2021年発売
愚直に生きる農強令嬢が、圧倒的な農業知識で国を救っていく聖女誕生ファンタジー!
「怪と幽」9号では「家」を特集! 「ステイホーム」が呼びかけられ、家で過ごす時間が増えました。本来なら心休まる場所である「家」でナニかが起きたら……憩いの場は一転して、恐怖の牢獄へと変貌することでしょう。 近年、松原タニシ『事故物件怪談 怖い間取り』や雨穴『変な家』がベストセラーとなり、小説では小野不由美による連作「営繕かるかや怪異譚」、澤村伊智『ししりばの家』、アンソロジー『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』……といった濃厚な家系(いえけい)作品が注目を集めています。 化け物屋敷から事故物件までーー引き籠りがちないまこそ、我が家の“怪と幽”を堪能しよう! ●特集 あやしい家 【対談】辻村深月×大島てる 場所の魔力、家族という呪縛 【対談】澤村伊智×松原タニシ 事故物件への複雑な思い 【創作】雨穴 不安な家 【寄稿】荒俣宏 こわい家を建てた人々 【寄稿】一柳廣孝 いつの世も家の怪異は恐ろしい 【寄稿】加門七海 日本家屋の呪術 【レポート】川奈まり子 怪談作家の成仏不動産ルポ “成仏”が事故物件の未来を救う!? 【寄稿】吉田悠軌 幽霊屋敷か事故物件か 【寄稿】東雅夫 文豪たちの怪しき我が家 【ブックガイド】朝宮運河 それでも家は呼ぶーー〈家系〉ホラーブックガイド ●小説 京極夏彦、小野不由美、有栖川有栖、近藤史恵、恒川光太郎、澤村伊智 ●漫画 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 ●論考/エッセイ 小松和彦、東雅夫、加門七海、村上健司&多田克己 ●グラビア 泉朝樹、芳賀日出男、佐藤健寿、怪食巡礼 ●怪談実話 村田らむ、鳴崎朝寝、岡利昌 ●情報コーナー 押切蓮介×泉朝樹、波津彬子×山内麻衣子、宇佐美まこと、伊藤龍平、氷厘亭氷泉、岩国物の怪地図研究会、中野晴行、藤川Q、谷原菜摘子 etc……
昭和一五年、英仏との戦争に突入した日本に、米国も宣戦を布告。連合艦隊はマリアナ諸島において米太平洋艦隊と激突する。航空機の積極活用により勝利を得たものの、この勝利は逆に米国の戦意を高める結果となり、講和の道筋はまったく見えなくなった。 戦線の拡大を望まぬ山本五十六はトラック諸島を根拠地として守りを固めようとするが、米国は長距離爆撃機を繰り出しこれを妨げる。空爆を封じるためにビスマルク諸島ラバウルを押さえるべきとの軍令部の命令が下り、主力戦艦を欠いた連合艦隊は、空母を結集した機動部隊を編成した。対する米太平洋艦隊も空母を中心に据えた艦隊を送り出し、ここに、史上最大の海空戦が開始される!
2017〜2019年に上演された「舞台 デルフィニア戦記」に合わせて刊行された「デルフィニア戦記公式ガイドブック」に掲載された三中篇に加筆の上、収録した外伝集。 「王女誕生までの七日間」 国王に返り咲いたウォルはリィを王女に迎えると公表。型破りなリィの言動に王宮の人々は否応なく振り回されていくーー。 「鷹は翔んでいく」 服飾職人フランクルが婚礼衣裳の注文を受け王宮に赴くと、肝心の姫ぎみはなぜか行方不明。ようやく面会かなった時は、結婚式まであとひと月……。 「国王の女難」 王妃リィには望めない“愛する者と過ごす、国王ウォルのやすらぎの時間”のために、バルロとイヴンが競い合い選りすぐりの愛妾を紹介するが……? 「男の修行」 ファロット伯爵に呼び出されたシェラのお話。書きおろし。 「嵐の後」 愛妾として迎える前の、ポーラとウォルのお話。ほぼ書きおろし。
横溝正史ミステリ大賞・優勝賞作家、渾身のリーガルミステリ!ごく普通の一般人である二宮智樹はある殺人事件の裁判員として裁判に参加することになる。その裁判では、美容師の男が若い姉妹を殺害した事件が裁かれることになっていた。智樹ら裁判員の多くが美容師の有罪へと意見が傾くなか、八木麻衣子と名乗る若い女性だけは美容師の無実の可能性を訴える。だが評決になって、麻衣子は一転して有罪へと意見を変え、美容師には死刑判決が下る。裁判から数か月後、智樹は麻衣子とつきあうようになり結婚を申しこむが、なぜか麻衣子はそれを拒む。折しも美容師の事件の控訴審が開かれ、麻衣子は再び美容師の冤罪の可能性に言及していた。その矢先、麻衣子は忽然と姿を消す。彼女はなぜ姿をくらましたのかー。
寝つきが悪くて困っている人、夜中に目が覚めてしまう人、または一日中なんとなく不安が消えないという人も、寝る前にこの本を読めば、心を休めて穏やかな眠りに就くことができるだろう。この本に収められた物語には、子どものころに読んでもらった「寝る前のお話」と同じ力がある。
北陸加賀に「百姓ノ持チタル国」が建てられて八十年。誰の支配も受けず、民衆が自ら治める一向衆の政は、内外の戦に明け暮れるうちいつしか腐敗し、堕落していた。織田信長や上杉謙信、朝倉義景ら強大な外敵に囲まれ、窮地に陥った加賀に現れたのは、「仁王」と呼ばれる本願寺最強の坊官・杉浦玄任。加賀から越前、さらには日本全土に「民の国」を築くため、玄任は救いなき乱世で戦い続けるーー。
ようこそ、恐怖の“肉食系”ミステリーへ この島は何かがおかしいーー 大手新聞社を定年退職した夜、連れて行かれたショーパブで一人の女性と出会った鮎子。 アサミと名乗る彼女はショーの演出を手がける立場で、出演ダンサーのオーディションを近々行うという。そのオーディションに立ち会って欲しいと、鮎子は初対面にもかかわらずなぜか頼み込まれる。 禁断の出会いをきっかけにアサミに翻弄される鮎子。新宿、浅草、バリ島を舞台に、アサミに心身をとりこまれた先で彼女が体験したのは、想像を絶する「宴」だったーー ようこそ、大藪賞作家が仕掛けた、世にもおぞましい“美食”の狂宴へ……! 【注意】全てが伏線。一行たりとも目を逸らしてはいけない。
六十年前の団地体験で賞金五百万円ーーって、これ現実!? 昭和と令和が交錯するイヤミス新次元! 賞金につられてリアリティショーに集まった二つの家族。古き佳き時代であるはずの昭和の生活は、楽じゃないどころか、令和の今より地獄の格差社会。お気楽バラエティのはずが、外野も巻き込みどんどん不穏になっていく現場は疑心暗鬼で大荒れの末、まさかまさかの超展開。次々と起こる惨劇は虚構か、現実か!?
ぼくと中年男は、謎の本を探し求める。三島賞作家の受賞第一作。幻の書の新発見か、それとも偽書かーー。高校の歴史研究部活動で城址を訪れたぼくは中年男に出会う。人を喰った大阪弁とは裏腹な深い学識で、男は旧家の好事家が蔵書目録に残した「謎の本」の存在を追い始めた。うさん臭さに警戒しつつも、ぼくは男の博識に惹かれていく。ラストの逆転劇が光る、良質のミステリのような注目作。
愛は戦いじゃないよ。愛は奪うものでもない。そこにあるものだよ。たいせつなひとの死、癒えることのない喪失を抱えて、生きていくーー。凍てつくヘルシンキの街で、歴史の重みをたたえた石畳のローマで、南国の緑濃く甘い風吹く台北で。今日もこうしてまわりつづける地球の上でめぐりゆく出会いと、ちいさな光に照らされた人生のよろこびにあたたかく包まれる全6編からなる短篇集。
ソ連とは一体何だったのか? ロシアを代表する人気作家の大河小説、ついに完訳! いつも文学だけが拠りどころだったーー。スターリンが死んだ一九五〇年代初めに出会い、ソ連崩壊までの激動の時代を駆け抜けた三人の幼なじみを描く群像劇。近年ではノーベル文学賞候補にも目される女性作家が、名もなき人々の成長のドラマを描き、強大なシステムに飲み込まれることに抗する精神を謳いあげた新たな代表作。
東京都杉並区。古くからの住宅街の空き家に総勢十人の大家族が越してきた。カリスマ的なオーラを放つ六十代の女性を筆頭に、三人の娘とその連れ合い、そして孫の少女三人という女系家族だ。平安時代から神に仕える仕事をしてきたという一族は、不思議な磁力でたちまち地域の住民たちを取りこんでゆく。隣家に住む榊可南は彼らに警戒心を抱き、そのルーツを探ろうとするが、蔓延し始めた感染症がさらに思わぬ事態を引き起こしてゆくー。
息子を溺愛し、学校や近隣でトラブルを繰り返す母親。 家から一歩も出ず、姿を見せない息子。 最愛の息子は本当に存在しているのかーー 歪んだ母性が、やがて世間を震撼せるおぞましい事件を引き起こす。 「男の子はいくつになっても、お母さんが大好きだからね」
大学生の玉城聖子が書店で待ち合わせているのは、警視庁の幹部と、座間味くんと呼ばれる中年の会社員の男性。世代も性別もバラバラだが、不可解な話を肴に時折酒を酌み交わす仲だ。浮気性の男が起こした傷害事件、若手起業家と空き巣の争い、猫がもたらした複雑な出会い、キャンプ場で一人テントを広げるスーツの女性、そして聖子の胸に淀む罪悪感…。杯を干すほどに推理は冴え、思いも寄らぬ真相が露わになっていく。酔いにまかせて油断しないで。世界はたった一言で変わるから。
読みたいときに読みたいだけ 現代ショートショートの旗手が贈る、大人気シリーズ第4弾! ここは競天馬場。人々はペガサスのレースに熱狂して…… --「天翔ける」 力みなぎるエナジードリンク。その力に頼りすぎると…… --「Wolf」 やっと進んだ最終面接。でも社長の頭は三つあって!? --「会社の番人」
1967年生まれの理夏。アパレル業界に憧れて上京した19歳の頃バイトをしていたパン屋さん「アンゼリカ」が閉店すると聞き、30年ぶりに下北沢を訪れた。古いアパート「コーポ服部」で過ごしたバイト仲間の秋子、元住人・ちはるとの日々は濃く楽しい時間だったが、秋子に恋人ができ、すれ違い、三人はバラバラになってしまった。時を経ても消えることのない罪悪感を抱える理夏に、一通の手紙が届きー下北沢に実在した人気パン店「アンゼリカ」を舞台に、青春の輝きと苦みを知る大人のための物語。