2024年12月26日発売
男爵家の少女メルフィーは実母が亡くなった後、義妹たちに虐げられ“飯炊き令嬢”として日々料理をさせられていた。 そんな中、彼女の婚約者は義妹と浮気し、メルフィーは婚約破棄をされて、家から追い出されてしまう。追放先は冷酷公爵と恐れられるルーク公の家、そこで料理人として働くことにーー。 「メルフィー、君はずっと、この家にいていい」 メルフィーの料理を気に入ったルークは彼女と専属契約を結ぶ。 彼女の作る料理で、変わっていく公爵家の日常。そして冷たく見えた冷酷公爵の態度が、どんどん優しくなっていくように。 これは料理の「加護」で愛される少女の物語ーー。
飲み友達だったノア/アインハルトと想いが通じ合ったアリシア。 婚約者となったアインハルトのまっすぐな気持ちに気恥ずかしさと幸せを感じながら日々を過ごしていた。 そんな中で、アインハルトは騎士としてアンハイム王国の使節団としてやってきたカミラ王女の護衛任務につくことになる。 王女に気に入られ四六時中連れ回される中でアリシアとのすれ違いが続いてしまう。 しかも、アインハルトを国に連れて帰りたいと言い出してーー 「あなたがアインハルトとお別れをしてくれたら、わたくしと共に来るのじゃないかしら」 楽しく美味しい日々に危機が迫る!? グルメ&ラブ ファンタジー、第2弾!
ナイジェルの王位継承の儀を控え、祭りに浮かれるリンチギハム。 だが、リンチギハムの王都を覆っていた結界が突如消滅する。 魔族の襲撃。不完全ながらも、ついに復活する魔王。 完全に力を取り戻す前に魔王を叩きたくとも、 女神の声が聞こえないままのエリアーヌには、勝機は見いだせない。 そんな中、レティシアにより街中に連れ出されたエリアーヌは、 そこで市中の人々の、聖女への強い信頼を目にする。 ーーひとりでは勝てなくても、みんなとの絆があれば。 そしてエリアーヌは、人々との『絆』を力として、魔王に立ち向かう。 その胸には、決して消えない勇気の灯火を抱いて。 その手には、大切な愛するひとの温もりを握ってーー。
≪システムからの、解放完了。これより現実世界(リアル)が開始されます≫ その謎の音声が響き渡ると同時に、 公爵令嬢ルピアの意識はクリアなものとなった。 それまでの自分は、まるで何者かに意識を乗っ取られていたようだった。 “悪役令嬢”として振る舞うよう操られ、 婚約者を伯爵令嬢に略奪され、 尽くしてきた王太子にすら裏切られてーー これは、 『ゲームのシステム』により自身の意思すら奪われていた公爵令嬢が ゲームの終了(エンディング)により自分を取り戻し、 真の幸せを掴むまでの「大逆転」ファンタジー物語ーー!!
かつて「帰りたい」と願った、夢に見た“光の世界”--目覚めると私は前世の姿、塔垣柚子としてそこにいました。異世界で悪魔として……ユールシアとして生まれ育った記憶をほとんど失って。しかも、身体は五歳の幼女! これって、二度目の転生? それともタイムリープ? もし時間が巻き戻されたのなら、かすかに思い出せる前世、身体が弱く何年もベッドに寝たきりで十代前半で亡くなった柚子の生をやり直しましょう。ですが、私の悪魔としての邪悪な気配に引き寄せられるのか、私の周囲には人の悪意や悪霊が集まってきます。そして、ふと気づくと私を見ている、どこか見覚えのある黒猫、あなたはだあれ? 待望の第二部、現代日本を舞台にスタート!
神託により、王城に召し上げられた平民のエルナン。 穏やかな賢王に誠心誠意お仕えすることを心に誓うが、何故か日没後は王の前を辞すよう命じられる。 ある夜、迷いこんだ礼拝堂で王と同じ顔をしているのに全く違う雰囲気を纏う男・ルファスと出会う。 不思議と惹かれ、触れあいたくなるルファスと、真を尽くしてお仕えしたいと忠誠をささげる王の二人の間で揺れるエルナン。 しかし、王に毒が盛られたことにより濡れ衣を着せられ、暗殺者として追われる身になってしまいーー!!
24時間いつでも個人秘書を呼び出すけれど、 絶対に手は出さない。それがボスのルール。 ボスが真夜中に私を呼び出したのは、スーツ選びのため? 上半身裸の上司ルカが切り出した用件に、ポリーはうんざりした。 ローマで知らない者はない美貌の富豪実業家ルカ・サルバトーレ。 個人秘書のポリーはついに辞職を申し出たが、雇用契約を盾に 2週間の猶予を迫る彼に屈し、出張に同行することになってしまう。 その最後の夜ーーポリーはルカに純潔を捧げた。本当はずっと、 彼に恋していたから。もうこれで二度とルカには会えない……。 翌日ポリーは、想いを断ち切るため、 さよならも告げずに、ミラノへ引っ越した。 ところが妊娠が判明したあと、ルカが復職を求めて訪ねてきてーー?! 永遠の大人気テーマ、ボスと秘書の恋物語をお楽しみください。美貌のボスに片想いするヒロインが、たった一度彼と情熱を交わし、授かった新しい命。おなかの子のために愛なき結婚を受け入れたヒロインを、いつか彼は愛してくれるのでしょうか?
ダイヤモンドに愛を求めても傷つくだけ。 なのに、この目は彼を追わずにいられない。 ギリシアで獣医をしているジジはある日、怪我をした大型犬を助けた。 翌朝飼い主をさがそうとすると、ギリシア富豪ジェイスが家に現れ、 彼の愛犬に怪我をさせたと責められてしまう。 だが誤解だとわかると、彼はジジを所有する超高級ヨットへ招待した。 恋愛に疎いので女性関係が派手な富豪には惹かれたくなかったけれど、 生まれて初めて男性から熱烈な誘惑をされて、彼女は純潔を捧げた。 それから数週間後、ジジは病院の検査で妊娠を知らされた。 ジェイスはすぐに結婚を申しこみ、彼女の体を気づかってくれたが、 なぜか急によそよそしい態度をとるようになり……。 父親からも母親からも愛を与えられずに育ち、寂しい人生を送っていたヒロイン。初めて心を許せると思ったのがヒーローでした。けれど愛していればいつかは振り向いてくれるのではという願いもむなしく、彼から「結婚は義務だ」とはっきり言われるのです。
あなたが心に抱えた暗い秘密を、 どうか私には打ち明けて。 やはりジェイソンに協力してもらうしかない──ローラは決めた。 大事な妹が妊娠して恋人に捨てられ、命を絶とうとしたのだ。 それだけでもショックなのに、行方をくらましたその恋人が、 よりによってジェイソンの義理の弟だったなんて。 3年前、ジェイソンはローラの最愛の人であり上司だった。 だが彼は理由も告げず、手酷くローラを裏切った。 もう二度と会うこともないと思っていたのに……。 ジェイソンは協力と引き換えに、ローラが彼と同居することを 求めた。夜ごとベッドを共にしても、なぜか頑なに心を閉ざす彼。 ローラは絶望して家を出るが、その直後、妊娠に気づいて……。 謎めいたヒーローに振り回され、ボロボロになっても、ひたすら愛し続けるヒロイン。愛憎の行きつく先で、ようやく明らかになるヒーローの秘密とは……? ドラマティック・ロマンスの旗手、アン・メイザーの知られざる逸作をご堪能ください。
コーヒーよりも苦い恋があると、 無垢な彼女は初めて知った。 大富豪ラファエルが会社への投資を引きあげると聞いて、 コーヒーチェーンを父と経営するグレースは真っ青になった。 このままでは従業員と家族を路頭に迷わせることになる。 なんとか面談の約束を取りつけたグレースは、すぐさま彼が住む ブラジルの豪奢な邸宅へと飛んだ。だが話し合いは難航し、 ラファエルに連れられて訪ねた取引先のコーヒー農園で、 思いがけない話を耳にしてショックを受ける── 彼女の会社が代金を支払わず、みんな困っているというのだ。 もしやラファエルは、私が横領でもしていると疑っていたの? 驚き慌てたグレースは、はずみで彼とキスを交わしてしまい……。 ヒロインは数字が不得手の失読症だと知ったヒーローは、彼女が無実であることにすぐに気づきます。それでも彼女にすっかり魅了され、手放したくなくて……。熱き楽園を舞台に展開する、ほろ苦いロマンスを人気作家サラ・モーガンが巧みに描きます。
髪も、肌も、瞳もーー この子はあなたに瓜二つ。 1年半前、バイオレットはタクシーの衝突事故で1週間の記憶を失った。 ほどなく妊娠に気づくが、困ったことにおなかの子の父親を思い出せず、 今は生後6カ月になった息子を独りで育てている。 そんなある日、仕事で偶然出逢った魅力的な男性エイダンを見て、 記憶が怒濤のごとく甦り、バイオレットの頬を涙が伝ったーー そう、この人よ! エイダンと過ごしたあの夜は人生最高の夜だった。 バイオレットはこれまで彼に連絡をとれなかった理由を説明したが、 エイダンの反応は冷たかった。「記憶喪失だって? 都合のいい話だな」 しかし、エイダンが不意にそばにあった赤ん坊の写真に気づいたとき、 彼女は告げた。「そうよ、この子は間違いなく……あなたの息子よ」 抜群の発想力であっと驚くストーリーを次々に生み出す作家アンドレア・ローレンスが描く、記憶喪失&予期せぬ妊娠物語! 突然、自分に子供がいることを知らされたエイダンはショックを受け……。『大富豪と貧しき相続人』『仮面の富豪とエマの秘密』の関連作。
美貌の大富豪は薄情な人。 そう思っていたけれど……。 亡き異母姉が産んだ双子の赤ん坊を育てているギャビーは、 子供たちの父親、ギリシア大富豪アンドレアスに面会を申し込んだ。 姉は彼との一夜限りの関係で身ごもり、密かに出産したのだった。 ギャビーがかわいい子供たちの養親になるには、父親の承諾が必要なのだ。 夕刻になってようやく面会を許され、DNA鑑定の報告書を突きつけると、 彼はにべもなく言った。「僕に施しを求めても、なんの解決にもならない」 身に覚えがないという態度を崩さぬまま、アンドレアスは去っていった。 無類の冷血漢だわ! 彼の心に私の言葉は届きそうにない……。 だが後日、彼は自分と瓜二つの男性をギャビーに引き合わせて告げた。 「僕の双子の兄だ。赤ん坊たちの父親は、僕ではなく兄なんだ」 美しいエーゲ海を舞台に、大スター作家レベッカ・ウインターズが描いた感動作。赤ん坊たちの父親ではなかったヒーローの実は温かい人柄に惹かれていくヒロインですが、彼には美しい恋人がいると知り……。赤ん坊たちの行方も含め、結末が気になる物語です!
最愛の義兄で、敵で、 悪魔のように魅力的な人……。 ブレナが12歳のとき、母がウェイド一族の家長と再婚した。 ブレナの義兄となったネイサンは傲慢の極みのような人だったが、 彼女は心密かに憧れの念を抱いてきた。 だが22歳の今、ブレナは二度とネイサンに会いたくないと思っていた。 去年の春、ネイサンにプロポーズされ、一夜をともにしたのに、 そのプロポーズは、亡き両親が彼女に残した遺産を手に入れたいがための、 欲得ずくのものだったとわかったのだから……。 私のことを愛してもいないのに、プロポーズなんかしないで! 愛なき求婚から、そして最愛の義兄から逃げだして1年。 今再び、ブレナの目の前にネイサン・ウェイドが現れたーー 英国女王エリザベス2世からもその活躍を讃えられた作家による不朽の銘作シリーズ《キャロル・モーティマー・コレクション》をお届けします。ロマンスの“話巧者”と評される所以をとくとご覧あれ。
イタリアの至宝のような富豪との政略結婚。 愛されもせず、逃げられもせず……。 イタリア富豪ジャンニとの政略結婚か、さもなくば勘当か。 キーリンは苦しい選択を迫られていた。 父の会社を救うためでも、愛のない結婚なんてあまりに悲しい……。 知恵を絞った末、ジャンニのほうから破談にしてくれることを願い、 キーリンはひたむきに、嫌われる努力を重ねたーー いつもの自分らしくなく、派手に装い、派手に振る舞って。 なのに、ジャンニは美しい顔に蠱惑的な笑みを浮かべるだけで、 彼女の抵抗などものともせずに政略結婚を進めた。 ついに初夜を迎え、キーリンは実は無垢であることを正直に告げた。 すると彼が嘲るように言い放った! 「もういい。君にはうんざりだ」 どんな女性も振り向かずにはいられないほどの、絵に描いたようにハンサムなイタリア富豪ジャンニ。そんな完璧な彼にも、どうしてもキーリンと結婚しなければならない訳が……。かたや、愛なき結婚がどうしてもいやなキーリン。そんな二人の新婚生活の行方は?
清貧のシンデレラにはわかっていた。 愛だけでは身分差は超えられないと。 社交界デビューを間近に控える牧師の長女コーラは、 若きハーロウ公爵の舞踏会へ出席できることになったーー 折しも自宅に誤配された返送先不明の空色のドレスをまとって。 それは、彼女の境遇では到底買えない高級なシルク地の上等品だった。 いざ舞踏会が始まり、コーラを最初のワルツの相手に選んだのはなんと、 夏の海のような青い瞳が美しい、ハーロウ公爵デクラン! コーラはたちまち彼に惹かれるが、みずからの素性は明かせなかった。 貧しい牧師の娘が公爵と結婚できないことはわかっていたから。 でも、このおとぎばなしの続きを味わいたい。あともう少しだけ……。 そう願ったが、その空色のドレスは私のものと主張する令嬢が現れーー 長年、母の看病や妹たちの世話に忙しくしてきたコーラ。貧しさゆえただ一度のチャンスと臨む社交界シーズンに、天の恵みのように受け取ったドレスが恋の波瀾を巻き起こします。しかも空色のドレスの持ち主は、デクランの第一の花嫁候補と目される令嬢で……。
稀代の放蕩富豪が求婚したのは、 父にさえ愛されない醜いあひるの子。 母を亡くし、父から“返品されたもの”のように扱われるアデリーン。 きっと、私には母のような美しさが欠けているからだわ……。 そんな彼女には、父に決められた20歳も年上の婚約者がいた。 さるレディの屋敷で催されるハウスパーティーへ招待されたとき、 アデリーンは婚約者とそのレディが密通していることを知り、 彼を愛していないとはいえ屈辱に耐えなければならなかった。 翌日の晩、さらに驚くべきことがーーアデリーンの眠る部屋に 目が覚めるほど容姿端麗な男性が現れ、彼女の純潔を奪ったのだ! 相手は、彼が歩いた後には恋に破れた女のハートが積み重なると言われる 社交界随一の人気者、放蕩富豪グラント・レイトン。いったい、なぜ? アデリーンの部屋にグラントがやってきたのは、婚約者の浮気相手のレディが仕組んだ罠でした。期せずしてとはいえ、アデリーンと夜をともにしたグラントは、責任を取って彼女に求婚する羽目に。けれど傲慢な男性にあれこれ指図されたくないと、彼女は断り……。
This collection of mystery and horror stories is regarded as Japan's answer to Edgar Allan Poe. Japanese Tales of Mystery & Imagination, the first volume of its kind translated into English, is written with the quick tempo of the West but rich with the fantasy of the East. These nine bloodcurdling, chilling tales present a genre of literature largely unknown to readers outside Japan, including the strange story of a quadruple amputee and his perverse wife; the record of a man who creates a mysterious chamber of mirrors and discovers hidden pleasures within; the morbid confession of a maniac who envisions a career of foolproof "psychological" murders; and the bizarre tale of a chair-maker who buries himself inside an armchair and enjoys the sordid "loves" of the women who sit on his handiwork. Lucid and packed with suspense, Edogawa Rampo's stories found in Japanese Tales of Mystery & Imagination have enthralled Japanese readers for over half a century. Mystery stories include: ●The Human Chair ●The Caterpillar ●Two Crippled Men ●The Traveler with the Pasted Rag Picture 江戸川乱歩短編集 [英文版] 『芋虫』 、『人間椅子』、『鏡地獄』など、半世紀以上に渡り日本の読者を魅了してきた血も凍るような傑作9篇を収録。西洋特有の早いテンポと東洋ならではのファンタジーが織り交ぜられた乱歩のミステリーを英語でお楽しみください。
This collection of fifteen chilling tales brings to life a world where the supernatural and earthly realms are seamlessly entwined. The ghosts, goblins and magical creatures in its pages are by turns mischievous, terrifying, protective and tender. Included in this anthology are: ●"The Badger Haunted Temple": A brazen group of friends attempts to rid a temple of a gluttonous, shape-shifting goblin who has taken up residence there ●"A Cherry Flower Idyll": A young man falls in love with the ethereal spirit of a cherry blossom tree and vows to find her in the mortal world ●"The Story of Mimi Nashi Hoichi": A blind bard is summoned to recite the tale of a famous battle to the ghosts of its victims, only to find that his own life is at risk And twelve other supernatural tales, including several that rarely appear in English! Passed down through generations, these classic tales are beautifully retold by Lafcadio Hearn and Yei Theodora Ozaki, two great interpreters of Japanese folk traditions. This volume features a deluxe hardcover binding and sixteen all new, full-color illustrations by contemporary Japanese yokai artist Sakyu. It will be treasured by fans of yokai and Japanese culture, as well as anyone who enjoys a good ghost story. 日本の怪奇物語集
雑用係として勇者パーティーに参加していた道具師のフェルト。周囲からありふれた生産職と揶揄される彼は、実は勇者をしのぐ実力を持つ規格外の道具師で…!? 「最も警戒すべき相手を、我々は見誤っていたのかもしれん……」 魔王討伐を果たしたその後。しがらみに囚われたくないフェルトは自身の功績のすべてを仲間に譲り、念願だった自由気ままな旅に出る。道中で再会した、もふもふな白犬のピケをお伴にしてーー。 前世からのやり込み好きな気質で極めた道具作りのスキルと、激レア素材を次々見つける豪運体質(?)で無自覚に活躍してしまうフェルト。作った傷薬が「聖なる秘薬」と話題になったり、街を襲う魔物をあっさり討伐したり…。正体を隠しているつもりが、行く先々でたちまち注目の的になってしまいーー!? 異世界グルメを堪能したり、素材採取に精を出したり。最強の相棒(※実は神獣)と楽しむ異世界ぶらり二人旅、開幕!