2019年10月発売
高校2年生の愛莉は、ある日保健室で休んでいると、見知らぬ超絶イケメンに突然おでこにキスされ「彼女になって」と告白される。びっくりして逃げてしまったけど、じつは彼は最強の暴走族「鳳凰」の総長・鷹柳煌だった!圧倒的な存在感とオーラをかもし出し族を従えるくせに、愛莉だけに甘くささやき溺愛してくる煌にドキドキしっぱなし!けどある日、煌の幼なじみの桜子が転入してきて、煌に急接近してきた。もやもやする中、今度は愛莉の幼なじみの南里が告白してきて…。
高校1年生のましろはある日、誰かにぶつかって教科書をばらまいてしまう。その“誰か”とは、頭脳明晰・スポーツ万能の超イケメンで“学校1の王子様”と騒がれる唯衣先輩だった。自分も遅刻をしてまで助けてくれた先輩。その後も偶然が重なってましろは先輩の前でドジばかりしてしまうけれど、「お前といると楽しい」と言って笑ってくれる。さらに“親しい人以外には塩対応”らしい先輩のはずが、「本当可愛すぎる」「本気で好き」と溺愛してきて…?モテモテの先輩から一途に甘やかされる胸きゅんピュアラブ。
高2の冬花には、抜群に整った容姿を持ち成績優秀な、夏向という同級生がいる。夏向は学校中の女子の熱い視線を集めるけど、自分のモテに無関心。なのに、冬花のことだけは特別扱いで、風邪で倒れたのを看病してくれたり、お揃いのピアスをプレゼントしてくれたり。学校一のモテ男からの溺愛に戸惑う冬花。さらに、冬花を狙う恋のライバルが現れ本気になった夏向は、「俺、冬花が思っている以上に独占欲が強いから」と強引にキスをして甘く迫ってきてー刺激的で胸キュンの連続な同級生ラブ!!
高2の雪菜は初恋のトラウマが原因で、もう恋はしないと思っていた。ある日、学年一のモテ男子・彼方を偶然助けたことで、雪菜は彼にヒトメボレされる。警戒していた雪菜だが、彼方は大切な落とし物を必死で探してくれたり、夏祭りにナンパから守ってくれたり、「俺には雪菜しか見えてない」と真剣に告白してくれたりして…。チャラく見えるのに実は一途な姿に、心が動きだす雪菜だけど、トラウマを思い出すあることが起こってー。ピュアすぎる恋に泣きキュンが止まらない。
高2の美月は、人づきあいが苦手で不器用な美少女。ある日、幼なじみで初恋相手の大地が美月の学校へ転校してきた。スポーツ万能で明るいムードメーカー&イケメンの大地は、美月に告白するけれど、素直になれない美月は、本心とは裏腹のかわいくない態度を取ってしまう。ある日、家の事情でふたりは同居を始めることに!「美月のことは俺が守る」と宣言し、雷の夜は抱きしめてそばにいてくれたりと、美月に特別優しい大地。そんな大地に、美月も少しずつ素直になり始めて…。じれったい恋に胸キュン。
麗衣は、幼なじみの昌一とは友達以上恋人未満のクラスメイト。友達の間で、どんな質問にも答えてくれるアプリが流行っていた。早速ダウンロードした麗衣は、アプリが事前に問題を教えてくれたおかげで、苦手だった数学のテストが100点に!その後、アプリがイジメにも使われ、アドバイスがエスカレートしていく。そしてついに、アプリのせいで死人がでてしまった。恐怖におびえる麗衣は、昌一と一緒に、アプリの製造元をたずねる。そこで、アプリにまつわる黒い過去が明らかになって…。恐怖の殺人アプリに驚愕!
異世界に転生したタイキがもらった空飛ぶ天空の城。その城で訪れたフリーダー皇国にて、タイキたちは皇族の兄妹と親交を深め、順調な空の旅を楽しんでいた。そんなタイキのもとに持ち込まれたとある依頼。それは、ブラウ帝国の宮廷魔術師・アイファからのものだった。依頼内容は、帝国に囚われているエルフの救出に協力して欲しいというもの。依頼を引き受けたタイキたちは、天空の城で因縁の国、ブラウ帝国へ向かうことに。メーアやユーリたちはタイキのゴーレムを引き連れ、皇帝の目を盗みつつ帝国への潜入を開始。不当な扱いを受けているエルフを救出する最中、地下牢に幽閉されていた皇子や、館に囚われていたエルフの巫女まで助けることに!?しかし、そんなタイキたちの行動を見抜いた皇帝も策を弄してー!?天空の城で最強のゴーレム兵団を率いて異世界の空を巡るスローライフファンタジー、第三幕!
朝鮮全土を覆った三.一独立運動のうねりは、日本の官憲に鎮圧されて収束したが、西姫と縁のある任明彬や、平沙里出身の錫らがデモに関連して拘束された。晋州に居を構えた西姫は、平沙里の屋敷を取り戻すために趙俊九と対面し、目貞を果たす。病に倒れた龍は、その屋敷の管理人として帰郷したが、息子の弘は抱えきれない葛藤から他人を傷つけるなど、心がすさんでいた。平沙里で細々と暮らす金平山の次男・漢福は、寛洙の計らいで間島に向かった。そして、日本の密偵・金頭洙として暗躍する兄・巨福と再会する。頭洙はその直前、長きにわたって追い続けてきた琴女を、ついにハルビンで捕らえていた。
崔参判家の屋敷を取り戻した西姫は、つらい思い出ばかりだった平沙里に、ようやく姿を現した。その秋夕の日、チャングや鉦の音は往時を思わせたものの、かつて祭の中心だった村人たちは老い、あるいは既に世を去っていた。中学校の入学準備のため長男・環国について上京した西姫は、ソウルの街角に吉祥の面影を追い求めたが、ついに再会はかなわない。龍は身分の差を乗り越えて、息子の弘を金訓長の孫娘と結婚させる。妓生・紀花(鳳順)は、誰にも告げずに相鉉の子を産んでいた。一方、任明彬の妹・明姫のように新教育を受けた「新女性」たちも自らの生き方を模索し、それぞれに思い悩んでいた。
世界を救う宿命を背負った勇者ーと同じ村に生まれた普通の青年・ユキナ。彼はひょんなことから、しゃべる槍・グラムを手にする。それは勇者の聖剣に匹敵する能力を秘めた秘器だったー。しかし、ユキナ自身、勇者には興味なし。絶世の美女を抱くという不純な動機だけで突き進む!第7回ネット小説大賞受賞作!「小説家になろう」発。
転生者の一人・小早川繁平は、毛利元就の謀略により当主の座を追われ、悲惨な隠居生活を送っていたが、転生者たちの助けを借りながら、ついに領地からの脱出を図る。しかし、義弟である現当主の智将・小早川隆景の猛追により、次第に追い詰められていきー。ますます目が離せない大人気戦国ファンタジー第四巻!
グレイフナー王国を訪れたクリフの“天視瞑想”のおかげで、エリィ・ゴールデンはついに小橋川と対話することに成功した。そして「魔闘会」最終日、最後の戦いに挑むエリィの前に、セラー神国の枢機卿ゼノ・セラーが現われる。セラーは会場を大混乱に陥れた挙げ句、手負いのクリフをさらって神国へ戻ってしまう。エリィはクリフを取り戻すため、複合魔法を授けられたアリアナとともにセラー神国へ向かう。「小説家になろう」発、新感覚異世界ライフストーリー、待望の第8弾。第4回「ネット小説大賞」受賞作!
高校三年生の怜治は、文化祭の演劇部発表会当日に、体育館で隣の席に座った同じ高校のOBであり人気女優の進藤麻衣子と知り合った。その夜、さっそく麻衣子から「相談がある」と呼び出され、衝撃的な言葉を聞かされることになる。驚く怜治に「かわいい」と妖しい視線を送ってくる麻衣子の前に動くこともできず、そのまま…。超人気作家による青春官能エンタメ!
武士を捨て料理人となった磯貝徳右衛門は、神田横山町の旅籠付き小料理のどか屋の主。時吉と名を替え、おちよとの間にできた息子千吉は十五歳になった。祖父長吉の許で修業をしていた千吉に、縁あって“花板”の仕事が舞いこんだ。品川宿で田楽と蒲焼きの店を地攻めにあって潰された紅葉屋が、上野黒門町で再興できたのだ。跡取りが十歳のため、つなぎの花板の役が来たのだ。
八代将軍・吉宗が設置した目安箱に前代未聞の建白書が入っていた。幕府の農政に関するもので、見方によれば吉宗公を批判するものともとれ、幕閣は即刻処罰を訴えるが、上様から目付方に諮問があった。十人の目付も侃々諤々、意見の一致を見ず、居並ぶ老中・若年寄を前に十人それぞれが意見を述べることに…。己が信ずるところを語る、目付の真骨頂がここに。
「世のため人のために働け」の家訓を命に、小普請組の若旗本・高山和馬は金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえいでいた。ところが、ひょんなことから、見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰るが、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けていた。和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に!「ご隠居」は何者?
仕事中に右腕骨折をし、自宅療養中の健二。妻とは二年前に離婚している。右手が使えないので日常生活ができないことに辟易した彼は家政婦に来てもらうことにした。写真と履歴もチェックできるHPを開くと、そこにはかつて一度だけ不倫をした相手である女性の顔が!興味と期待で彼女に来てもらうことにしたが…。人気作家による書下し官能エンタメ!
【概要】 この本はあなたの本棚のために特別に作られました──。 西崎憲がプロデュースする短文集シリーズ〈kaze no tanbun〉第一弾。現代最高の文章家17人が「特別ではない一日」をテーマに、小説でもエッセイでも詩でもない「短文」を寄せました。作品同士が響き合い、まるで一篇の長編作品のようにも読めるかつてない本です。 【kaze no tanbunとは】 「自分の生涯においてこれを作ったと自慢できる本を作りたい」。日本翻訳大賞の発起人であり、電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」主宰、そして文芸ムック『たべるのがおそい』編集長をつとめた西崎憲の発案からスタートした、全篇新作の「短文」アンソロジーシリーズ。「短文」とは「小説でもエッセイでも詩でもない、ただ短い文。しかし広い文」(西崎氏)。全3冊を予定。シリーズ通してブックデザインは奥定泰之。 山尾悠子 「短文性について1」 岸本佐知子「年金生活」 柴崎友香 「日壇公園」 勝山海百合「リモナイア」 日和聡子 「お迎え」 我妻俊樹 「モーニング・モーニング・セット」 円城塔 「for Smullyan」 皆川博子 「昨日の肉は今日の豆」 上田岳弘 「修羅と」 谷崎由依 「北京の夏の離宮の春」 水原涼 「Yさんのこと」 山尾悠子 「短文性について2」 円城塔 「店開き」 小山田浩子「カメ」 滝口悠生 「半ドンでパン」 高山羽根子「日々と旅」 岡屋出海 「午前中の鯱」 藤野可織 「誕生」 西崎憲 「オリアリー夫人」