制作・出演 : ベートーヴェン
豊かなニュアンスと音楽性、そしてメカニカルなテクニックを持ち合わせた95年生まれのピアニスト、小林愛実の2ndアルバム。デビュー作も本格的だったが、今回も「悲愴」「情熱」といった重量級の作品が並ぶ。話題の一枚だ。
発売元
日本コロムビア株式会社2006年に始まった「トッパン・ライヴ・シリーズ」の2作同時発売の第1回目のうちの一枚。ベートーヴェン初期の作品を、トップ・レベルのメンバーたちが、若きベートーヴェンの覇気を伝えた熱演を聴くことができる。
杉谷昭子の演奏活動40周年記念CDは、2008年浜離宮朝日ホールでのライヴ録音。ピアノ・ソナタ全集を完成させた杉谷の記念CDにふさわしい、ベートーヴェンが書いた変奏曲の集大成ともいえる最高傑作だ。
91年生まれの若き魅才、北村朋幹のデビュー・アルバム。東京音楽コンクールなど数々入賞し、2009年にはヨーロッパでコンサートも行なっている。北村自身の選曲による、シューマンの「幻想曲」にまつわる5曲を収録。意欲的で刺激に満ちた一枚だ。
制作・出演
ジャパン・ネットワーク・フィルハーモニー・オーケストラ / ベートーヴェン / 伊東乾 / 加藤訓子 / 広島・長崎60年平和祈念オーケストラ / 木ノ脇道元 / 林詩乃 / 甲斐史子 / 菊池秀夫発売元
コジマ録音最高の音で楽しむために!
制作・出演
KilianHerold / MatthewHunt / RodrigoBlumenstock / ウルリッヒ・ケーニヒ / ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン / パーヴォ・ヤルヴィ / ベッティナ・ヴィルト / ベートーヴェン / 仲道郁代2005年に発売の第3、5番に続く全集の完結編。ベートーヴェンのソナタ全集を録り終えた数ヵ月後の、充実しきっていたころの録音だ。古楽奏法も取り入れたヤルヴィのもと、仲道の的確な演奏が冴えわたっている。
制作・出演
エリーザベト・シュヴァルツコップ / エリーザベト・ヘンゲン / オットー・エーデルマン / ハンス・ホップ / バイロイト祝祭合唱団 / バイロイト祝祭管弦楽団 / ベートーヴェン / ヴィルヘルム・フルトヴェングラー最高の音で楽しむために!
制作・出演
ウルヴリヒ弦楽四重奏団員 / クレメンス・ディルナー / ドレスデン・カンマーゾリステン / ベートーヴェン / ヨハネス・ヴァルター / ヨーアヒム・ツィントラー / ラインハルト・ウルブリヒト / ルードルフ・ウルヴリヒ発売元
日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
2008年から4年越しでベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲演奏に挑んでいるレーゼルの3年目の録音。ドイツ的な伝統を完全に体得しているからこそ、このように正統的な様式の中に確かな存在感と説得力を持たせ、しかも巧まざる形でオリジナリティを発揮できるのだ。これぞ達人の至芸。★
レーゼルのベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全曲演奏会と連動した企画の第3弾第6巻。ドイツ・ピアニズムを継承するレーゼルの演奏には、派手さはないが、まさしくベートーヴェンの真影が投影されている。
坂本龍一総合監修のジャンルを超えたCDブックの音楽全集第7巻はベートーヴェン。ベートーヴェンとは何者か。ベートーヴェンの何がどう凄いのかを、本と演奏とで解き明かしてゆく。示唆に富んだ刺激的な1作だ。
ナチ戦犯の嫌疑が晴れ、戦後初のベルリン・フィルとの歴史的な演奏会の記録。ベルリンの聴衆の熱狂ぶりが伝わってくる。フルトヴェングラー万感の思いがこもったベートーヴェンで、彼の代表的な録音のひとつだ。
有名な“ウラニア盤のエロイカ”である。フルトヴェングラーの許可がなかったのですぐに発売中止になったため入手困難になったことが、評判に拍車をかけた。彼の数種ある「エロイカ」中ず抜けて人気のある録音だ。