小説むすび | 2019年2月8日発売

2019年2月8日発売

ギリシア富豪が愛した薔薇ギリシア富豪が愛した薔薇

いまだ私の心は彼の虜……。 もう愛はないなんて、言えない。 ヘイリーは離婚届をたずさえ、ギリシアの小島に渡った。 そこで開かれる親族の祝いに夫が出席すると聞いたのだ。 かつて一目で恋におち、誰よりも深く愛したクリストス。 だが、流産という悲劇に見舞われたとき、夫はそばにいなかった。 結婚してすぐに就いた華やかな仕事の関係で、 彼は妻帯者であることを世間に隠していたのだ。 家を飛び出したヘイリーは、2年ものあいだ心の苦しみと闘い、 今ようやく別れを決意して、クリストスの前に現れたのだった。 ところが彼は、親族の手前、復縁したふりをするよう強いてきた。 だめ、この人をまた愛してしまったら、もとの惨めな私に逆戻り……。 引く手あまたの夫の帰りを、独り待つだけだった妻ーーそんな自分を変えたくて、もがいた別居期間。新しく生まれ変わったつもりで、離婚を決意したヘイリーは、サインをもらいしだい彼のもとを去るはずが……。ギリシア富豪と悩めるシンデレラの愛の再生物語。

悪魔のキスに魅入られて悪魔のキスに魅入られて

この婚約は偽りのもの。 なのにキスと情熱は本物だった。 私があの傲慢な大富豪の新恋人ですって? ふと目に飛びこんできたゴシップ記事に、エリーは憤慨した。 デリック・ジェイムソン──あらゆる女性を虜にしてしまう 魅力的な大企業のCEOは、エリーにとっては憎むべき敵なのだ。 彼女の弟を泥棒扱いし、解雇した張本人なのだから。 すぐさまデリックを訪ね、真相を確かめようとしたエリーは、 弟を救いたければ偽装婚約の契約書にサインするよう、逆に迫られる。 なぜ婚約者のふりをしなければいけないの? 馬鹿げているわ! 異議を唱えようと開きかけた唇は、一瞬にしてデリックに奪われ、 エリーはまるで魔法にかかったように陶然としてしまい……。 異色の経歴を持つ人気作家、ヘレンケイ・ダイモンがいよいよディザイアに降臨! コンテンポラリーだけではない多岐にわたる著作を次々とベストセラー入りさせ、2018年には『The Fixer』でRITA賞を受賞した実力派が描くロマンスにご期待ください。

大富豪と貧しき相続人大富豪と貧しき相続人

お金も、豪華な住まいもいらない。 ほしいのはあなたの愛だけ。 貧しいルーシーは学費を工面できずに大学を休学し、 住みこみで資産家の老婦人の付き添いをして生計を立てていた。 ようやく復学のめどがついた矢先、突然老婦人が亡くなり、 ルーシーは弁護士から驚くべき遺言を聞かされる。 財産のすべてを血縁ではないルーシーに相続させるというのだ。 これに異を唱えたのが、故人の親族で大富豪のオリバーだった。 彼から、金目当ての詐欺師となじられ、ルーシーも反撃するが、 激しい感情のぶつかり合いはなぜか情熱の炎に取って代わり、 気づけばルーシーは彼のベッドで朝を迎えていた。 やがて彼女はオリバーの子を身ごもっていることに気づいて……。 『仮面の富豪とエマの秘密』の関連作をお贈りします。ある日突然、資産家の相続人に……という夢のような出来事から一転、不遜なヒーローの子を思いがけず妊娠してしまい、窮地に立たされるヒロイン。ドラマティックな展開に釘付けにされる一作です。

ゆるされぬ愛ゆるされぬ愛

彼の目になって、彼の手を引いて。 二人で一人なのに、誰よりも遠い……。 「ぼくのもとで住みこみの個人秘書になってくれないか?」 失明した世界的大富豪コナーに請われ、エマは複雑な思いでうなずいた。 本当は彼に謝りに来たのだったーー先日、湖上で事故を起こし、 あなたから光を奪ったのは、このわたしです、と。 だがコナーの思いがけない言葉に機会を逸し、言いそびれてしまった。 せめて彼の目の代わりになって、見るものすべてを伝えよう。 そして、日々償いながら、時機がきたら真実を打ち明けるのだ。 けれども時が彼女に与えたのは、愛という名の足かせだった。 わたしには彼を愛する資格なんてない。なのに、彼の唇に抗えない……。 やがてエマの体に妊娠の兆候が現れるが、そう告げる間もなく、 コナーがかねてより外部に調査させていた失明事故の原因が明らかにーー 大スター作家ダイアナ・パーマーが1979年に書いた話題作『ボスに囚われて』を下敷きに、新たなエピソードをふんだんに盛りこんだ完全版長編! 本作にかける思いを綴った作家メッセージが冒頭に掲載されています。人気シリーズ〈テキサスの恋〉の面々も登場。

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