小説むすび | 2024年4月発売

2024年4月発売

情熱は罪情熱は罪

この子を宿した一夜は絶対に忘れない。 たとえ彼は忘れ去ってしまっていても。 ある嵐の夜、ライザは血のつながらない義兄ロークと結ばれた。 クルージングに出た船上で、激情に駆られてのことだった。 だが、直前にマストから落ちて脳震盪を起こしていたロークは、 断片的に記憶を失い、翌朝には彼女と結ばれたことを忘れてしまう。 義妹への潜在的な罪の意識からか、以来、彼はライザに冷たくなった。 あの一夜の思い出に胸を焦がしても、報われることはないんだわ。 耐えかねたライザは書き置きも残さずに家を出たーー身重の体で。 5年後、無事に生まれた息子を育てながらロンドンで自活する彼女の前に、 突然、以前と変わらぬ非情さを漂わせたロークが現れる! しかも彼は、幼い息子を、ほかの男性の子供だと信じこんでいて……。 親同士の再婚により義理の兄妹となったヒーローとヒロインによるドキドキのシークレットベビー物語をお届けします。大スター作家ペニー・ジョーダンらしく人間の心の裏表を巧みに描いた名作です。

路地裏をさまよった伯爵夫人路地裏をさまよった伯爵夫人

〈奥様が帰宅されました〉 伯爵は手渡された紙を、握り潰したーー ロンドンの路地裏の下宿屋に暮らすパーディタは、 3カ月前に市場町で旅一座に拾われ、経理や衣装管理の仕事をしている。 じつは彼女にはそれ以前の記憶がない。“パーディタ”も仮の名だ。 ある日、仕立屋で用事を済ませ、急ぎ自宅に足を向けたつもりが、 なぜか下宿屋ではなく大きな屋敷に帰り着いてしまった。 「お、奥様」驚き顔の執事に中へ招き入れられ、彼女は混乱した。 奥様って……? 私は何者でもない、名もなき路地裏の住人だけれど。 しかし、どこか見覚えのある部屋に通されてしばらくすると、 怒った男性ーーエピング伯爵が雷のごとく飛び込んできて言い放った! 「君への要求はただ1つ。私たちの子供がどうなったかを話すことだ!」 伯爵の顔を見たとたん、彼が夫だとわかったパーディタこと、エピング伯爵夫人メアリー。“私たちの子供”と聞いて、自分に子供がいたのかと彼女は驚きますが、怒濤のごとく押し寄せた感情に心が乱れ……。リージェンシー・ロマンスの大スター作家による傑作!

ふたりのアンと秘密の恋ふたりのアンと秘密の恋

記憶喪失の娘と貴公子の恋は、 春の花咲く日だまりの庭でーー。 「きみの名は?」名門貴族ジェームズ・オルドハーストに尋ねられ、 ベッドに寝かされた娘は必死で答えた。「わたしは、アン……」 嵐の夜、ずぶ濡れで行き倒れになっていたところを彼に拾われたが、 彼女は名前以外のいっさいの記憶を失っていた。 心身ともに弱り果て、不安ばかりが募るなか、 何くれとなく世話をしてくれる優しくてたくましいジェームズに、 アンはいつしか特別な想いを寄せていた。 彼は誰もが結婚したいと憧れる、社交界随一の魅力的な貴公子。 出自不明のわたしなんかと関わったら、彼の名誉に傷がついてしまう! 密かに身を引く決意を固め、アンは屋敷からひっそりと姿を消した……。 ジェームズのために身を引いたアンは、本能的に親族の屋敷にたどり着いた翌朝、記憶を取り戻します。しかし今度は、ジェームズと過ごした1週間の記憶が抜け落ちているのでした。名士の令嬢として脚光を浴びるアンは、社交界でジェームズと運命の再会を……。

独りぼっちで授かった奇跡独りぼっちで授かった奇跡

私の望みは2つだけ。赤ちゃんを産むこと。 愛を教えてくれた男性に愛されること。 最近の体調不良の原因が妊娠と知って、ヴィエナは愕然とした。 医者から“妊娠できない”と言われていたのはなんだったのだろう? でも子供の父親ーー富豪ジャスパーはこの知らせを歓迎しないはずだ。 私は数日一緒に過ごしただけの、ただのベッドの相手だから。 でも、男らしい彼は私を大切にしてくれた。そんな人は初めてだった。 悩んだ末に、ヴィエナはジャスパーに赤ん坊ができたと告げた。 ジャスパーがすぐに子供の父親になりたいと言ったのはうれしかった。 けれど、彼が続いて口にしたのは“義務”という言葉ばかりだった。 私がいちばん欲しいのは愛なのに、愛のない結婚が答えなんて……。 大胆かつ緻密な構成を得意とする、大スター作家D・コリンズ。孤独の中、愛を求めて傷ついてきたヒロインは兄の結婚によってできた義兄に恋をしますが……。今作がお気に召したら、スター作家J・アシェンデンのR-3874『○○○○○○○○○○○○』もぜひご一読を!

悪役貴族として必要なそれ 2悪役貴族として必要なそれ 2

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年4月30日 発売

青年は気がつくと、愛読していた小説の極悪侯爵・アブソリュートとして転生していた! いずれ迎える破滅エンドを打ち砕くため、イベントのフラグをすべてへし折ることを誓うアブソリュート。 そんなある日、隣国・レオーネ皇国で起きた反乱を抑えるため、援軍として呼ばれることに! 本来は勇者に起こるはずのイベントで、悪役貴族・アブソリュートは民衆を救い、レオーネ王女を救うことができるのか! 孤高で孤独の悪役貴族・アブソリュートの破滅の運命を変える! 大人気ダークファンタジーの第二弾!全編完全書下ろしで収録。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■期間限定特典:『悪役貴族として必要なそれ』書き下ろし短編小説 WEBで読める期間限定公開の書き下ろし小説 ※閲覧期限は2024年8月31日まで ※ご使用端末によっては読み取れない場合がございます ※パケット通信料を含む通信費用はお客様のご負担となります ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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