小説むすび | 2021年発売

2021年発売

2084年報告書2084年報告書

なぜ温暖化を阻止できなかったのか。 アメリカの地質学者が描く悪夢の2084年。 時は2084年。すでに世界は深刻な気候温暖化で危機に直面している。 21世紀初めの10年、20年間には深刻な影響が明らかだったのに、政治家や化石燃料推進派は科学的根拠を否定し続け、科学者の警告を握りつぶした。 2050年以降世界各地で未曽有の事態が進行し、2084年には人類は生存の危機に瀕している── 主人公の歴史記録の研究者(2012年生)が、なぜ温暖化を阻止できなかったのかという疑問を念頭に、世界各地の記者や学者の歴史証言を取材して執筆する形で綴られるディストピアSF小説。 *「あなたが生存を脅かす気候変動の不安で眠れないならば、ジェームズ・ローレンス・パウエルの『2084年報告書』を読むと、温暖化と闘って地球を救おうするリーダーを選ぶのに必死になるだろう」(マリ・クレール誌) *「実に怖い本だーー急いでしっかり行動しないとこうなる。そして本書にはどうやって変化を起こせるかの手がかりが満載であり、予言ではなく、フィクションである」(ニューヨークタイムズ紙ベストセラー著者ビル・マッキベン) *「未来からのこれらの報告はーー科学者、医師、司祭、大使、政治家、ツバルーー私に警告した。一日一日を無駄にできないことを教えてくれる。すべきことはたくさんある」(ジョージ・メイソン大学気候情報センター エドワード・マイバッハ) *「気候変動の甚大な影響が明らかな今、歴史家で優れた作家のジェームズ・パウエルは、切迫する潰滅的な気候変動を避けるために私たちがいま行動しなければ、恐ろしい地球規模の悪夢に直面することを伝える。本書を読んで変化を起こそう」ペンシルベニア州立大学教授マイケル・E・マン) 【目次】 第1部 旱魃と火災 第2部 洪水 第3部 海面上昇 第4部 氷 第5部 戦争 第6部 ファシズムと移住 第7部 健康 第8部 種 第9部 出口 第1部 旱魃と火災 第2部 洪水 第3部 海面上昇 第4部 氷 第5部 戦争 第6部 ファシズムと移住 第7部 健康 第8部 種 第9部 出口

テイマー姉妹のもふもふ配信 2 〜無自覚にもふもふを連れてくる妹がチート級にかわいいので自慢します〜テイマー姉妹のもふもふ配信 2 〜無自覚にもふもふを連れてくる妹がチート級にかわいいので自慢します〜

姉妹で一緒にもふもふなモンスターが登場するVRゲームをプレイする姉のミレイと妹のれん。珍しいモンスター達と遊んでいるプレイ動画がバズり、姉妹はすっかり人気プレイヤーへと仲間入り。たくさんの可愛いもふもふ達と楽しく過ごしていたある日のこと。ゲーム攻略組で有名配信者のルルからコラボ配信のお誘いがやって来る。初めてのコラボでお互い緊張するれんとルル。だけど、れんはルルが連れて来た激レアなキツネさんに興味津々で!?さらにー「わたしもキツネさんとお友達になりたい!」というれんのお願いをきっかけに、姉妹とルルはキツネさんを探して雪山へ向かうことに。現実では病室から出られないれんは、初めて触る冷たくてふかふかな雪に大興奮!さっそく雪山を探検していると、キツネさんの親玉、九尾が目撃されたとの情報が…?テイムに配信に大活躍な姉妹のゆるもふゲームライフ、雪山からお届けする第2幕!

長い夜の国と最後の舞踏会 1 〜ひとりぼっちの公爵令嬢と真夜中の精霊〜長い夜の国と最後の舞踏会 1 〜ひとりぼっちの公爵令嬢と真夜中の精霊〜

婚約破棄から始まる粛然たる復讐の物語 深い森に閉ざされた国ファーシタル。 その森を管理する精霊に仕えてきた公爵家の令嬢ディアは、幼い頃に家族を殺され、王家に保護されたのち第一王子リカルドと婚約する。 しかし、彼が他に愛する女性を得たことで婚約は解消される。 円満な婚約解消に思えたが、ディアは知っていた。 かねてより精霊との繋がりを危惧していた王家がこの婚約解消を機に、数日後の舞踏会で自身を手にかけることを。 そして自分の家族を殺したのが王家だということもーー。 全てを失いひとりぼっちで生きてきたディアは、最後に奪い続けてきた者達への復讐を決意する。 そんな彼女をずっと見ていたのは、美しく残忍な精霊ノイン。 彼こそディアの一族が仕えてきた精霊で、ディアが殺される理由だった。 気まぐれに現れるノインとともに、残されたわずかな日々を過ごすディアは、最後の舞踏会に向けて歩み始めるーー。

塞王の楯塞王の楯

出版社

集英社

発売日

2021年10月26日 発売

どんな攻めをも、はね返す石垣。 どんな守りをも、打ち破る鉄砲。 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説! 越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。 幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。 匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。 秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。 一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。 大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開けるーー。 【プロフィール】 今村翔吾(いまむら・しょうご) 1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビューし、同作で第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。2018年「童神」(刊行時『童の神』に改題)で第10回角川春樹小説賞を受賞、同作は第160回直木賞候補となった。『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。2020年『じんかん』で第11回山田風太郎賞を受賞、第163回直木賞候補となった。2021年、「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞を受賞。他の文庫書き下ろしシリーズに「くらまし屋稼業」がある。

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