小説むすび | 2022年12月28日発売

2022年12月28日発売

ヴァイケン・オルドの錬金研究室 〜目覚めたら五百年後だったんだけど、錬金術が廃れてました。再興目指して古巣でお仕事はじめます〜ヴァイケン・オルドの錬金研究室 〜目覚めたら五百年後だったんだけど、錬金術が廃れてました。再興目指して古巣でお仕事はじめます〜

出版社

講談社

発売日

2022年12月28日 発売

錬金術師。卑金属から黄金を生み出し、新たな未来を錬成する者。…彼らがそう評されていたのはもう五百年も前であり、今や錬金術は魔法時代の到来によってすっかり廃れてしまっていた。そんな時代の折、古代遺跡の奥で一人の錬金術師が目を覚ます。-ヴァイケン・オルド。およそ五百年前に活躍した錬金術師は、十代前半の少年の姿となって五百年の時を超えた転生実験に成功していた。錬金術師兼冒険者として新たな時代での仕事を始めたヴァイケンの存在は、徐々に王立学術院や国王の耳に入るほどの噂になっていく。そしてそんな中で浮かび始める、五百年前に世界を崩壊の危機に陥れたある歴史の真実。自重を持ち合わせない錬金術師と、おとぼけ人工妖精が五百年後の世界を救う錬金術無双ファンタジー、ここに開幕!

ホワイトルーキーズ 3ホワイトルーキーズ 3

空知総合病院の研修医四人は赴任から半年がたち、慌ただしい研修生活は日常となっていた。朝倉雄介は慣れた様子で救急外来をこなしていたが、ある日、交通事故の重症患者が予期せぬ形で運ばれてくる。現場は混乱しており、連絡がうまくいかずにどう対応すべきだったのかと悩む朝倉に、さらには患者家族とのトラブルが舞い込んでくる。風見司は放射線科を回っている間、自分の知識と技術を磨くことが要求されていた。プロフェッショナルとして自分に足りないこと、そして自分に合った医師としての生き方について考え始める。沢井詩織は緩和ケア科で自分にできることを探していた。指導医の栗本が癌患者たちと向き合う姿は非常に真摯で繊細なものであり、未熟な自分など立ち入る隙がないように思われたからだ。治療を拒否する患者が診察室に入ってきて、沢井は患者の考えに納得ができなかったが…。清水涼子はリハビリテーション科で、パーキンソン病患者と出会う。周囲に対して意固地な態度を取り、家に帰ると頑なに言い張る彼であったが、それには理由があった。清水は医師として患者の疾患を診るだけでなく、個人との向き合い方を考えていく。研修医として医学だけでなくスタッフや患者などさまざまな人との関わりについても学んでいく彼らであるが、年末が近づくにつれて、自分たちの将来についても考え始める。なにもかも手探りの中、四人の将来像は少しずつ形になっていく。空知の大地をともに歩みながら。

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