小説むすび | 2019年8月発売

2019年8月発売

炎の放浪者炎の放浪者

出版社

講談社

発売日

2019年8月9日 発売

『サスツルギの亡霊』が2019年「本屋大賞 発掘部門『超発掘本!』」に選出された、著者の「もうひとつの超発掘本!」が文庫化。 「修道士殺し」の真相と、キリストの「聖遺物」を巡る謎。 <これは、日本のダン・ブラウンだ!> 妻を人質に取られ、逃亡した神殿騎士を探す旅に出た鍜冶屋の男。道中、何者かに襲われたことから、これがただの人探しではないことを知る。金貨に刻まれた暗号、十字軍遠征の真相、そしてキリスト教圏を揺るがす聖遺物の行方。謎の騎士は本当に存在するのか。誰のことも信じるな。歴史の巨大な謎に迫る! 2019年の「本屋大賞」発表会で「知らなかったけど、読んでみたいと思った」と会場にいたすべての人に強い印象を残し、話題をさらった『サスツルギの亡霊』推薦者の書店員・蔦屋書店諏訪中洲店の立木恵里奈さんの名スピーチ。その中で選出作である『サスツルギの亡霊』を差し置いて「文庫化してほしい!」と熱く語られたた本作が、このタイミングでついに文庫化! 「もうマニアックとは言わせない!」たった一人の書店員の、熱い、熱い声で刊行決定!

イヴリン嬢は七回殺されるイヴリン嬢は七回殺される

フィナンシャル・タイムズ選ベスト・ミステリ! コスタ賞最優秀新人賞受賞! 仮面舞踏会の夜、令嬢イヴリンは死んだ。 おまえが真犯人を見つけるまで、彼女は何度も殺される。 館ミステリ+タイムループ+人格転移。 驚異の超絶SF本格ミステリ、登場。 森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。 そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、ひょんなことから意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやくーー今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解き、事件を解決しないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと……。 悪評ふんぷんの銀行家、麻薬密売人、一族と縁の深い医師、卑劣な女たらしとその母親、怪しい動きをするメイド、そして十六年前に起きた殺人事件……不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしはの謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるというーー 英国調の正統派ミステリの舞台に、タイムループと人格転移というSF要素を組み込んで、強烈な謎とサスペンスで読者を離さぬ超絶SFミステリ。 イギリスの本読みたちを唸らせて、フィナンシャルタイムズ選ベスト・ミステリ、コスタ賞最優秀新人賞受賞。 多数のミステリ賞、文学賞の最終候補となった衝撃のデビュー作!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP