1999年発売
荒れ狂う愛の交歓の果て、仇・沙門とようやく心が繋がりかけた麗人・弁天。だが、沙門に横恋慕するお澪のせいで、罠におちる。お澪の父で、江戸の豪商・宗左衛門が弁天を捕えたのだ。そして弁天は「尻妾」として奥座敷に囲われることに…。でも弁天は沙門を忘れられない。宗左衛門に思うように弄ばれ、イクときにも「さ…沙門…っ!」と叫んでしまう。怒りのあまり宗左衛門は、つけすぎると気が狂うといわれる、禁断の媚薬「青媚」を遂に弁天に塗りこめるのだったが…!?江戸SM小説の頂点、ここに完結。
シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 強靭な旅順要塞の攻撃を担当した第三軍は、鉄壁を正面から攻めておびただしい血を流しつづけた。 一方、ロシアの大艦隊が、東洋に向かってヨーロッパを発航した。 これが日本近海に姿を現わせば、いま旅順港深く息をひそめている敵艦隊も再び勢いをえるだろう。 それはこの国の滅亡を意味する。が、要塞は依然として陥ちない。 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 作戦の転換が効を奏して、旅順は陥落した。 だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。 満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地を轟かせ、ロシアの攻勢が始まった。 左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかる。 やせ細った防御陣地は蹂躙され、壊滅の危機が迫ったーー。 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。 補充すべき兵は底をついている。 そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。 だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥るーー。 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。 本日天気晴朗ナレドモ浪高シーー。 明治38年5月27日早朝、日本海の濛気のなかに、ロシア帝国の威信をかけたバルチック大艦隊が、ついにその姿を現わした。 国家の命運を背負い、戦艦三笠を先頭に迎撃に向かう連合艦隊。 大海戦の火蓋がいま、切られようとしているーー。 感動の完結篇。巻末に「あとがき集」他を収録。 文庫解説・島田謹二 スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送! (2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時〜/全26回) 出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
ある日、突然浦添のスナックに豚が闖入してきた。豚がもたらした厄を落とすため正吉(しょうきち)と三人の女たちは真謝島に向かう。ひたむきに生き、ときにユーモラスな沖縄の人々の素朴な生活を生き生きと描き、選考委員の圧倒的支持を得て第114回芥川賞を受賞した表題作。ほか一篇「背中の夾竹桃」を併録。
わたしたちの故郷って、どこだろう?全ての女性たちに、社会の矛盾の中でもがき苦しむ子供たちに、彼らとともに変革の時代を生きようと志す男性たちにも…深い絶望を超えた光を投げかけた干刈あがたの小説世界!新たな希望への旅路に、ようこそ。
ジェシカ・オパール・クレヴァリングは、かつてはクレヴァリング家の所有だったオークランド館の主ベンと親しくなり、ベンの息子ジョスとの結婚を強いられる。彼は孔雀とあだ名される誇り高い男だった。ベンは鉱山での事故がもとで、鉱山の株式と「グリーンフラッシュ」と呼ばれる最高のオパールを二人に遺して世を去った。名目だけと約束して結婚した二人はオーストラリアへ渡る。シドニーで孔雀荘と呼ばれる屋敷の女主人となったジェシカは、会社にとけこみ、オパールの知識も深めていくものの、一方いつかジョスに殺されるのではないかと不安につきまとわれるのだった…。
主エル・ランティと大天使たちが誓った真実のユートピアとは?新興宗教の誕生から救済までを高橋信次師の正法に学び、師の教えを広めるべく本を出版してきた著者が、初めて挑戦した異色小説。
平和の波は、社会へ世界へ。東西の対立に終止符を打つ、人間の融合の哲理は仏法に。伸一の会長就任1周年で200万世帯を達成。学会は“日本の柱”“平和の希望”の存在に。
街のチンピラが京劇場で殺された。捜査にあたった北京市公安局・王警部補は古美術品の盗掘、密輸出と殺人事件との関連を追うが…。チャイニーズ・マフィアから警察幹部、さらには共産党へと真相に迫る一人の刑事が職務の狭間で懊悩する姿を描く。天安門事件を遠景に中国の闇社会が舞台のクライム・ノベル。
妻を事故で失い札幌を離れ森林作業員となった男が、自衛隊演習場と隣接する夜明け前の森で救出した女性は、謎を残し病院から逃亡する。女性を捜し真実を突き止めることに己れの再起をかけ調査を始めた直後、落とし穴などの罠が仲間を襲う…。北海道を舞台に独り闘う男の葛藤と勇姿を描くサスペンス大作。