2019年発売
帰還勇者(32)×完堕ちJK(16)のお泊りミッション!? 「中卒無職」から「話題の筋肉系マジシャン」にクラスチェンジした元勇者の中元圭介(32歳)。 押し掛け金髪巫女娘のアンジェリカ(16歳・処女)から性的に狙われ続ける同居生活にも慣れた頃、中元に完堕ちしているJKのリオ(16歳・処女)が異世界絡みの事件に巻き込まれてしまう。 護衛のためにリオを連れ帰る中元だったが、その結果リオとアンジェの誘惑が激化していきーー!? 【斎藤理緒の好感度は、合意なしの性交渉が途中で合意ありになるレベルに到達しました。実行に移しますか?】 完堕ちファザコン娘達に襲われながら護衛する、緊迫の第2巻!
俺は「英雄」にはならない 東方諸国連合で魔浪(まなみ)の対処にあたるソーマは、激戦地のチマ公国へ東進を決める。 チマ公国は戦功を立てた国へ優秀な六人の兄弟姉妹を家臣として供出する約束で援軍を集めていたが、戦況は膠着状態であった。 チマ公国への道中、ソーマは遊牧国家マルムキタンの王フウガと出会う。 フウガの目的もチマ公国の救援と知ったソーマは行動を共にするが、戦功第一位を狙うフウガにとってソーマは六人の兄弟姉妹を争奪し合う敵でもある。 驚異的な武力を誇示するフウガに、ソーマはどう立ち回るのかーー!? 革新的な異世界内政ファンタジー、第9巻!
ぶっとばせ、理不尽。 魔導師のターニャは「女だから」という理不尽な理由で冒険者パーティを追放される。 そのストレス解消のため、人のいない荒野で大魔術をぶっ放していたら、伝説の大魔女・ラプラスの封印を解いてしまって!? 半信半疑のターニャだったが、指を鳴らすだけで天候を変える大魔女の実力を目の当たりにして、本物だと信じることに。 一方でラプラスも、ターニャの思い切りの良さを気に入り、二人はパーティを組むことになるのだが── 「君が魔導師だとキャラがかぶるだろう?」 その一言でターニャは最上級職・魔法剣士へと転職して!? 最初はただの冗談かと思いきや、魔導師以上の適性を持っていたターニャは荒野の飛竜も一刀両断! そして最強の力を手に入れたターニャは、自分を追放したパーティを見返すため、彼らも出場するというギルドのランキング戦へラプラスと共に殴り込みをかける!! 理不尽をぶっ飛ばし真の自由を掴むドタバタ冒険譚! 常識破りのこの二人、刮目して見よ!!
異世界から現代日本へ帰還した勇者・御影達也。太平洋上に出現した異世界の国家・聖リリタール王国で武功を立て、女王から爵位を賜った達也は王国内で竜牧場や農園の経営を開始する。そんな達也が聖リリタール王国にすっかり馴染んだ頃、達也は商社マンとして聖リリタール王国に赴任した中学時代の友人・熊野と再会する。熊野と独自に貿易取引を始めた達也は、世話になっている熊野が独身と知ってある提案をする。それは人脈づくりと銘打った女王陛下の親衛隊・リィナ&ミィナとのお見合いで!?かくして日本と聖リリタール王国の初の国際結婚へ向けて達也はひと肌脱ぐことになるが…!?一方の日本ではマスコミや官僚、そしてかつて倒した日本の“裏総理”鷹野健一郎の後を継ごうとする大物政治家が達也を狙っておりー!?平穏を望む勇者が異世界国家と日本を股にかけて大活躍!?異世界を救ったその後に始まる最強勇者ファンタジー、第3巻!
古の王が目を覚まし、物語は新たな領域へ エリオットとカミラの結婚式へ参加した後。テオドールたちは魔人の襲撃に備え、各地に点在する神殿を訪れていた。 そんな中、プロデリック侯爵領を訪れた際、ある事件の発生を耳にする。 それは、領内の鉱山にて崩落事件が発生したというもの。 救助の協力を申し出たテオドールは、その坑道にて巨大モグラの化物であるベリルモールと交戦。 これを退け、坑道内に取り残された人々の救出に見事成功するのだった。 そしてタームウィルズへと帰還しても、テオドール一行は魔人への対策に力を緩めることはしなかった。 その一環として、再度炎熱城砦へ訪れることになるのだが、そこには鏡の騎士・ラザロとともにある人物がテオドールの前に姿を現して……? 転生×魔法バトルファンタジー、第11弾!
神楽坂の武家屋敷に招かれた、赤い瞳の憑きもの落とし浮雲と、呉服屋の倅、八十八。 山伏、巫女、傀儡師ら、屋敷には幾人もの霊媒師が集められ、嫡男・浩太朗の除霊を依頼される。 しかしその直後、一同の目の前で浩太朗が殺された。 そして一人、また一人と死者が……。 近藤勇、土方歳三、沖田宗次郎も活躍! 好評シリーズ第五弾、初の長編!
“梟”の一族ー。誰ともなくそう呼びならわされた人々には秘密があった。限界集落で身を隠すように生活している彼らは眠らないことに加えて、生まれつき常人離れした身体能力を持っているのだ。それゆえに歴史の影で大きな役割を果たし続けてきたのだった。榊史奈は一族の末裔中、唯一の十代として期待を一身に背負いながらも、平和に暮らしていた。集落が何者かにより襲撃され、彼女を残して全員が消えてしまうまでは…。敵の目的とは一体何なのか。単身で逃亡生活に追いやられた史奈は、一族の生存を信じて、また己のルーツに関する真実を知るため、戦い続ける。“梟”は、死を恐れない。
35歳、無職、パチンコ依存症の伊達。 ある日、大勝ちした勢いで訪れたソープランドで出会った詩織に恋心を抱き、入れ込むようになる。やがて所持金が底をつき、闇金業者から借りた金を踏み倒して襲撃を受ける伊達だったが、その窮地を救ったのはかつての兄貴分、関川組の山本だった。 その後、山本との奇妙な共生生活を続けながら、詩織に一層のめり込んでいく伊達。 一方、関川組の組長引退をきっかけにした内紛が抗争へと発展し、関川組周辺にきな臭い空気が立ち込める。 伊達の秘められた過去、そして山本が伊達の前に現れた本当の理由が明かされるとき、事態は思いもよらぬ方向へと転がり進んでゆくーー。 【著者略歴】 増島 拓哉(ますじま たくや) 1999年大阪生まれ。関西学院大学法学部在学中。『闇夜の底で踊れ』で第31回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
これは、忘れられたものと、世の中の隅の方にいる人たちのお話。 喫茶店〈ゴーゴリ〉の甘くないケーキ。世界の果てのコインランドリーに通うトカゲ男。映写技師にサンドイッチを届ける夜の配達人。トランプから抜け出してきたジョーカー。赤い林檎に囲まれて青いインクをつくる青年。三人の年老いた泥棒。空から落ちてきた天使。終わりの風景が見える眼鏡──。 人気作家が腕によりをかけて紡いだ、とっておきの24篇。
はじめたばかりの猟で遭難してしまった潮田亮二、35歳。相棒の猟犬と途方に暮れていたところ、無愛想な猟師・大高に助けられる。かねてからジビエ料理を出したいと考えていた潮田は、大高の仕留めた獲物を店で出せるよう交渉する。しかし、あっさり断られてしまいー。夢を諦め、ひっそりと生きる猟師。自由奔放でジビエへの愛情を持つオーナー。謎の趣味を持つ敏腕サービス係。ふつうと少し違うけど自分に正直な人たちの中で、潮田は一歩ずつ変わっていく。人生のゆるやかな変化を、きめ細やかに描く、大人の成長物語。
明和七年、泰平の世となって久しい江戸日本橋で寺子屋の師匠を務める十蔵は、かつては凄腕と怖れられた公儀の隠密だった。今は、貧しい御家人の息子・鉄太郎、浪費癖で親を困らせる呉服問屋の息子・吉太郎などワケありの筆子に寄り添う日々。年が明け、筆子らと伊勢神宮へお蔭参りに向かう十蔵の元へ、将軍暗殺を企てる忍びの一団「宵闇」が動き出したとの報せが届く。危険が及ばぬよう離縁した妻・睦月の身を案じた十蔵は、妻の里へ。筆子たちは、十蔵の記した忍びの教本『隠密往来』をたよりに、師匠を救う冒険に旅立つー。
画期的名著の逆輸入版!ニッポンを知り、小説を知るー。世界が唸った「ほんもの」を読む。村上春樹が全収録作を軸に日本文学を論じた序文「切腹からメルトダウンまで」70枚を附す。
いずれ満開に咲こうとしている恐るべき才能の原点。「早熟の天才」は、デビュー前の若書きも凄かった! グレニッチ高校時代から二十代初めまでの、ニューヨークの公共図書館が所蔵する未発表作品14篇を厳選。ホームレス、老女、淋しい子どもーー社会の外縁に住まう者に共感し、明晰な文章に磨きをかけていく。若き作家の輝けるヴォイスに触れる貴重な短篇集。解説・村上春樹。
超売れっ子の狂言作者・河竹黙阿弥のため、台本のネタ本を探す元絵師で新聞の編集人の幾次郎(落合芳幾)は、古書店の店主から五篇の陰惨な戯作を渡される。 果たして“人気者の先生”のお眼鏡に適う作品はこの中にあるのか? 「雲州下屋敷の幽霊」雲州松平家前当主・宗衍の侍女となったお幸は、どんな仕打ちにも恨む素振りを見せない。そんな彼女の背に女の幽霊の刺青を入れさせると……。 「女の顔」南町奉行所の将右衛門は、材木問屋の娘・お熊が夫に毒を盛った事件で下女のお菊を取り調べる。彼女が頑なに口を割らない裏には恐るべき事実があった。 「夢の浮橋」見世物小屋一座の智は若い男に頼まれて、身の上話をはじめる。貧乏漁師の家から吉原に売られた彼女は、花魁の八橋姐さんに可愛がられていたが……。 ほかに「だらだら祭りの頃に」「落合宿の仇討」を収録 河竹黙阿弥に捧げる、著者初の短編集 京極夏彦氏から「戯作、斯(か)くあるべし。」との賛辞をいただきました!
中学生の山浦大志は、“完璧”でなければいけなかった。 家にも学校にも居場所を作らず、世界に絶望していた彼は、ある日、夕陽の落ちる公園で少女と出会う。 古びたカメラを提げ、青い瞳をしたその少女は、写真を撮りながら旅をしていると語った。 誰よりも自由に羽ばたく彼女に、大志は自然と心惹かれていく。 だが、出会いから1ヶ月がたった頃、名前も知らぬその少女に大志がついに想いを伝えようとすると、 彼女は思いがけない言葉を残し、それっきり姿を消してしまったーー。 彼女はなぜ、どこへ、消えてしまったのか? それから7年、“完璧”な大学生になった大志は、写真共有アプリで偶然見つけた1枚の画像から、またしても奇妙な出会いを果たすことになる。 時を越え、場所を越え、人々の前に姿を現す不思議な少女と、その軌跡を追いかけ続けた一人の不器用な少年。 時と、場所と、人。 全ての点が繋がるとき、少女が胸に秘めていた“ある後悔”が、二人の運命の歯車を大きく動かしていく。 イラストレーターとしてデビューし、装画担当作品の累計発行部数は400万部以上を記録。 さらに、近年ではアニメーション、マンガ、音楽などの分野でも活躍するなど、いま、その才能に注目が集まるloundraw。 “イラストレーションの表現の壁を越える” ために言葉で創られる物語は、 ダイナミックな世界観と、鮮やかな描写力で紡がれたラブストーリー。 雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載を大幅に改稿し、カバーイラスト&挿絵を全て自ら描き下ろした、渾身の初小説。
時は2036年、日本ではAIと結婚できる新法が施行されていた。 京都在住の31歳サラリーマン・摘木健一は、性交渉機能搭載の美少女AIを購入し、彼女を「ぴぷる」と名付けて結婚することにした。 しかし、なぜか結婚初夜に夜の営みを拒絶されてしまう。 開発元に問い合わせた摘木を待ち受けていたのは、ぴぷるを開発した26歳の女性研究者・深山楓だった。 「ニューラルハードウェアによる学習が始まっているので設定の変更はできない」と冷静に説明する深山は、ある驚きの提案してきて……!? 作者は『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』で第五回京都本大賞受賞の原田まりる。 イラストは『あの花』『君の名は。』のキャラクターデザインを手がけた田中将賀。 オリジナルWEBドラマの朗読に『進撃の巨人』エレン・イェーガー役の梶裕貴、『ドメスティックな彼女』で主演の藤井夏生役に抜擢された八代拓。 人工知能監修に東京大学大学院特任准教授の松尾豊。 AIの存在が一般化した近未来の京都を舞台に、 そこに生きる人間の価値観の変容を徹底的に掘り下げた、 超豪華布陣でお届けする「哲学×AI」のエンタメSF小説!
ある日、聖女召喚に巻き込まれて異世界転移してしまった近藤誠一郎、二十九歳。経理課課長補佐として昼夜問わず働き続けて社畜根性の染みついた誠一郎は、異世界でも「仕事」を要求。 しかし、与えられたのは「とんでも予算申請書」に判を押すだけの簡単なお仕事。『横流し課』と呼ばれる王宮経理課のヌルい仕事に誠一郎は大激怒! 経理課の立て直しに乗り出した! そんな日々で誠一郎が手に入れたのは『疲れが吹っ飛ぶ栄養剤』。 胃が痛まない! 片頭痛がしない! 首肩腰が痺れない! もっともっと働ける!! 異世界すごいと感激した誠一郎だったが、異世界の栄養剤はとんだ副作用をもたらし命の危機に! 魔力ゼロの誠一郎が助かるためには「魔力のある人」に『挿入してもらう』必要があり……。「助かるなら」とあっさりと状況を受け入れた誠一郎は、眉目秀麗で寡黙な美丈夫・第三騎士団長アレシュ(♂)に身をゆだねるのだがーー。 意思疎通皆無、捧腹絶倒社畜BL。
幕末、江戸。土方歳三は人生に迷っていた。どこにも馴染めぬ己は、どこに行けばいいのか。近藤勇、沖田宗次郎、こだわりなく生きていける者に惹かれた。吉原からの帰り、歳三は人斬りに遭遇する。その男の正体はー。司馬遼太郎『燃えよ剣』から半世紀。この土方は、裏切らず、新しい。新世代の歴史作家による、新選組興亡小説。
朝、起きたら母親が17歳になっていたーー。外見はアラフォーの専業主婦なのに、16歳の息子の俺に向かって「ねぇ、君さ、ウチのピッチ知らない?」と言い放った。一人息子の俺が、昨日あんなことをしでかしたからなのか。原因はともかく、女子高生に「逆戻り」してしまった母・芽衣子の不安を除くため、息子・潤平は母の過去を探ると、母には母の心の奥底に埋めた謎が隠されていた。島清恋愛文学賞作家が贈る家族愛小説!
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光は、有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼りに行く。迷宮の中でブリキの動物を磨き、修理しながら玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ひとりホテルを目指すことを決意するーー。人は生まれ落ちた迷宮から、外に出ることができるのか。小説の根源を問う、若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。 無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光。どんなに歩いても、螺旋階段が上下に伸び、廊下が一直線に続くばかりだ。 迷宮からの脱出を断念し、酒に沈んでいた光だったが、ある時、迷宮の中に有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼るため、再び迷宮へと足を踏み入れる。 迷宮の中でブリキの動物を磨き、修理しながら玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ひとりホテルを目指すことを決意するーー。 人は生まれ落ちた迷宮から、外に出ることができるのか。言葉を紡ぎ、世界を作り出すとは、どういうことなのか。創作という行為の根源を問い直す、若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。