小説むすび | 2018年8月発売

2018年8月発売

虐げられた救世主の俺は異世界を見捨てて元の世界で気ままに生きることにした虐げられた救世主の俺は異世界を見捨てて元の世界で気ままに生きることにした

「小説家になろう」14,000,000PV突破の話題作、GAノベルで書籍化!! ※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です。 「この世界はもう見限った、俺は俺の好きなようにやる」 風間シンジは異世界に召喚され、女神の頼みで世界を救ったが、 その世界はシンジを利用するだけして虐げていた。 彼は最低限の責務を果たし、現実世界へと帰還する。 そして、身につけたチートスキルと築き上げた資産を使い、 自由気ままに生きていこうとするが……。 「ちょっとお灸を据える必要があるな……」 腐敗した権力者たちの横暴を、世間の不条理を、 シンジは見逃せなかった。 悪事を正すため、独り動き出すのだがーー 「やっぱりお前が絡んでいたか……」 目次 .01 スキルと金を引き継ぐ男 .02 チンピラでポイント稼ぎ .03 エグゼクティブ1 .04 熊との戦い .05 スキルの相乗効果 .06 裏商売 .07 ヤクザと警察 .08 先生をハメる .09 現代のメイド .10 不治の病の特効薬 .11 現ナマに躍るシンジ .12 害獣と害人 .13 憧れの人 .14 マスコミ退治 .15 無限枠と超チート .16 読心と潜入 .17 マスコミ、崩壊の序曲 .18 救世主を追いだして自滅する世界 .19 指パッチン .20 世界の痛み .書き下ろし「巨悪の尻尾」 あとがき

分身スキルで100人の俺が無双する 〜残念!それも俺でした〜 2分身スキルで100人の俺が無双する 〜残念!それも俺でした〜 2

世界を動かす有力者は全部オレ! 分身・変装スキルを駆使したやりたい放題爽快逆転ファンタジー!! 冴えない教師だった信夫は「分身スキル」「変装スキル」を使って様々な姿・職業の自分を生み出し、あらゆる分野で活躍していた。 しかし、人間と魔族の戦争が始まったことで平穏な日々は終わりを告げる。 魔族領への侵攻準備を進めるアルタール聖公国。王女ファーラが偽者であると知る分身体4号はこの機に乗じて紗代と共に国からの脱出を画策する。 一方、魔族側にも情報収集のために、白虎族の獣人に変装した分身体を送り込む信夫。順調に魔王との距離を縮めていくも、戦いの中で魔王が倒れてしまう。 そして、なぜか魔族を率いて勇者一行と戦うことになる。その中には分身体4号がいて…… 激化する人間と魔族の戦い。それを裏で操る偽ファーラの目的とは!? そして、ついに信夫はメインヒロインと出会うことになりーー 今こそ100人の俺が無双する! やりたい放題爽快逆転ファンタジーここに堂々完結!!

ここにいるここにいる

出版社

白水社

発売日

2018年8月17日 発売

ジャンル

孤独死事件を台湾の異才が小説化!  本書は、2013年に起こった「大阪市母子餓死事件」が素材になっている。当時マンションの一室で28歳の母親と3歳の息子が餓死状態で発見された。母子の孤独死は、無縁社会を象徴する事件として台湾でも大きく報じられ、衝撃を受けた著者は、舞台を台湾に置き換えて、本書を書き上げた。  主人公の美君は、6歳の娘と暮らす30代の平凡な女性。あるとき、夫から暴力を受け、家を出る。近所に引っ越し、夫からの連絡をひそかに待ちながら、夫や元彼、職場、結婚・出産時のことなど、過去を様々に思い返す。一方で、夫、元彼、娘、親、弟、同僚、友人の独白からは、まったく異なる美君の姿が浮かび上がってくる。すれ違う意識と嚙みあわない現実。些細なきっかけから美君は周囲との関係を断っていき、しだいに自らを追い込んでいく……。  他者からどう見られるかを常に意識して行動し、自分が選ばれるべき人間だと自負する美君。ネットやSNSが浸透し、容易に他人と深く関われる社会のなかで、なぜ母子は孤独死するに至ったのか。誰にでも起こりうる震撼の事件の全貌を独白体によって鮮烈に描き出し、現代の日常が孕む闇を射抜く傑作長篇。  小山田浩子氏推薦!

通過者通過者

≪あらすじ≫ 濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害ー遁走性フーグ症ーのある男が救助され、精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。同時刻、駅の外れで牛の頭をかぶせられた全裸死体が発見され、若い女警部アナイスが現場へ急行する。マティアスとアナイスの抱えたものは、捻じれながら絡み合っていく。 マティアスは、患者の正体を探ろうとするうちに、自らもまた遁走性フーグを発症して記憶喪失と人格遷移を繰り返してきたことに気付かされる。そして、自分こそが殺人犯なのではないか、と疑いを抱く。孤独な四十代の精神科医が、その原因である多重人格性を受け入れ、遁走する自分を追いながら過去を切り開き、真犯人を探しだそうとする。 女警部アナイスは、次々に発見される死体を手掛かりに、事件の真相を追い求め、同時にマティアスを追い求める。マティアスは犯人ではないとの根拠のない確信と、制御不能な渇望に駆り立てられたアナイスは、深刻な神経症を再発し、動き続けるために迷いなく覚せい剤を打つ。アナイスは捜査の正道を踏み外し、やがて囚われの身となった。 霧のボルドーからマルセイユのホームレス世界へ、ニースのカーニバルからパリの現代アートシーンへと、予想できない鋭角さで展開してゆく物語を、孤独な二人マティアスとアナイスのもどかしい愛が走る。 歪んだ真実は嵐の真っ只中、神話の舞台で二人を待っていた。 ≪著者プロフィール≫ 1961年生まれ、パリ在住。独立系ジャーナリストで、国内外の多数のメディアと共同して活躍した。小説家にして脚本家、漫画原作家でもある。 ≪訳者プロフィール≫ 吉田恒雄 1970年以降、パリ在住。会社勤めを経て翻訳家に。訳書には『ゾルゲ 破滅のフーガ』(岩波書店)、『タルタロスの審問官』、『ニコラ警視の事件』シリーズ(ランダムハウス講談社)、『死のドレスを花婿に』(柏書房)、『ナチ強制収容所における拘禁制度』(白水社)などがある。

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