小説むすび | 2025年5月30日発売

2025年5月30日発売

仇敵には愛という名の毒を仇敵には愛という名の毒を

仇敵との結婚は、家族を救うため? いいえ、心に嘘はつけない。 リンナはギリシア富豪アサン・アカキオスに依頼され、 彼の別荘で結婚式の料理を担当することになった。 じつはリンナはアカキオス父子を憎んでいた。彼女の父親を 辱め、破滅させたからだ。それでも料理は彼女の人生そのもの。 拒む理由はなかった。ところが式の直前、アサンは花嫁を彼の父に 奪われてしまう。リンナはそのとき初めて、この結婚が契約結婚で、 以前から父子が反目し合っていたと知った。そしてアサンから、 驚くべき提案を告げられた。「代わりにきみが花嫁になればいい」 彼女の家族の汚名をそそぎ、借金も肩代わりするからといって。 私が悪魔の花嫁に? なぜかリンナの胸は密かにときめいて……。 幼いころは家族ぐるみの付き合いもあったヒーローとヒロイン。互いに抱いていた淡い恋心も、いつしか運命の荒波に翻弄され、思わぬ展開に。2023年に日本デビューを果たしたロレイン・ホール。愛らしいヒロイン像と圧倒的筆力で要注目の作家です!

百本の薔薇に抱かれて百本の薔薇に抱かれて

薔薇の罠にかかった惨めな私を、 いつかあなたは愛してくれるの? スージーのみすぼらしい部屋に、目も覚めるほどハンサムな男性が 100本の薔薇を抱えてやってきた。「金目当ての女性はお断り。 結婚にも興味はない。だが、なぜかきみに興味がある」 セルジオ・ブージ──世界的企業を率いる大富豪の彼とは、 2週間前にレストランで出会い、熱く誘惑されたものの、 財産狙いの下品な女だと決めつけられ、追い返されたのだった。 今さら何を言っているの? 失礼すぎるわ。スージーは怒ったが、  彼の魅力に抗えず、愛のない秘密の関係を受け入れてしまう。 2カ月後、スージーは思いがけずセルジオの子を身ごもった。 彼の義務感からの求婚に喜びは一瞬で消え、虚しさが募って……。 冷たい家庭に育ったヒロインが何より求めているのは、愛し愛されること。夫となったヒーローに片想いしたままの結婚生活にピリオドを打とうとしたとき、奇跡が起きて……。キャシー・ウィリアムズが描く、心を揺さぶる切ない名作ロマンスです。

天使に愛のともしびを天使に愛のともしびを

命より大切な息子が、 白血病だなんて……! 生花店を営みながら10歳の息子ニックと暮らすマロリーは、ある日、 息子が白血病と診断され、無慈悲な運命に胸が潰れそうになった。 すがる思いで治療を受けに病院を訪れた際、 主治医の名を知ったマロリーは卒倒しかけたーーケント・バーガー! この11年間ずっと忘れようと努めてきた、息子の実の父親の名前だった。 ケントとは11年前の夏に惹かれ合って結ばれ、ニックを身ごもった。 だが、学会のためミラノのホテルに滞在中のケントに電話すると、 彼はすでにチェックアウトし、しかも女性と一緒だったと知らされた……。 でも今、真実は明かせない。話して担当を降りられたら困るのだ。 ニックの命を救うには、優秀なケントの腕が絶対に必要なのだから! 大人気のシークレットベビー・ロマンス! 創作コンテストで数々の受賞歴を誇る実力派作家ローナ・マイケルズが本邦初登場。マロリーはケントと息子が似ているので、周囲に、誰よりケントに親子関係を気づかれないか不安でたまらず……。珠玉の感動物語です。

憧れのウエディング憧れのウエディング

最愛の夫だったーー 陰で裏切られていたと知るまでは。 3年前、ジョアンナの幸せだったはずの結婚生活は、 夫の浮気相手が現れ、妊娠したと告げたことで破綻した。 心の片隅に居座る彼の影が消えなくて、それからずっと胸が苦しかった。 そして今、彼女は元夫のロリーが社長を務める会社を訪れた。 もし彼と再会しても冷静でいられたら、私はつらい過去を乗り越え、 新しい未来に向かって歩きだせると思えるはずだから。 けれど、事業に成功して確かな自信をまとったロリーを見たとたん、 ジョアンナの胸は情けないほど高鳴り、頬も赤く染まった。 だが、ロリーはかつての別れ際を思い起こし、蔑むように言い放った! 「あのとき、あれほど誇り高く拒んだ金を、今さら欲しくなったのか?」 お金のために結婚したのでも、離婚したのでもないと答えたジョアンナが、別の人と再婚すると知らせたとたん、ロリーの顔色が一変。「ぼくをもう愛していないかどうか知りたいなら、はっきりさせてあげるよ」そう言って、彼は巧みに元妻の唇と理性を奪って……。

眠れぬ夜はボスと眠れぬ夜はボスと

家も頼りも未来も失った元令嬢は、 血も涙もない大富豪に拾われ……。 父と婚約者を同時に事故で亡くしたアンドレアは、 残された借金を返すため屋敷を手放さざるをえなくなったうえ、 傲岸不遜な辣腕実業家ライナスの秘書になるしかなかった。 けれど、次々に恋人を替えて独身貴族を謳歌しているボスを、 アンドレアはなぜか嫌いになれずにいた。 不幸のどん底でうちひしがれる私に救いの手を差し伸べ、 励ましてくれたのは、ライナスだったから……。 あるとき出張先のスコットランドで猛吹雪に見舞われたアンドレアは、 ボスと小さな宿で2晩を過ごすことに。しかもシングルベッドの寝室で! 不安しかない。27歳を目前に、私はまだ男性を知らないのだから……。 Amazonランキング第1位を記録するなど、今なお絶大な人気を誇るUSAトゥデイのベストセラー作家キャロル・モーティマー!そんな彼女がハーレクイン・レーベルで書いたボス秘書ロマンスを《キャロル・モーティマー・コレクション》からご紹介します。

銀の侯爵とこぼれ落ちた真珠銀の侯爵とこぼれ落ちた真珠

銀の匙をくわえて生まれたのに、 私は社交界からこぼれ落ちた……。 親の反対を押し切って駆け落ち同然に結婚したエマは、 社交界に身を置けなくなり、実家の援助も受けられずに暮らしてきた。 4年前に夫を亡くし、今、エマの生活は困窮を極めていた。 子供を学校にやるのはおろか、新しい靴を買ってやることさえできない。 そんなある日、エマはダンディな侯爵ハントと出逢い、 高潔で知的で優しい彼にまたたく間に惹かれていった。 やがて、跡継ぎが必要な彼から結婚を提案され、エマは胸を高鳴らせた。 ところが、折しも母からハントの“最新の愛人”と揶揄されたうえ、 自分の父親が誰なのか本当は不明だと知ったエマは、ハントに告げた。 「私、あなたと結婚はできません」彼の名を汚すわけにいかないから……。 Amazonの読者レビューで高い評価を受ける本作は、社交界からこぼれ落ちて社会の片隅に生きるヒロインの物語。ダンディな年上侯爵ヒーローは、彼女の灰色の地味な服を見て、社交界に出入りしていないと悟りつつも、自分の求める妻にふさわしいと確信し……。

伯爵の花嫁候補伯爵の花嫁候補

“あなたみたいな家の子なんて” 不当に格下扱いされた壁の花の物語。 放蕩伯爵デベン卿、30歳。いよいよ、跡継ぎが必要になってきた。 久々に舞踏会へ足を運んで妻にふさわしい相手を見つけようとしたが、 蜜に群がる蜂のように玉の輿狙いの令嬢ばかりが寄ってくる。 うんざりした彼が大広間からテラスに逃げだしたところ、 妖精のような娘、ヘンリエッタと出逢った。 田舎から出てきたばかりの彼女はロンドン社交界から冷遇され、 テラスの鉢植えの陰で涙に暮れていたようだった。 デベン卿はヘンリエッタを妻にしようと心ひそかに決め、 放蕩者として悪名高い彼を警戒する彼女に問いかけた。 「きみを助けてやる。光り輝く社交界の華になりたくないか?」 リージェンシーの旗手アニー・バロウズの大ヒット作! ヘンリエッタは植木の陰に隠れて泣いていたため、社交界デビューに定められた白いドレスには苔で汚れたしみ、乱れた髪には枯れ葉が。けれど、ほかの令嬢と違って邪気のない彼女に、伯爵は興味を持ち……。

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