制作・出演 : マーラー
制作・出演
ウェストミンスター合唱団 / クリスタ・ルートヴィヒ / ザ・ニューヨーク・フィルハーモニック / バーバラ・ヘンドリックス / マーラー / ヨセフ・フルマーフェルト / レナード・バーンスタイン第2番はマーラーの声楽付き交響曲の第1作で、作曲家としての出世作となった曲でもある。生と死をテーマに、対照的な2つの感情、意識が交錯する。バーンスタイン独擅場の気宇壮大な物語が展開する。
制作・出演
クリスタ・ルートヴィヒ / ザ・ニューヨーク・フィルハーモニック / ジェイムズ・マッカーシー / ニューヨーク・コラール・アーティスツ / フリードリヒ・ニーチェ / ブルックリン少年合唱団 / マーラー / ヨセフ・フルマーフェルト / レナード・バーンスタイン声楽付きの大編成の交響曲で、自然との交感をテーマとしている。バーンスタインがマーラーゆかりのオーケストラと成しとげた2度目の交響曲全集からの1枚で、レコード・アカデミー賞を受賞している。
第4番はマーラーの交響曲の中では規模も小さく、明るくメルヘンチックな雰囲気で最も親しまれている。これはバーンスタイン2度目の全集からの1枚で、第4楽章にボーイ・ソプラノを起用しているのが特徴だ。
この第6番は、古典的な形式をもつ一方、象徴的な意味を持たせた打楽器の使い方や後期ロマン派ならではの書法など、古典性とロマン性とが一体となっている。バーンスタインの深い情感に満ちた演奏が展開する。
第7番は第6番と並行して書かれ、特徴的な楽器編成やモティーフ、アイディアなどの共通点もあるが、全体としては対照的な曲となっている。バーンスタイン2度目の全集からの1枚で、円熟の演奏が繰り広げられている。
制作・出演
アグネス・バルツァ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ケネス・リーゲル / ゲルティ・ツォイマー / ジュディス・ブレゲン / トゥルデリーゼ・シュミット / マーガレット・プライス / マーラー / レナード・バーンスタイン第8番は生前に演奏された最後の作品で、巨大な編成を持ち、2部からなるカンタータのような交響曲である。バーンスタインのマーラーへの深く強い共感に満ちた名演であり、深い感動に導かれる演奏だ。
マーラー初期の「さすらう若人の歌」と、晩年の同時期に書かれた「亡き子をしのぶ歌」と「リュッケルトの詩による5つの歌曲」という管弦楽伴奏付歌曲集3作品を収録したお得なアルバム。バースタインに乗せられてハンプソンが充実した歌唱を聴かせている。
ドイツ中世以降の民謡詩集にマーラーが抜粋して付曲した歌曲集。交響曲とも関連性があり、なかでも第2、3、4番とは密接な関連がある。ポップとシュミットという名歌手を擁し、多彩で情感あふれる演奏が展開されている。
小澤、ボストン響によるマーラー交響曲全集の1枚で、3番目に録音されたもの。こうした大部の曲を徹底的に整理し明確にまとめあげる才能に秀でた小澤の名演のひとつ。二人のソリストも素晴らしい。
ドホナーニ初のマーラー録音となったもの。細部まで明晰で、楽曲分析を音化しているかのような精密な演奏は、新たなマーラー演奏の時代の到来を告げるものだった。のちのマーラー演奏の先鞭をつけた画期的な録音だ。
ドホナーニはクリーヴランド管とマーラー交響曲全集の完成にこそ至らなかったが、残された演奏はどれも時代を先取りした鮮烈なものである。新ウィーン楽派の初期作品と並べたことで、マーラーの先進性が浮き彫りにされている。
制作・出演
AnnaHeygster / FriederNockur / GabrielaIjac / KarinKutzke / KeikoKakuma-Hulverscheidt / LiviuNeagu-Gruber / マーラー / ヴッパータール交響楽団 / 上岡敏之発売元
日本コロムビア株式会社ヴッパータールでのライヴ録音。テンポや音量を大胆に操り、表情を万華鏡のように千変万化させた振幅の大きなマーラーだ。たとえばアダージェットでも消滅寸前のところまで音楽を絞り込んでゆく。こうした過剰気味なやり方を恣意的と感じるか、前向きに受け止めるかーー評価が分かれそうな注目盤。
発売元
日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
85歳の巨匠が16年がかりの全集に結びの一筆を加えた。“通俗的なるものからの批判的な距離感とノスタルジーへの埋没の二律背反”が見事に音化された“偉業”だ。セルの往年を想起させる完璧なオケ、文字どおり入魂の歌唱で応じるふたりの歌手、TELDEXによる録音、ライヴの制約を超えた秀逸さだ。★★
ロイヤル・フィル来日公演でのライヴ録音(2009年9月)。壮大なスケール感を出すためか全体にテンポ設定が遅め。それがかえって緩んだ印象を与えてしまっているのは否めない。オケのクオリティ、特に響きがやや煩雑に聴こえるのも惜しい。西本の要求に応えきれていない感が強い。
ラトル初期のマーラーをHQCD化。手兵バーミンガム市響でなくボーンマス交響楽団と組んだ録音。ポピュラーではない第10番のクックによる全曲版を取り上げたところがラトルらしいと言える。後に続く刺激的なマーラーの第一歩がここにある。
それぞれ2枚組として発表された2つのアルバムを、CD3枚組としてコンパイル。今回のリリースにあたって、第9番は初めてSACDハイブリッド化を施している。いずれもレコード・アカデミー賞を受賞した、小澤の代表的なマーラー録音である。
オーケストラのしなやかで美しい響きを駆使し、求心的に、真摯に音楽を進めるジンマン。バーンスタインのような荒れ狂った灼熱はないが、その分細部の濃密さが光る。ふっくらと豊かに響く録音もうまく味方につけて、新時代のマーラー像を描いている。