2021年8月発売
パク・ボゴム、キム・ユジョン、ジニョン(B1A4)らが出演した大人気韓国ドラマの原作小説日本語版! 男装ヒロインが宮中で繰り広げる胸キュン・ラブコメディ時代劇、完結巻!!
「アルファは、オメガを、守るためにいるんだ」 ヒト族オメガの大谷夕侑(おおたに ゆう)は、獣人アルファが通う学園唯一のオメガ奨学生。 貞操帯を嵌め、発情期には『発情耐久訓練』の生き餌としてアルファ達の欲望を一身に向けられていた。 そんな夕侑の前に、寮長である獅子族のエリート御曹司・御木本獅旺(みきもと しおう)が現れる。 彼は夕侑に“運命の番”の気配を感じていた。しかし獅子族にトラウマのある夕侑は到底受け入れられず……。 境遇の違うふたりが『幸せ』を見いだす、極上オメガバースストーリー。 『第一回 fujossy 小説大賞・春』大賞受賞作、大幅加筆&限定書き下ろしも収録!
誇り高き宿無しにして食の達人のヤッさんがオモニとともに誰にも何も告げずに突如姿を消した。一番弟子のタカオは二人の行方を捜しはじめるが……。二人の身に何が起きたのか(「ヤスの本懐」)。シリーズ6弾目にして、完結編。涙なしには読めない表題作を含め計3編を収録。
警察庁の公安秘密組織『十三階』。スパイ夫婦となった黒江律子と上司の古池慎一は首相の娘・天方美月に狙われてアメリカに逃亡し、束の間の平和を味わっていた。だが、十三階のトップのもとに時限爆弾が届き、事態は一変する。十三階を潰そうとするテロリストは、黒幕は誰なのかーー緊迫のスパイサスペンス、シリーズ第4弾!
どんな犯罪にも「起源」があります。「殺人」は人間にとって最大の禁忌ではないでしょうか。最初の事件は、20万年前の原始人によるものでした。動機は“怒り”です。信じていた仲間に失望し、大きな棍棒で仲間を殺しちゃったんです。太古の昔、いったいどんなドラマがあったのかー。(表題作「人類最初の殺人」)本篇ではこうした「人類最初の犯罪」の顛末の数々をお話します。
潮流に守られし「天神島」に赤髪碧眼の女領主アナスタシアが降り立つ 運命に引き寄せられ天神島にやってきた義賊・王義英と相棒の黒猫・夜風 権力者たちの争いと大陸の思惑のなか策謀と混乱に呑み込まれる天神島 かつては黄金の治世と呼ばれながらも、今は侵略と動乱に揺れる大陸。 「彗星王」として名を馳せていた義賊の王義英と、相棒の黒猫・夜風は、裕福な者たちの屋敷に忍び込んでは財産を盗みだし、暮らしに苦しむ民たちに配っていた。 しかし、ある日、企てに嵌まってしまい逃れるために船に乗りこむことになった。 その船には赤髪・碧眼の女性アナスタシアも乗っていた。 彼女が暴漢に襲われたところを救った義英。 聞けば、アナスタシアは島国である天神島の領主になりにいくという。 しかし島は、領主不在の間に権力者二人によって島を二分する争いが起きかねない状態だった。 島の無辜の民たちのため、アナスタシアの補佐を買って出る義英だったが、次々に島内で起こる事件の数々に巻き込まれていくーー 義賊と領主、二人が織りなす、中華ファンタジー活劇開幕!
パリ・オペラ座新作公演の主役に抜擢された天羽七音美。原作者レジーヌ・ブラパンがこだわる「黒髪のジャンヌ・ダルク」像にぴったりなのだという。演出家ジャック・ロランの依頼で七音美は宣伝のためカンヌへ渡る。その頃、パリでは娼婦が丸刈りにされ殺される事件が起こっていた。被害者はカンヌのホテルの部屋番号と「オルレアンの魔女」という謎の言葉が記されたメモを握っていた。捜査にあたる刑事エミールもカンヌへ飛び、そして舞台は忌わしき伝説の残る「監獄島」へ。果たして「オルレアンの魔女」とは…。映画の都、監獄島、そして魔女の街へと駆け巡る探偵行!
元官僚の日本人と2人のアメリカ人が運営するウォール街のカラ売りファンド、パンゲア&カンパニーが、新たに3つの日本企業に照準を定めた。狙われたのは、濡れ手で粟の利益を上げる仮想通貨交換業者、グレーゾーンぎりぎりの会計手法で生き残りを画策する巨大航空会社、業界にEV旋風を巻き起こす新興電気自動車メーカー。財務諸表を徹底的に読み込み、株価を下げようとするパンゲアを、追い込まれた企業がマージン・コールで締め上げるーー。金融ジャングルの勝者は、果たしてどちらか!? 「仮想通貨の闇」「巨大航空会社」「電気自動車の風雲児」三編を収録。
二度のSPドラマ化で熱狂!「教場」最新作 ●第1話 硝薬の裁き 益野紳佑の妻才佳は、半年前、車にはねられ亡くなった。事故の唯一の目撃者は娘の麗馨だった。警察は幼い麗馨の証言を採用せず、犯人とされた男は不起訴となっていた。 ●第2話 妄信の果て 大学四年生の戸森研策は、地元新聞社から内定を得た。ゼミ論文の単位が取得できれば卒業も確定する。前途洋々の戸森のもとへ、担当教授から突然の連絡が入る。 ●第3話 橋上の残影 経理事務の仕事をしている篠木瑤子は、十年前に恋人を自死により失っている。その死の原因となった男は刑期を終え、娑婆でのうのうと暮らしていた。 ●第4話 孤独の胎衣 短大生の萱場千寿留は工芸家の浦真幹夫と関係を持ち、妊娠した。浦真は中絶費用を渡し、海外に旅立ったが、千寿留は新しい生命の誕生を待ちわびていた。 ●第5話 闇中の白霧 名越研弥は、闇サイト経由で違法な薬物や商品を仕入れ、莫大な冨を得た。そろそろ足を洗いたいのだが、相棒の小田島澄葉を説得できずにいた。 ●第6話 仏罰の報い 著名な有機化学者である清家総一郎は実験中の事故で両目に劇薬を浴び、一線を退いた。隠棲生活を送る清家の悩みの種は、娘・紗季の夫の素行だった。 【編集担当からのおすすめ情報】 二度のスペシャルドラマ化で 日本中を熱狂させた 「教場」シリーズ最新作にして最高傑作! 「捜査では、犯人のみならず刑事も追い詰められる。導きと成長の物語をぜひご堪能あれ」--長岡弘樹 犯人(ホシ)を落とせないなら、 警察学校からやり直せ。
夏の夜、若い男が鉄道の高架から転落し、猛スピードで走る車に衝突した。自殺か、他殺か。戸惑う所轄署の刑事課長は、飲み仲間である検事・久我周平に手助けしてほしいと相談を持ちかける。自殺の線で遺書探しに専念するが、このセールスマンの周辺には灰色の影がちらついた。ペーパーカンパニーを利用した輸入外車取引、ロッカーから見つかった麻薬と現金ー死んだ男は何者なのか。交番巡査、新人の女性検事とともに真相に迫る。心に泌みる本格検察ミステリー。第3回警察小説大賞受賞作。
読み書きできない母に綴った僕の真実ーー。ベトナム系詩人の才能迸る初小説。幼い僕を連れ、母は祖母と共に太平洋を渡った。戦争に人生を狂わされた祖母と、新天地アメリカでの生活に翻弄される母。二人の苦難は少年の僕にも影を落とすが、ある年上の少年との出会いによって、僕は初めて、生きる歓びを知るーー。アメリカ文学の新たな才能による痛みと美しさに満ちた自伝的長篇。
病身の母を抱え困窮するフェイは、意外な報せを受けた。いまは亡き継父が、彼女に財産を遺していたらしいのだ。伝えに来たマチェオ・フィオレンティは大企業の経営者で、相続には、彼の部下として短期間働くことが条件だという。傲慢だけれど魅惑のオーラを発するこの男性の下で…?彼をただ見つめるだけでなぜか胸がざわめくというのに。マチェオは意味ありげに「君が住むのは僕のヴィラだ」と言う。フェイは気を引きしめた。彼に惹かれてはいけないわ。だが屋敷で顔を合わせるたび、二人の性的緊張は高まりー。
どんなにつらい日々も、 あなたの愛だけで救われるのに……。 ポリアナがギリシア大富豪アレクサンドロスと結婚して5年。 第二子を身ごもり、傍目には幸せの絶頂にあるかに見えたが、 異国から来た身分違いの花嫁への風当たりは想像以上に強かった。 “ポリー”という昔からの愛称は、義母の「下品」のひと言で 禁じられて以降“アナ”に替えられ、兄の結婚に猛反対の義妹は 氷の刃のような嫌味と視線でポリアナを苦しめた。 どんなにがんばっても、私は完璧な富豪の妻にはなれないの? ずっと抑えてきた想いを多忙な夫にぶつけてしまった翌朝、 ポリアナは夫からの思いがけない贈り物を目にして……。 久々に登場の実力派作家が描くのは、ギリシア富豪夫妻のドラマティックな愛の再生の物語です。ヒーローとヒロインの細やかな心理描写と、思わず共感させられるエピソードが散りばめられた、ルーシー・モンローならではの大人のロマンスをお楽しみください。
何度でも、彼は私の恋心に火をつける。 ただ情熱的なまなざしを向けるだけで。 ステフは結婚した親友を祝うため、美しいギリシアを訪れていた。 そして、誰もが憧れる海運王のダーメンと再会して誘惑された。 彼女にはダーメンに初恋を利用され、捨てられた過去があり、 「100万ドルもらっても一緒にいたくないわ」とはねつけたが、 ダーメンに「では200万ドルなら?」と返されただけだった。 彼はそんな大金を使ってでも、私を取り戻したいの? かなわぬ想いと諦めていたけれど、ひょっとしたら彼もーー? しかし彼は冷酷に告げた。ある女性との結婚を破談にするため、 都合よく現れたステフに“恋人のふり”をしてほしいのだと。 ヒーローの傲慢な申し出にいったんは怒ったものの、結局ヒロインは受け入れます。なぜなら彼女は元上司にだまされ、莫大な借金を負っていたから。幼いころから生活が苦しく、恋をする暇もなく働いてきた不器用なヒロインに、愛と幸せは訪れるのでしょうか?
私はなぜ、心から愛したモーガンと別れてしまったのだろう。妊娠を知ったとき、エリーは何も告げずに彼のもとを去った。なぜなら、モーガンははじめからはっきりと宣言していたから。“僕は、ぜったいに子どもは欲しくない”と。情熱的な愛の営みにおいても、その固い意志は明らかだった。愛する人か、子どもかー。エリーは子どもを選んだのだ。だがモーガンはその財力をもって簡単にエリーを見つけ出し、容赦のない誘惑を仕掛けてくる。彼女の抱く幼いロージーを、友達の子だと思い込み、かわいいね、などと言いながら…。
シルビーは17歳のとき、10歳年上のランに手ひどく振られた。少女の頃から愛していた人を忘れるため、彼女は故郷を離れ、ニューヨークで歴史的建造物を修復する財団に職を得た。数年後、彼女は英国のとある屋敷を担当することになる。所有者は、爵位を受け継いだサー・ラナルフ・キャリングトン、そう、初恋の人ランだった。無理よ…彼と仕事をするなんて。ランはもともとの高貴な美貌に、今や威厳さえ漂わせ、冷たくシルビーを見すえた。「まだ僕を憎んでいるんだろう?」純潔を捧げたあとで拒まれたあの夜が、シルビーの脳裏に蘇った。
伯爵夫人なんて、ありえない。 背伸びしても、彼の世界には届かないから。 故郷の小さな村を出てロンドン暮らしにも慣れてきたライザは、 ある夜、遊びに来た家族と連れ立って流行のバーを訪れた。 そこでイタリアの伯爵で実業家のファウストと知り合う。 漆黒の髪の彼は遠くからでもわかるほど際立ってセクシーで、 まるで世界を所有しているような尊大な雰囲気になぜか惹きつけられた。 それなのに、ファウストがライザのことを「平凡で退屈そうだ」と 評しているのを漏れ聞いてしまい、彼女はとたんに気落ちした。 しかも彼はライザたち家族を“財産目当ての田舎者”と決めつけると、 軽蔑の念を隠そうともせず、無表情でいとまを告げて去っていった。 失礼な人! でももう会うこともないわ。だが、彼女の予想は外れ……。 後日、ライザとファウストは友人のパーティでばったり再会して、火花を散らしますーーそれは敵対の火花か、恋の火花か。たとえ恋であっても、ファウストには伯爵夫人にふさわしい家柄の娘を娶る責務がありました。そんななか、舞踏会が開かれることになり……。
朝の訪れが怖いーー目を開けると、 また彼が去っているかもしれないから。 アリーが身も心も捧げた翌朝、彼は黙ってこの家から姿を消した。 3年が過ぎてもなお、傷心を引きずる看護師のアリーは、 新しく上司になる産科医の名を聞いて驚くーーローリー・ドノヴァン。 かつて一つ屋根の下に暮らし、アリーの密かな片想いに たった一夜だけ応えて、数時間後にいとも簡単に彼女を捨てた男性だ。 目覚めたとき、ベッドに自分しかいないと気づいた朝のあの気持ちを、 いやでも思い出させる人の下で働かないといけないなんて! アリーはもう二度と彼に恋してはならないと自らを戒めた。 それなのに、「また以前のように、きみと一緒に住んでもいいか?」と ローリーから電話を受け、アリーは思わずイエスと答えていた……。 HQロマンスでも活躍するキャロル・マリネッリが描く、命の現場を舞台に繰り広げられる再会物語をお贈りします。ローリーの日焼けした肌や鍛え抜かれた体を見て、3年前の甘くつらい記憶をよみがえらせるアリー。あの日、ローリーが彼女を置き去りにした理由とは?