小説むすび | 2024年8月発売

2024年8月発売

スター作家傑作選〜愛は心の瞳で、心の声で〜スター作家傑作選〜愛は心の瞳で、心の声で〜

妹の婚約者の兄がサクソンだったなんて!かつてマギーは仕事で出逢った年上の魅力的な大富豪サクソンに惹かれたが、誤解がもとで猛烈な怒りを買い、故郷に逃げ帰って密かに彼を想い続けてきたのだ。それがまさか、妹の婚約者の実家で再会するとは。目的のためなら手段を選ばない冷徹な実業家の彼は今、事故で視力を失い、家にこもりっきりで看護師の世話も拒んでいるらしい。そんなサクソンが、思わぬ再会に戸惑うマギーに鋭い口調で命じた。「君が心から反省しているとわかるまで、数週間、私の目になってもらう」(『この愛が見えない』)。ジーナは法律事務所で地味な下働きをする毎日。耳が聞こえず、普通の暮らしもままならなかった以前に比べれば夢のようだ。今も障害がなくなったわけではない。皮下に埋め込んだ器具を外せばすぐに聞こえなくなってしまう。だがそのことに気づく人はほぼいなかった。そんなある日、顧客で敏腕実業家のカースンに出逢い、自分の障害のことを話すと、彼はとたんに顔を強ばらせ、ジーナの心は塞いだ。やっぱり彼も偏見を持っているのね…。けれども、そのときの彼女はまだ知らなかったー彼の苦渋の表情の本当の意味を。(『あなたの声が聞こえる』)。

「先日救っていただいたドラゴンです」(1)「先日救っていただいたドラゴンです」(1)

発売日

2024年8月9日 発売

元Sランクの凄腕冒険者のラルクは周囲に惜しまれながらも、35歳で冒険者業を引退する。友人の紹介でのんびり余生を過ごせる“素敵な村”を紹介され行きついた先は…人が一人もいない廃村。ひょんなことから罠にかかり拘束されたブラックドラゴンを救ったラルク。翌日、彼の下に現れたのはー黒髪の美少女だった!「先日救っていただいた、ドラゴンのディアです!お礼をしにきましたので、よろしくお願いします!」静かに暮らしたいラルクは急にやってきたディアを追い返そうとするが、「命を救われた竜は、恩人に一生を尽くさねばならない」という掟に従わないと竜界から追放されるとディアに泣きつかれてしまい、最終的にラルクは渋々彼女を家に住まわせることに。そして始まる1人と1匹の生活。ディアの重力波で荒れ地を耕して畑を作れば、竜の魔力のせいで謎の作物やドリアードが生まれたり、ハイエルフの少女と出会い問題に巻き込まれたり…ラルクの想像していた余生とは違っていてー。これはうっかりブラックドラゴンを救ったばっかりに、ちょっぴり規格外で騒がしいスローライフを送ることになる、一人の冒険者の物語。

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