制作・出演 : シカゴ交響楽団
チャイコフスキー:交響曲第5番&1812年チャイコフスキー:交響曲第5番&1812年
以前はかなり力任せだったり過度に意識的な音楽作りが目についたバレンボイムだが、やはりこういうスーパー・オケを振るようになると、むしろオケとの共同作業という面が強くなってくる。だから演奏にはとくに気負ったところがないが、いささか安全運転かも。
ワーグナー:管弦楽名曲集ワーグナー:管弦楽名曲集
今やワーグナー指揮者としてもトップクラスになってしまったバレンボイムによる熱演。シカゴ響の迫力あるブラスの醍醐味を十全に出したフォルテやクレッシェンドは圧巻。とりわけ「マイスタージンガー」や「トリスタン」はそのドラマ性やロマン性を彷彿とさせる秀演。
ブラームス:ドイツ・レクイエムブラームス:ドイツ・レクイエム
バレンボイムの「ドイツ・レクイエム」は鎮魂歌でありながら、過剰な沈痛さや威圧感とは無縁である。全編を慈しむような温かい響きで包み込むことで、神の救いを暗示し、死者の魂を慰めようとするかのようだ。独唱&合唱の柔らかな声が肺腑に沁みてくる。
ドビュッシー:交響詩《海》 ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ/イリュミナシオンドビュッシー:交響詩《海》 ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ/イリュミナシオン
制作・出演
カルロ・マリア・ジュリーニ / シカゴ交響楽団 / デイル・クレヴェンジャー / ドビュッシー / フィルハーモニア管弦楽団 / ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団 / ロバート・ティアームソルグスキー:組曲《展覧会の絵》 ラヴェル:スペイン狂詩曲、組曲《マ・メール・ロワ》ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》 ラヴェル:スペイン狂詩曲、組曲《マ・メール・ロワ》
《ユニバーサル・クラシック文庫》ジュリーニ編10点からの1枚。オケの多彩で明晰な響きを活かして、ラヴェルの魔術的なオーケストレーションの妙を鮮やかに再現。
サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付≫/交響詩≪死の舞踏≫/歌劇≪サムソンとダリラ≫バッカナール 他サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付≫/交響詩≪死の舞踏≫/歌劇≪サムソンとダリラ≫バッカナール 他
ピーター・ゼルキンの芸術 4::バルトーク&シェーンベルク:ピアノ協奏曲ピーター・ゼルキンの芸術 4::バルトーク&シェーンベルク:ピアノ協奏曲
ゼルキンの作る音の姿は虚心に接するほど惻とよく腑に落ちる。リリシズムにはひたすら沁みて聴き入り、走りや動きはあくまでカラダでキメる。伝統の血筋にありながら、旧習を斥けて自分の感性にストレートに向き合うカッコよさがさりげない若き日の快演。
タンホイザー〜ワーグナー管弦楽曲集 ≪さまよえるオランダ人≫≪ローエングリン≫≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫≪トリスタンとイゾルデ≫タンホイザー〜ワーグナー管弦楽曲集 ≪さまよえるオランダ人≫≪ローエングリン≫≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫≪トリスタンとイゾルデ≫