2024年発売
平成生まれのヒロインが栄養士として人と未来を結ぶ!朝ドラ「おむすび」を完全小説化 福岡・糸島で育った平成生まれの主人公・米田結。自然豊かな暮らしを通じて、食と栄養に関心を持った結は、あることをキッカケに“人のために役立つ喜び”に目覚める。そして目指したのはー“栄養士”だった!人々の健康を支える栄養士として、さまざまな問題を「食の知識」と「コミュにケーション力」で解決しながら、目には見えない大切なものを結んでいく、“平成青春グラフィティ”。思いっきり楽しみ、時に悩みながら、激動の時代をパワフルに駆け抜ける。 朝ドラ「おむすび」の物語を気軽に読んで楽しめるライトノベル版。朝読書の時間にもおすすめ。
シャーリイ・ジャクスン賞中長篇部門受賞作にして国際ブッカー賞最終候補作! Netflixで映画化もされた「まったく新らしい幻想譚」が本邦初上陸!!! アルゼンチンの片田舎の診察室で死にかけている女アマンダ、その横にたたずむ謎の少年ダビ。 彼女はなぜ死にかけているのか、ふたりは対話を通してその記憶を探っていく。 すべては熱に浮かされているアマンダの妄想なのか、ダビはそこにいるのかいないのか、そして愛する娘はどこに行ってしまったのか…… 〈スパニッシュ・ホラー文芸〉を牽引する作家による、めくるめく愛の悪夢がいまここに。 「虫が体に入り込む」 【2017年度国際ブッカー賞最終候補作】 【2017年度シャーリイ・ジャクスン賞中長篇部門受賞作】 【2015年度ティグレ・フアン賞受賞作】 【Netflix映画『悪夢は苛む』(クラウディア・リョサ監督、2021年)原作】 〈スパニッシュ・ホラー文芸〉とは マリアーナ・エンリケス、エルビラ・ナバロ、ピラール・キンタナ、フェルナンダ・メルチョール、モニカ・オヘーダーー今、スペイン語圏の女性作家が目覚ましい躍進を遂げている。作家によっては三十か国以上で翻訳され、世界中で好評を博すなど、現代文芸シーンにおける一大ブームとなっている。中でも、社会的なテーマを織り込みながら、現実と非現実の境界を揺るがす不安や恐怖を描いた作品群である〈スパニッシュ・ホラー文芸〉は、特に高く評価され、全米図書賞などの著名な賞の候補にも作品が上がるなど、今、最も注目すべき熱い文芸ジャンルの一つである。本書の著者サマンタ・シュウェブリンは、発表した作品の多くが国内外で高く評価され、現代スペイン語圏文学を牽引する作家である。 Distancia de rescate, Samanta Schweblin, 2014 救出の距離 訳者あとがき
20年以上前にとある星から地球にやってきた、翔太と犬のガッキー・グッキー。 平凡で幸せな毎日を送る彼らだったが、ある日、竜が彫られた奇妙な木箱を手に入れたことをきっかけに謎の生命体に追われることになる。のちにそれは地球侵略をたくらむ女王の物と分かるが、木箱に彫られた竜にはどうしても守りたい人がいたーー 三人は、地球を、大切な人たちを、侵略の危機から守ることができるのか。 ハラハラドキドキ時々ほろりの傑作SFファンタジー。 1章 不思議な木箱 2章 共同生活者たち 3章 繭 4章 尾行 5章 馬車とハヤブサ 6章 回り始めた歯車
証券会社に転職した唯井が偶然出会った、考古学・心理学者ジョナサン・ジョイス。彼が語る「人間の意識はどこからきたのか」という問いかけに強く惹かれた唯井は、彼の日本での講演イベントに協力することになる。しかし、その裏には認知考古学の歴史を揺るがす驚くべき事実が隠されていたーー 「意識の起源」に迫ったジュリアン・ジェインズ著『神々の沈黙』を小説のかたちで紐解く、知的冒険の書。 第一章 ナイロビ 第二章 サバンナ 第三章 東京 第四章 バルセロナ 第五章 東京 バトル 第六章 トーク・バトル
「私が守ってあげる。絶対に手を出させない」 それは愛か、執着か。 混沌とした現代社会で、ふたりは本当の自分を見つけられるのか。キリキリと迫る不安定感が物語を覆う。 登場人物たちの生きづらさややり場のない孤独感は、誰もが心の奥底で抱えるものと重なるーー。 ・バースデーソングは歌えない。 ・じゃあね、オイディプス。
「灯台めぐり」の旅を通して、姉妹のような関係を築いた白石渚と池江渚はそれぞれ恋の始まりを感じ、心が浮き立つ様子。 ところが、恋愛トークに花を咲かせるふたりには思わぬハプニングが待ち受けていて……⁉ 芽生えた恋心、変わらない友情、そして旅の続きを描いた第2章。 第 1 灯目 ふたりの渚に恋の予感? 第 2 灯目 渚たちのファーストデート 第 3 灯目 灯台めぐり・第二章 スタート! 第 4 灯目 恋のかけ引き……進行中 第 5 灯目 北海道に初上陸! 第 6 灯目 恋のトラブル発生! 彼の疑惑は本当なの? 第 7 灯目 深まる疑惑と意外な真実 第 8 灯目 渚たちの誕生日と四国初上陸 エピローグ 渚たちの最終決断とは?
神仏がたびたび人界に現れ、人々を導いていた時代ーー。 空海こと弘法大師が弟子や神仏とともに、この世に散った「邪」を滅するべく奔走する。 著者の一大プロジェクト『玄天経典』に通ずる、英雄の苦悩と活躍を描いた物語。 序章 第一章 天界で奪われた三種の神器 第二章 天部の将軍、帝釈天と合心した空海の歩み 第三章 天部の十二神将との戦い 第四章 阿弥陀如来の和解案と七福神の誕生 第五章 農民のために蜂起した平将門と皐姫 おわりに
不器用だって、泥臭くたって、あきらめない。 この景色を見せるって君と約束したから。 うだつの上がらないフリーター、一宮コウスケは高校時代、演劇部で青春を共にしたツバサ先輩と再会する。 ツバサ先輩に背中を押されたコウスケは、劇作家の夢を再び追いかけ始めるが……。 瑞々しい筆致で描かれる青春ストーリー! 第一幕 やりたいこと 第二幕 ほしいもの 第三幕 きづくこと 第四幕 そこにあるもの 第五幕 やるべきこと 断章 たどりついたばしょ 最終章 いるべきところ シークエル まだみえないもの
そばにいたのにすれ違ってしまった人たちの、 再出発の物語。 *全世界でシリーズ500万部突破 *ハリウッド映像化 *本屋大賞2017ノミネート *有村架純さん主演で映画化 *アメリカ「Audible.com Daily Deal」総合1位 2021年 *イギリス「Indie Book Awards」ノミネート 2020年 *フランス「オーディオブック大賞」受賞 2023年 *イタリア ベストセラーリストに161週連続でランクイン 2022年 *ポーランド「みんなで選んだ今年の一冊 美しい本」大賞受賞 2023年 『コーヒーが冷めないうちに』シリーズ第6巻、発売! とある町の とある喫茶店の とある座席には不思議な都市伝説があった その席に座るとその席に座っている間だけ 望んだ通りの「時間」に移動ができるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった 1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない 2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない 3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている 4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ 5.過去に戻っても、席を立って移動はできない 制限時間はカップにコーヒーを注いでから、そのコーヒーが冷めるまでの間だけ めんどくさいルールはこれだけではない それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる 喫茶店の名前は、フニクリフニクラ この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡。 第一話 お母さんと呼べなかった娘の話 第二話 彼女からの返事を待つ男の話 第三話 自分の未来を知りたい女の話 第四話 亡くなった父親に会いに行く中学生の話
セシル、“はじめてのおともだち”の予感ーー!? セシルが危険を冒してランフォルと夜空を飛び、町のみんなの命を救った後に戻ってきた幸せな日常。 互いを大切に思う気持ちを確かめ合ったセシルとオスカーだが、あいにく忙しい牧場の毎日は変わらない。 たとえば……すくすく育つ雛たちと飛行訓練、オスカーがかつて所属していた軍の同僚たちとのバーベキュー。 そして、『教えの牧場』の飼育員(美形だけどちょっと変)がコールサックを買い付けにやって来る。 さらに、オスカーの兄貴分・アンゼルムの牧場でセシルは同年代の女の子と出会いーー!? こうして彩り豊かに過ぎていく季節の中、育っていくランフォルと飼育員たち、セシルとオスカーの恋。 少しずつ広がり色づいていくセシルの世界。そんななか、朝焼けの牧場に不吉な二つの影が現れる。 オスカーを見送り、泣きながら眠るセシルの枕元に、現れたものは……?もふもふ×おしごとファンタジー、第2巻!
「客は選ばねぇよ。選ぶのは武器だけさ」 山奥に佇む古風な建物。 そこで武器屋を営む店主の老人、元異世界の剣聖で地球に帰還した久我道実に武器を選んでもらえば、人生が変わると噂されている……。 とある事情から暗殺組織を抜け、追われる羽目になった藤堂迅。 不治の病の母を救うため、ダンジョンにある秘宝を求め探索者となった白銀巳夜。 二人は道実の武器屋を訪れ武器を与えられると、瞬く間にダンジョン探索者として名を上げ、武器屋の常連となっていた。 そんな道実のもとに、異世界で魔王討伐の旅をともにし、地球へついてきた元勇者のラディアが訪れる。 彼女から力を失った自分の後継者となる新たな勇者を探していると告げられたことで、自身も武器屋の客にもっと何かしたいと感じた道実は、迅と巳夜とともにダンジョン攻略に向かう。 しかしそこでは、探索者や治安維持の騎士団までも巻き込まれる異常事態が発生していてーー!
才知に長けた令嬢は常識を覆す!豊富な知識と巧妙な策略を用いた国家改革譚、開幕! 魔法至上主義の国で唯一魔法が使えない公爵令嬢・エルトリーデは、金や権力を利用し悪逆非道の限りを尽くし処刑されたはずだった。 しかし、気が付くと10年前の8歳の誕生日に時間が巻き戻っており!? 前世を悔いたエルトリーデは、貴族社会から離れて生きることを決める。 魔法に頼りきりで技術力などが著しく停滞している自国ではなく、他国の発展した知識や技術を身に付けたエルトリーデは、才知に長けた聡明な女性へと成長した。 貴族社会と関わらずそのままのんびりと暮らしたいエルトリーデだったが、半ば強制的に王太子妃候補として選定に参加することとなってしまい!? どうせ貴族社会と関わるのならば、前世で自分の策略の犠牲になった不遇の人々を今世で幸せにしてみせようと決意したエルトリーデは、知略を巡らせ行動を開始するーー! 死に戻り令嬢が前世の経験と今世で得た豊富な知識で、人々を幸せにする逆行転生ファンタジー!
押しかけてきたのはロリ爆乳メイド邪龍!? “暗黒破壊龍ジェノサイド・ドラゴン”として転生した元社畜は、“ほどほど”の異世界生活を送るため、最強の力をひた隠して三級冒険者・ジェイドとして活動していた。 そんなジェイドの当面の目標はマイホームを持つこと……なのだが、一向にお金が貯まらない。 それもそのはず、無意識のうちに人助けのためにマイホーム用の貯金を配り歩いていたのだ。 しかし、独身の男性冒険者限定の安宿住まいはもう限界。 本格的にお金を貯める決意をする。 「陛下ぁっ! 会いたかったでしゅ〜〜〜!」そんな折、人化してメイド服を着た『バジ子』こと『石邪龍バジリスク』が押しかけてくる。 ジェイドは成り行きで行く宛てのないバジ子を借宿(アパート)に迎える。 しかし、バジ子の過激な発言が隣人に漏れ聞こえた結果、マイホームを建てるどころか、住んでいる借宿すら追い出されてしまいーー? これは最強の邪龍に転生した男の、自由気ままな異世界暮らしの物語。
交錯する運命ーー譲れぬ信念を掲げ、少女たちは闘う。 光の聖女、輝聖リトル・キャロルとその相棒エリカは、来るべき戦いに備え、正体を隠しながら各地の封印を強める巡礼を続けていた。 ある日訪れた町で、女性が連続で失踪しているという噂を耳にしたキャロル達。 周辺の森の魔物に刻まれた紋章から、事件を裏で仕組んでいるある男の存在に気付く。 事態解決のため調査を開始するが、一筋縄ではいかないようで……? 一方、キャロルの聖隷カタリナ学園時代の同級生で大地の聖女として選ばれたメリッサも、教会の命により巡礼を行っていた。 しかしその裏では、失った故郷を取り戻す野望のため、危険な計画を進行させていてーー。 キャロル達を巡る騒動とメリッサの画策、それぞれの思惑はやがて交錯していく。 そして降り立った決戦の地で、キャロルはとあるひとつの決断をするーー! 「--私を逃すなッ! 私を意識しろッ! この世界には輝聖がいるッ!」 最強“不良”聖女が世界を救う冒険譚、第二幕!
リング上のドラマが、異世界に熱狂を呼ぶ!? 異世界へと召喚されたものの、未開の地に追放されてしまったキダン。 彼が農場として地道に開拓を続けていた土地は、ギフトと呼ばれる力《至高の担い手》と仲間達によって大きな発展を遂げていた。 S級冒険者・ピンクトントンはダンジョン攻略競争の際のグラシャラとのエキシビションマッチをきっかけに、自らが指揮を執ってプロレス団体を立ち上げることに! 初興行にあたって、世間を賑わせるファームブランドの主宰であるバティがリングコスチュームを手掛け、元人間国の王女であるレタスレートは正体を隠してミス・マメカラスとしてリングに降り立つ。 さらに、天界の宝箱に再封印されていた“彼女”も参戦しーー? 未開の土地を賑やかな隣人たちと開拓していく、異世界スローライフ、第17幕!
天保年間、相次ぐ大飢饉。大坂でも奉行所の無策、商人の金儲け主義などにより餓死者が続出した。元東町奉行所与力の大塩平八郎は、民の窮状を救うべく、自身の磔・獄門や親族の累刑をも覚悟で、徳川の絶対体制に立ち向かった。大塩と彼を取り巻く者たちの葛藤、生きざまを描く歴史小説。 一 この世の地獄 二 天保飢饉 三 再びの大飢饉 四 東町奉行所与力 五 陽明学者の顔 六 剛腕にして、人情あり 七 若隠居となる 八 東町奉行、跡部山城守 九 噴出する怒り 十 決起への葛藤 十一 巧妙な作戦 十二 強硬な反対者 十三 秘かな準備 十四 密訴者出る 十五 泣いて馬謖を斬る 十六 決起の強行 十七 あっけない結末 十八 惨めな逃避行 十九 執拗な探索 二十 潜伏 最後の時 二十一 苛烈な処分 大塩事件のその後 大塩平八郎「檄文」
カジノで働く仮面の女、ファントム。 そこに現れた組長の愛人、知奈と その組長の娘、死体から生まれたユウ。 仮面で隠した醜貌の秘密。 激しくぶつかる復讐心と憎悪。 ファントムと知奈の思いの行方はーー ================= 忌々しい記憶を追い払う。仮面の下が痛む。 ファントムはうっかり爪を噛まないように両手を握りしめ、 今度こそ知奈に気に入られるように笑った。 「本当も何も、これが私ですよ。 私は『ジャンケットのファントム』です。 つまらない名前よりも、ファントムの方がこの島じゃ相応しいでしょう?」 …… 恐る恐る宙に浮かせていた手を、知奈の身体に添わせた。 彼女が側にいるだけで、こんなにも安らぐのはなぜだろう。 …… ユウが知奈と自分にとっての疫病神なのは間違いなかった。 この悪縁を断ち、解放されなくてはいけなかったーー 「死に腐れ! お前の思い通りになるかよッ」 ================= 傷ついた者たちの魂が交錯する、 壮絶な“家族”の寓話! ーーーーーーーーー