制作・出演 : ラフマニノフ
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。巨匠ホロヴィッツのラフマニノフが堪能できる。
第2番は、21歳の時の録音、第3番は16歳の時のライヴ録音。どちらも若さに満ちたみずみずしくも堂々とした演奏を繰り広げている。ラフマニノフ独特の憂愁とロマンティシズムも過不足なく表出し、思わず圧倒される演奏が味わえる。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。作曲家同様、大きな手で一世を風靡したワイセンベルク。
マイスキーの新録音は旋律の美しさが際立つラフマニノフ・アルバム。手に汗を握るソナタのライヴ演奏を中心に据え、歌曲やピアノ小品の編曲によるメロディで前後を挟んだ珠玉のCDである。愛器モンターニャを慈しむように奏でる名手の妙技が冴える逸品。
制作・出演
ギル・シャハム / クリス・ボッティ / グレゴリー・ブラウン / ザ・ファイヴ・ブラウンズ / ディーン・マーチン / デオンドラ・ブラウン / デザレー・ブラウン / メロディー・ブラウン / ライアン・ブラウン / ラフマニノフドイツ・グラモフォンでの3枚目のアルバムで、2枚目となるラフマニノフの協奏曲。表面的なテクニックを聴かすのでなく、ラフマニノフの持つ抒情性とロマンティシズムを丁寧に紡いでいる。
これらの60年代の演奏は、ラフマニノフを得意とするプレヴィンにとって、それぞれの曲の1回目の録音にあたる。交響曲第2番では当時慣用的に使われていたカット版が使用されている。交響曲の演奏は、起伏に富み、表情が豊かで、ロマンティック。それでいて、音楽に若々しい推進力がある。ピアノ協奏曲では、アメリカ出身のピアニスト、ペナリオがソロを務めている。ラフマニノフにふさわしい華麗な演奏で作品の魅力を伝える。有名な第2、3番ではなく、第1、4番というところにこだわりが感じられる。
極めてオーソドックスな演奏ながら、ラフマニノフの本質をいささかも逃すことなく表出して高い評価を得た録音。スラヴ的でロマンティックな作品だが、峻厳ともいえるアプローチは新鮮だ。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / キリル・コンドラシン / ズービン・メータ / デイヴィッド・ジンマン / モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 / ラフマニノフ / ロリン・マゼール / ロンドン交響楽団 / ヴラディーミル・アシュケナージプレトニョフと手兵ロシア・ナショナル管によるラフマニノフ交響曲を収録。指揮者の音楽性がオーケストラの音色のすみずみにまでしみこんだ演奏は、新鮮で鋭敏な音楽性を感じさせる。
第2番の交響曲から約5年半ぶりとなる第3番。オーケストラの洗練度も増し、ラフマニノフ晩年の心境が見事に活写されている。プレトニョフの解釈にも一層の深化が見られ、高い評価を獲得した一枚だ。
制作・出演
セルゲイ・ラーリン / プレトニョフ / マリア・メシチェリャコーワ / モスクワ室内合唱団 / ラフマニノフ / ロシア・ナショナル管 / ロシア・ナショナル管弦楽団 / ヴラディーミル・チェルノフ / ヴラディーミル・ミーニンヒット・シリーズ“image”のクラシック編。本作では、ロシアの国民楽派以降の作曲家による作品を特集。人気のラフマニノフやムソルグスキー、華麗な響きのリムスキー=コルサコフなど、耳なじみのいいメロディが存分に楽しめる。