2025年発売
\こんな会社辞めてやる! そう思ったことがある人、全員集合!/ 精魂込めて作り上げた新規事業が、親会社に潰された。理由はリスク回避。 「なんであんたたちの意味わかんない論理で、あたしのアイデアが潰されなきゃなんないのよ!」 怒りを爆発させた三年目の社員・高宮麻綾は、社内外を駆けずり回り、“リスク”の調査に乗り出す。 私は私の仕事をモノにしてみせるーー だってそういうたまらない瞬間のために生きているんだもの。 忖度、義理、出世……それって昭和の話? いえいえ、いつの時代も会社はややこしくって面白い! 今日の味方は明日の敵ーーめくるめく令和のサラリーマン小説が爆誕。 ★松本清張賞選考会で話題沸騰★ 完成度が高いエンターテインメント作品。構成の密度、キャラクター設定ともによく練られていて、著者はエンタメの世界で即戦力の持ち主だと感じた。--辻村深月(作家・松本清張賞選考委員) 勢いに引っ張り込まれた。 非常に良くできた作品で、私などは見事に感情をコントロールされたクチである。私はこの作品を一推しした。--森絵都(作家・松本清張賞選考委員) ★各界から絶賛の声★ 仕事が好きな人、仕事の理不尽を知る人にとって間違いなく、心にぶっ刺さる物語。--瀧井朝世(ライター) 仕事ってむかつくけど面白いよな!!!そんな感情を思い出させてくれた痛快・最高・天才の仕事小説です!全員読んでくれ!--三宅香帆(文芸評論家) 引き継がれるのは事業への想い。読むと仕事のやる気が湧いてくる。エナジードリンクみたいなお仕事小説です。--新川帆立(作家) ただ面白いから仕事を続けてきた。それでも良かったんだと胸を張れました。--安島隆(ディレクター) 会社が憎い。だから今日も働く。会社員の屈折した魂の輝きの全て。--メン獄(『コンサルティング会社 完全サバイバルマニュアル』) この疾走感。仕事のフラストレーションも、それを上回る愛と情熱も、全てがここにある。--龍崎翔子(株式会社水星 代表取締役 / ホテルプロデューサー)
第16回山田風太郎賞受賞作!! 痛みも後悔も乗り越えて、いつかきっと笑える。 『銀花の蔵』で直木賞候補、 いま注目の作家が放つ“傑作家族小説”! 売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生…… 大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。 ◎松虫通のファミリア 「ピアニストになってほしい」亡妻の願いをかなえるために英才教育を施した娘のハルミは、漫才師になると言って出ていった。1995年、阪神淡路大震災で娘を亡くした吾郎は、5歳になる孫の存在を「元相方」から知らされる。 ◎ミナミの春、万国の春 元相方のハルミが憧れた漫才師はただ一組、「カサブランカ」。ハルミ亡き後も追い続けたが、後ろ姿は遠く、ヒデヨシは漫才師を辞めた。2025年、万博の春に結婚を決めたハルミの娘のため、ヒデヨシは「カサブランカ」に会いに行く。 (他、計6篇)
乾くるみさん推薦「初読で『やられた!』 再読で評価MAXに」。高齢者を狙った強盗殺人事件と思われたが、事実が明らかになるにつれ、物語は意外な方向へ反転してゆく。読者への「仕掛け」を見破ることができるか。
卒業式を前になぜか大切な友達と一緒に過ごせなくなった女子高生(『桜の花びらを君に』丸井とまと)、兄の急死で自分の居場所を見つけられず反抗する男子中学生(『初恋の答えは、約束の海で』水葉直人)、亡くなった彼との叶わぬ再会の約束を守ろうと待ち合わせ場所を訪れる女性(『花あかり〜願い桜が結ぶ過去〜』河野美姫)、自分宛てではないラブレターに正体を偽って返事を書く女子高生…(『うそつきラブレター』汐見夏衛)。桜舞う春、別れと出会いの季節に、さまざまな登場人物が葛藤し成長していく姿に心救われる1冊。大人気作家・汐見夏衛の特別書き下ろし直筆メッセージ収録。
中学受験も、親友との関係も、家族のことも、絶対に後悔したくない。なのに小学校最後の夏休み、十和の感情は大爆発する。だから……! 全力で受験に向かっていく。『店長がバカすぎて』山本猛店長(武蔵野書店吉祥寺本店)推薦「当店いち押しの感動作。私も大活躍しております!」【内容紹介】小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒むのか。苛立つ十和に対して、母はなかば強引に中学受験を決めてしまう。このわだかまる気持ちをぶつけられるのは、LINEで繋がる「あの人」だけだーー。ここから逃げ出したい。その思いは大阪で一人暮らす祖母へと向かい、十和は大阪の私立中学に進む決意をする。4人が離れて暮らすことに父は反対するが、あることを条件に十和の希望を受け入れるのだった。バラバラになりそうな一家は、この問題を解決することができるのか? 中学受験を通して家族の成長を描く感動作。45万部突破の人気シリーズ『店長がバカすぎて』の山本猛店長も登場?
謎のゆるキャラ生命体・ダンポンによってこの世界にダンジョンが生み出され十年。 ダンジョンはすっかり現代社会になじみ、まるで商業施設のように連日長蛇の列ができていた。 壱野泰良は友人と訪れた「大阪梅田ダンジョン」で、開け方も中身も不明な“缶詰ガチャ”をゲット。 「俺専用のダンジョンがあればなぁ……」 帰宅してふと願いを口にすると缶詰が開いてーー!? これは、ただ運が良かっただけの高校生が、目指すべき背中を見据えて、最強の探索者になるまでひた走る物語。 プロローグ 第一章 俺専用のダンジョンを手に入れた 第二章 たくさんのキノコとたくさんのD缶 第三章 堕ちた石舞台ダンジョン 第四章 金髪の女忍者現る 第五章 溢れ出た魔物の死の行軍 エピローグ 書き下ろしSS
黒の国・呂国の姫 鈴華は、仙皇帝陛下の妃争いなどどこ吹く風の読書三昧。 朱国、金国の姫君とのお茶会を楽しみ、気ままに暮らしていた。 でもそんな折、後宮では密室放火事件が発生。侍女の冤罪を晴らすべく、鈴華は本の知識でトリックの解明に挑む!! さらに、仙皇帝宮に激震が走る、かつてない事件が迫っていてーー 波乱万丈、でも鈴華・マオ・レンジュの関係性は相も変わらず一進一退。 マイペースにお送りする後宮物語第二弾! プロローグ 第一章 第二章 第三章 終章
迷宮から出られない転生迷宮主・ユウの目標は、 迷宮を一般開放して冒険者(お客様)を招くこと!? KPIを設定し、UXを向上すれば、リテンションも高水準! 迷宮魔法をフル活用した危険ゼロのダンジョン設計、 そしてとんでもない報酬の数々に冒険者たちは大熱狂。 「やるっきゃない。異世界SAS○KE」 さらには、迷い込んだ美少女エルフと邂逅したり、 召喚したスケルトン軍団を率いて魔族の子どもを助けたり…… 常識外れのダンジョン運営物語、ここに開幕ーー! プロローグ 第一章 出会いは突然起きるものだが心臓に悪いものでもある 第二章 思い出した記憶は、木っ端微塵に吹っ飛んだ(物理) 第三章 記憶の悪魔と悪魔より狡猾な人間と 第四章 迷宮主vs貴族の私兵団 エピローグ
「可能だから殺すワケじゃない。 必要があるから殺さねばならないだけだ」 超人かつ魔人として覚醒した悩める高校二年生・黒江徹17歳。 彼の赴く学園に巻き起こる、各国特殊部隊との銃撃戦、異形の生命体との死闘……。 ライトノベルの皮を被ったハード・バイオレンス・アクション、復刊第二弾!
作家としての窮状さえも、フィッツジェラルドは 見事に小説に結実させていったーー 華やかな喧噪の日々から一転、三十代にして迎えた不遇の時代。 そして早すぎる死を迎えるまで。 多彩なスタイルの短篇小説と、秀逸なエッセイをセレクト。 揺るぎなく美しいその筆致を味わう、最後の十年間のベスト集。 〈短篇小説〉 異国の旅人 ひとの犯す過ち クレイジー・サンデー 風の中の家族 ある作家の午後 アルコールに溺れて フィネガンの借金 失われた十年 〈エッセイ〉 私の失われた都市 壊れる 貼り合わせる 取り扱い注意 若き日の成功
万物は神・虚空から与えられた宝物 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の指示を受け、 天上界へ旅をすることになった著者。 今の天上界の姿を記す役割を与えられ、 多くの神々・虚空との問答を重ねる。 たどりついた天上界・虚空界は慈悲にあふれていた ......。 ファンタジーとリアリティーで、古事記(神代)の謎を解く物語。 まえがき 起の章 旅立ち(地上界) 承の章 古事記(天上界) 転の章 元は一つ(虚空界) 旅終る(地上界) 結の章 あるがまま(現実界) ─日本人の原理(姿)─ 昭和天皇の人間宣言 (年頭の書)について
ゴジラ、モスラ、ラドン……大怪獣が夢の饗宴! 武田泰淳、香山滋、光瀬龍ら、怪獣と特撮映画を愛してやまない文豪たちによる小説、随筆のほか、東山魁夷×三島由紀夫による往復書簡も収録。 怪獣文藝史上、不朽の名作の数々がここに集結! 【目次】 小説篇 怪獣絵物語?マンモジーラ 香山滋・文/深尾徹哉・絵 「ゴジラ」の来る夜 武田泰淳 発光妖精とモスラ──【上】 草原に小美人の美しい歌声 中村真一郎 発光妖精とモスラ──【中】 四人の小妖精見世物となる 福永武彦 発光妖精とモスラ──【下】 モスラついに東京湾に入る 堀田善衞 怪奇科学小説?ラドンの誕生 黒沼健 S作品検討用台本(『獣人雪男』) 香山滋 マタンゴ 福島正実 マグラ! 光瀬龍 随筆篇 思い出の「マグラ!」 光瀬龍 『ゴジラ』ざんげ 香山滋 怪獣談 香山滋 科学小説 花田清輝 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 怪奇空想映画療法 東山魁夷 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 「子供っぽい悪趣味」讃 三島由紀夫 編者解説 小説篇 怪獣絵物語 マンモジーラ 香山滋・文/深尾徹哉・絵 「ゴジラ」の来る夜 武田泰淳 発光妖精とモスラ──【上】 草原に小美人の美しい歌声 中村真一郎 発光妖精とモスラ──【中】 四人の小妖精見世物となる 福永武彦 発光妖精とモスラ──【下】 モスラついに東京湾に入る 堀田善衞 怪奇科学小説 ラドンの誕生 黒沼健 S作品検討用台本(『獣人雪男』) 香山滋 マタンゴ 福島正実 マグラ! 光瀬龍 随筆篇 思い出の「マグラ!」 光瀬龍 『ゴジラ』ざんげ 香山滋 怪獣談 香山滋 科学小説 花田清輝 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 怪奇空想映画療法 東山魁夷 東山魁夷×三島由紀夫「知友交歓」(往復書簡)より 「子供っぽい悪趣味」讃 三島由紀夫 編者解説
日本に輸入された西洋画を極めようとした藤島武二教授。東京藝大に台湾から留学してきた画学生・陳澄波。絵画とアイデンティティーの相克に悩む日本と台湾の画家が、ともに乗り越えようとした《轍》とは? 政治と絵画、支配と被支配に翻弄されない《美》の真実を希求する芸術家の姿を描いた画期的《美術小説》!
「姉の二の舞いを演じるな!」早生まれで体の弱かった姉と同じ轍を踏まないように、と案じた母のひと言で幼稚園を留年した主人公・須江子。すべてがそこから始まった。やがて訪れた戦争、疎開、そして別れ……全てが大局と地続きになっていた、小さな子供の心と体の動きを、克明にユーモラスに描いた秀作。
奈良時代に成立した日本最古の漢詩集を全解説! 注釈は「本文」「校異」「韻字」「作者」「詩題」「現代語訳」「語釈」「考察」で構成。 寛政五年版本を底本とした最新の諸本理解による良質な校訂本文、日本上代の知の状況に即した語釈など、渾身の研究成果がここに結実。 7世紀後半からの100年にわたる日本の文筆活動のあり様を跡付ける、圧倒的情報量の基礎資料。
役者は揃った。 十六世紀は、銀の世紀、海賊の世紀、バテレンの世紀、軍事革命の世紀。そして各国で最も人気のある英雄・梟雄達が、絢爛豪華な役者として、世界という劇場で渾身の演技を見せた世紀である。
役者は揃った。 1543年の鉄炮伝来から、1598年の豊臣秀吉の死去までの縦軸を、スペイン王フェリペ2世との対峙を絡め、西洋諸国・大明国・李氏朝鮮国との横軸を織り交ぜながら展開していくオムニバス形式の壮大なる叙事詩。