小説むすび | 2018年6月29日発売

2018年6月29日発売

怪談専門誌 幽 VOL.29(29)怪談専門誌 幽 VOL.29(29)

ゲーム『刀剣乱舞』の大ヒットを契機に若い人たちの間でブームとなり、「お刀女子」といった言葉が生まれるなど、現在も高い文化的関心を集める「刀剣」の世界。実は刀剣と怪談とは、『古事記』や『風土記』の昔から、切っても切れない妖しい関係にあります。 スサノオによる怪物ヤマタノオロチ退治と霊剣「天叢雲剣(草薙剣)」奪取の古代神話は、中世に至ると、ヤマタノオロチの怨霊による霊剣奪還の呪いへと変容を遂げ、『平家物語』の「剣ノ巻」などに語られるとおり、源氏累代の宝剣による妖怪退治の物語群に流入してゆきます。そして近世の読本、浄瑠璃、講談などにおける妖怪退治の武勇伝へと受け継がれてゆくのです。 こうした「破邪の霊剣」の系譜の一方では、所有者を血塗られた殺戮へと誘う「妖刀伝説」も、近世以降さまざまに形を変えて語られるようになります。 刀剣をめぐる妖異不可思議な伝承は、近現代の時代小説はもとより、伝奇アクションやモダンホラー、SFファンタジーなど、多様な文芸ジャンルの作家たちの想像力を掻きたて、多くの名作怪作を育んできました。 このたびの特集では、怪談専門誌ならではの観点から、霊剣妖刀の世界に、エイ! ヤア! トウ! と斬り込んで参ります。 『幽』編集顧問 東 雅夫 巻頭特集「刀剣怪談」 ・巻頭グラビア1  刀剣×怪異「遠野の赤」 描き下ろしイラスト:ホノジロトヲジ ・巻頭グラビア2  鍛刀アルケミー 〜刀剣誕生の神秘〜 ・日本怪談紀行  東雅夫 「蛇と刀の信州路 --千曲川の流れに沿って」 ・エッセイ漫画   かまたきみこ 「天地の刃文 〜長野刀剣あやかし巡り〜」 ・復刻       「アンソロジー 妖剣怪奇」/日夏耿之介「古刀譚」 ・特別寄稿     玉川奈々福×川崎晶平 ・インタビュー   東郷隆、小松和彦、渡邉妙子 ほか 小説新連載   ・京極夏彦 百鬼夜行シリーズ新作 小説連載    ・有栖川有栖/山白朝子/円城塔/織守きょうや  実話連載    ・藤野可織/中山市朗/福澤徹三/小池壮彦/松村進吉/安曇潤平  漫画連載    ・波津彬子/諸星大二郎/花輪和一/高橋葉介/押切蓮介/岸浩史 エッセイ&書評&企画  ・南條竹則 ほか

廃ゲーマーな妹と始めるVRMMO生活2廃ゲーマーな妹と始めるVRMMO生活2

出版社

講談社

発売日

2018年6月29日 発売

妹であるハルカの紹介で始めたVRMMOゲーム『Lost Legend Online(通称LLO)』でゲームの楽しさを知ったチトセ。ボスからのレアドロップ「デモンズスピア」を手に入れるなど、パーティの戦力を底上げしたチトセたちは、新たなフィールドの最速攻略を目指すことにーー!「お兄ちゃんが順調にゲーマーとして成長してくれてるようで、私は嬉しいよ」小説家になろう発、楽しいゲーム小説第2弾! 妹であるハルカの紹介で始めたVRMMOゲーム『Lost Legend Online(通称LLO)』でゲームの楽しさを知ったチトセ。 ボスからのレアドロップ「デモンズスピア」を手に入れるなど、パーティの戦力を底上げしたチトセたちは、新たなフィールドの最速攻略を目指すことに。 しかしそのためには、難関クエストをクリアする必要がありーー! 「お兄ちゃんが順調にゲーマーとして成長してくれてるようで、私は嬉しいよ」 ゲームの楽しさを追求するチトセのプレイスタイルに惹かれた新たな仲間も加わり、ゲームをやりこむ日々は続いていくのだったーー。

犬を飼う そして…猫を飼う犬を飼う そして…猫を飼う

出版社

小学館

発売日

2018年6月29日 発売

犬と猫を愛するすべての人に 著者の実体験を基に、老いた愛犬の死までを丹念に描いた『犬を飼う』。 そして、愛犬の死後、行き場をなくしてやってきた猫たちとの生活を描いた『そして…猫を飼う』。 本シリーズに加え、谷口氏が犬と猫との生活を描いた珠玉のエッセイ『サスケとジロー』(全16000字超)、谷口氏の後期犬まんがの傑作『百年の系譜』を収録し、1冊丸ごと、犬と猫を題材とした作品集としました。 発表時に大反響を呼び、知る人ぞ知る名作として読み継がれる感動傑作、決定版としてついに登場!! *本書は『犬を飼うと12の短編』(小学館)収録作品の一部を抜粋し、エッセイを加えて再編集した新装版となります。刊行にあたり、すべての原稿を新たに製版し、カラー画稿はすべて4色印刷にて収録、名作『犬を飼う』シリーズの決定版となります。 【編集担当からのおすすめ情報】 本書は、谷口ジロー先生がご自身の経験に基づき、年老いた愛犬を看取るまでを描いた、悲しくも感動的な物語です。 発表から26年が経過し、谷口先生も亡くなられましたが、作品の持つ輝きは、今も全く褪せていません。 むしろ、老犬の介護問題や、お子さんがいらっしゃらない家族にとっての犬や猫の存在を描いていることで、今こそ多くの人に、感じていただける部分のある作品ではないかと思います。 小学生以上のすべての世代にお読みいただける内容ですので、幅広い世代の方に手に取っていただければと思います。 目次 犬を飼う 5 (「ビッグコミック」1991年6月25日号) そして…猫を飼う 45 (「ビッグコミック」1991年12月25日号) 庭のながめ 73 (「ビッグコミック」1992年4月10日号) 三人の日々 97 (「ビッグコミック」1992年9月25日号) エッセイ サスケとジロー 126 (「ワン」1994年12月号(ペットライフ社)) 百年の系譜 151 (「ビッグコミック1」2009年4月12日号) エッセイ 思い出すこと 188 (単行本『犬を飼う』(1992年11月20日発行)

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