
「女は変る、信ずるは愚なり」の命題を前に、鈍く透明な光に満ちた妹と、琥珀色に彩られた火のような姉が、一方は初老の紳士に嫁ぎもう一方は異国人の子爵と駈け落ち婚を遂げた。だが、美しい姉妹の禁断の園は-。
秩父の山荘に7人の芸術大学生が滞在した日から、次々発生する恐怖の殺人劇!最初の被害者は地元民で、死体の傍らにトランプの“スペードのA”が意味ありげに置かれる。第2の犠牲者は学生の1人だった。当然の如くスペードの2が……。奇怪な連続殺人を、名探偵星影竜三はどう解く?巨匠の本格傑作。
上着を着て、懐中時計を持ったおかしなウサギを追って、穴の中へ入りこんだ。残酷なトランプの女王、おかしな猫…。ふしぎの国で体験する少女アリスの冒険。(解説・北村太郎/鑑賞・阿刀田 高)
結婚相談所〈Kブライダルセンター〉に届いた一通の脅迫状、そしてその直後、センターのOLが射殺され、死体の上には花束が。さっそく捜査に乗り出した片山兄妹は上司の指令でお見合いパーティに出席、妹・晴美を熱烈恋愛中の石津刑事も泣く泣くつき合うが、やはり頼りになるのは三毛猫ホームズ。片山が女性と二人きりになっている間に、パーティに凶悪な男が乱入するが。お馴じみの一行が今回もハラハラしながら大活躍、超人気シリーズの第15弾。