小説むすび | 2018年6月29日発売

2018年6月29日発売

小さなラブレター小さなラブレター

小さな手紙に落とした涙は、 大きな愛の呼び水となり……。 〈ママが死んでしまってそばにいないから手術はこわいけど、 手術でぼくの頭痛をなくして、パパをまた幸せにしたいです〉 病を持つ少年の手紙を読んで、慈善財団で働くギャビは胸がつまった。 少しでも心の支えになりたい一心で少年を訪ねると、そこは、 世界的な富豪一族の当主ルカ・ベレッティーニの家だった。 父親であるルカは不在で、ギャビは幼い息子とその祖母に迎えられ、 少年がしばしでも病を忘れられるよう楽しい時を過ごした。 ただ、この子の手紙のことはルカには秘密と祖母に釘を刺されるーー いつも不幸せそうだと息子に思われていることを知れば傷つくから、と。 だが翌日、少年と同じ黒髪碧眼の大富豪が、突然ギャビの職場に現れた! 実は流産経験を持つヒロインは、母を亡くした少年の気持ちが痛いほどわかり、知らず知らずのうちに魅力的な父子の人生に深入りしていきますが……。思わず涙こぼれる感動作を、HQイマージュを代表する大御所作家レベッカ・ウインターズが書き上げました。

若き乙女の婚礼若き乙女の婚礼

愛なき“救世主”にめとられ、 若き花嫁は冷たい情熱に震えた。 オリアンは18歳にして叔父から金細工の店を任されているしっかり者。 けれども今、窮地に陥っていたーー店にあったはずの貴重品が消え、 帳簿の数字が何者かの手で書き換えられてしまったのだ。 しかも、従兄がオリアンの仕業だと声高に訴えはじめた。 かわいがってくれた叔父はならず者に襲われてこの世を去り、 彼女をかばう者は誰もいないと思われたが、たった一人だけ、 領主のサー・ユーアンが救いの手を差し伸べた。 彼はオリアンを妻にする代わりに、従兄を黙らせると約束した。 でも、これははたして救いなの? 彼は唇を奪い、こう言い放ったのだ。 「両親が望んでいる孫を産んでくれれば、きみの愛など必要ない」 ひたむきな乙女を妻に迎えたいと言いながらも、そこに愛は介在しない、と冷淡な態度をとるユーアン。一度は女子修道院に逃げこむオリアンですが、ふたたび領主館に連れ戻されてしまいます。若妻が初夜に怯えている気配を察知した夫がとった行動とはーー!

略奪された黄金の花嫁略奪された黄金の花嫁

どうしてあなたを拒めるだろう? 愛されていないとわかっていても。 仕事でラヤ国を訪問したアンは帰国後、ゴシップ誌を見て青ざめた。 黒髪に黒い瞳のゴージャスな皇太子レイフに、 宮殿の庭でキスされたときの写真がスクープされていたのだ。 いまでも覚えているーー彼の力強い腕と、あたたかい唇の感触を。 でも彼は、アンの勤務先のオークションハウスが 一族の宝を違法に手に入れたと誤解し、冷たく傲慢な態度を貫き通した。 罰するようなキスをした、あの別れ際の一瞬を除いて……。 そのとき、家のインターフォンが鳴り、アンは夢想からさめた。 「レイフ・コーリ皇太子だ。話がある」突然訪ねてきた彼は言葉巧みに アンを最高級ホテルのスイートルームに軟禁してしまう。 USAトゥデイのベストセラー作家バーバラ・ダンロップが描くのは、異国が舞台のセクシーなヒーローとの恋物語。絢爛豪華な宮殿では、ヒロインが誘拐されたり、隠し通路を逃げたり。スリリングなシーン満載のドキドキの展開をお楽しみください。

メールオーダー・ブライドメールオーダー・ブライド

この婚約はお芝居なのに、 彼の熱いキスに胸を震わせている……。 ニューヨークのバレエ団に所属するソフィアは、 海外公演から戻ったばかりの空港で突然プロポーズされた。 相手は莫大な富を誇るマクニール家の三兄弟の末っ子キャメロン。 事業を相続するためには結婚が必須条件だと祖父に言い渡され、 オンラインで花嫁を紹介する業者を大急ぎで利用したという。 どういうこと? そんなところに登録した覚えはないのに。 動揺するソフィアに、空港で待ち構えていたマスコミが襲いかかる。 業者の手違いに気づいて素早く姿を消したキャメロンに代わり、 ソフィアを救ってくれたのは三兄弟の長兄クインだった。 なんと彼は、自分が本当の婚約者だと声高らかに宣言したのだ! お待たせしました! 新作の刊行が熱望されていたJ・ロックの作品をディザイアから久々にお届けします。とっさに機転をきかせてくれたクインのおかげで、ソフィアはスキャンダルを免れ、1カ月間の偽装婚約に同意しますが、やがて彼の魅力に抗えなくなり……。

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