小説むすび | 2018年3月28日発売

2018年3月28日発売

乗客ナンバー23の消失乗客ナンバー23の消失

一件落着ーーそう思ってからが本番です。 ニューヨークまで逃げ場なし。豪華客船に渦巻く謎また謎。 amazon(ドイツ)でレビュー数1,400超、評価平均4.2。 ドイツ・ミステリーの最終兵器セバスチャン・フィツェックの代表作登場。 事件解決のためなら手段を選ばぬ囮捜査官マルティンのもとに、5年前に豪華客船「海のサルタン号」船上から忽然と姿を消した妻子にまつわる秘密を明かすという連絡が届いた。相手がマルティンを呼びだしたのは、因縁の客船。そこでは2か月に船から姿を消した少女が忽然として出現。さらなる事件が次々に起きていた。 ニューヨークへ向かう客船の中で走り出す複数のプロットーー。船の奥底に監禁された女と、彼女を詰問する謎の人物。娘の忌まわしい秘密を知って恐慌を来たす女性客。何者かとともに不穏な計画を進める娘。船室のメイドを拷問する船員と、それを目撃した泥棒。船の売却を進める船主と、船の買い手である中米の男も乗船しており、マルティンを呼びだした富豪の老女は「この船には恐ろしい秘密が隠されているのよ……」とささやく。 この客船の中で何が起きているのか? からみあう嘘と裏切りと策謀ーー真相はめくらましの向こうにある! そしてあなたが「一件落着?」と思ってから、ドイツ・ミステリー界最大のベストセラー作家が腕によりをかけて仕掛けた意外な真相のつるべ打ちが開始される!

銀の匙を落とした幼姫銀の匙を落とした幼姫

氏素性も知れない私は、 わずらわしいお荷物……。 生後すぐに母を亡くした幼い姫君は、貴族として生まれながら、 父方の血筋を忌む祖母の命により、人知れず遠くの森に捨てられた。 身元不詳の赤ん坊を拾った少年、名門家の次男マーカスは、 彼女をロウェナと名づけ、面倒見のよい家令夫妻に育てさせた。 月日は流れ、育ての親と死に別れた19歳のロウェナは、 マーカスの異母兄の屋敷でキッチンメイドとして雇われる。 だが、主人から下心たっぷりの誘惑を執拗に受けて困り果てていると、 ある男性が颯爽と現れ、彼女を救ったーーああ、マーカスさま! 長く英国を離れていた彼がようやく帰ってきた。まさに夢のようだわ。 大好きな彼の懐かしい姿に、涙をにじませるロウェナだったが……。 幼いときから密かに一途な想いを寄せてきたマーカスとの再会は、ロウェナにとっては無上の喜びでした。それなのに、ほどなくして彼女は、信じていたマーカスが自分を追い払うつもりだと語っているのを漏れ聞いてしまい、失意のどん底に突き落とされて……。

侯爵の逃げ出した花嫁侯爵の逃げ出した花嫁

離婚でも婚姻の取り消しでもいい。 侯爵との結婚という枷から逃れられるなら。 ベリンダの結婚式の最中、突然、威圧するような男性の声が響いた。 「ベリンダはぼくの妻だ。2年前、ラスベガスで結婚式を挙げた」 声の主は不動産王のイースターブリッジ侯爵ことコリン・グランヴィル。 最高級のスーツに身を包んだ愛しい男性の姿を見て、 ベリンダの体に狂おしいほどの情熱が甦るーー2年前、訪れたラスベガス。 ハンサムでセクシーな彼の甘い誘惑に我を忘れ、愚かな言葉を口にした。 “結婚するなら、あなたのベッドに行くわ” まさか本当に結婚式を挙げて、ベッドへさらわれるとは思いもせず。 でも翌日、結婚は白紙撤回したはず……。「いや、ぼくたちは夫婦だ」 彼は傲然と言い放つ。今この瞬間から、妻としての義務を果たせと。 D-1745『伯爵のかりそめの妻』、D-1775『公爵に捧げた無垢な恋』に続く関連最終話です。逃げるヒロインを追い続ける侯爵の、傲慢すぎる情熱愛は圧巻! さすがUSAトゥデイのベストセラー作家、と納得の逸作をどうぞお楽しみください。

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