小説むすび | 2020年1月発売

2020年1月発売

石井桃子論ほか石井桃子論ほか

発売日

2020年1月20日 発売

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現代日本の「子どもの文学」をいろどってきた作家、そして作品たちーー。 【第一部 石井桃子論】では、『迷子の天使』、『ふしぎなたいこ』、翻訳『たのしい川べ』の三作品に着目した石井桃子論を展開するほか、書簡のやりとりを公開。 【第二部 石井桃子の周縁】では石井と同時代を生きた佐藤春夫、中勘助、野上弥生子、早船ちよ、瀬田貞二を紹介する。 【第三部 現代日本児童文学への窓】では、太田博也、西沢正太郎、安藤美紀夫、中野みち子、皿海達哉、日比茂樹、高橋秀雄、竹下文子、さくらももこなどの作家論を収載。 *  *  *  この本は、現代日本児童文学へのわたくしの見方を示したものです。石井桃子への敬愛の念を込めているのはもちろんですが、北川千代や野上弥生子、それにあまり詳しくは述べられませんでしたが、佐藤春夫、中勘助、早船ちよなどについても敬愛の念は変わらず、存在します。(中略)  現代日本児童文学はこれからも、どんどん間口を広げて発展していくと思います。  本書を手に取っていただき、現代日本の「子どもの文学」について、こんな見方ができるんだとか、こんな作家がこんな作品を書いていたんだと開眼していただけたら、著者として大変うれしく思います。(「はじめに」より) はじめに 【第一部 石井桃子論】 第一章 『迷子の天使』論 第二章 『ふしぎなたいこ』論 第三章 『たのしい川べ』論─中野好夫と石井桃子の翻訳─ 第四章 北川千代と霜田史光、そして石井桃子 第五章 随筆「のんびりしたような世界」 第六章 随筆「子どもにうったえる文章」 第七章 石井桃子からの手紙─書簡三通を巡って─ 第八章 二つの石井桃子論 【第二部 石井桃子の周縁】 第一章 十九世紀のイタリアと佐藤春夫「いたづら人形の冒険」 第二章 中勘助と、ある詩人 第三章 野上弥生子の児童文学 第四章 早船ちよの人生と作品 第五章 瀬田貞二についての講演 【第三部 現代日本児童文学への窓】 第一章 太田博也 第二章 西沢正太郎 第三章 安藤美紀夫 第四章 中野みち子 第五章 皿海達哉 第六章 日比茂樹 第七章 高橋秀雄 第八章 さくらももこと竹下文子 あとがき 主要文献 写真解説

かつて愛した人かつて愛した人

ゴールデン・ハート賞受賞作家! ロビン・ペリーニのロマンティック・サスペンスは決して読者を裏切らない。 FBI捜査官とシールズ隊員が、入り組んでしまった新旧の謎を解いていくさまは見事としか言えない。       ------シャロン・サラ(ベストセラー作家) ライリーは15年前、姉を目の前で誘拐され、その罪悪感からFBIのプロファイラーとなって今も姉の行方を追い続けている。 当時、シンギング・リヴァーという町でも酷似した事件が起きていて、記録を調べにやってきたライリーはシールズ隊員のセインと恋に落ちたが、仕事のために別離を余儀なくされていた。 一年が経ち、セインからの連絡にライリーは再びシンギング・リヴァーに向かう。今度はセインの姉が誘拐されたのだという。 調査を続けるうち、小さな町の抱える驚きの秘密が明らかになっていき…… 原題:Forgotten Secrets 【 ゴールデン・ハート賞2作品同時ノミネート! 実力派作家に絶賛の声! 】 単なるサスペンスにとどまらない。本作は癒し、慈悲、そして愛の物語だ。           ----------------ジェーン・クラブラー(書評家) ホットなロマンスと身も凍るサスペンスの見事な融合。息もつけなかったわ!           ----------------アリソン・ブレナン(ベストセラー作家) ミステリー、ドラマ、サスペンス、そしてラブストーリーを詰め込み、一滴の毒を垂らしたような素晴らしいロマンティック・サスペンス!           ----------------USAトゥデイ ◆ 著者について ロビン・ペリーニ Robin Perini アメリカ南西部在住。先端技術分野の企業で働きながら、休日は小説執筆のワークショップを開催したり、ライフル銃の射撃練習をしたりして過ごす。 2011年、RITA賞の新人部門であるゴールデンハート賞に2作がノミネートされ、うち1作が受賞するという快挙を成し遂げた。 その年は、年間7冊の作品を刊行した。熱心な読書家であり、テレビドラマ『ボーンズー骨は語るー』の大ファン。

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