音楽むすび | ジャンル : ロック・ポップス > ハードロック・ヘヴィメタル

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ディーリング・ウィズ・デーモンズ 1ディーリング・ウィズ・デーモンズ 1

デズ・ファファーラ率いるデヴィルドライヴァーの新作は、ひたすら重く、暗く、そしてグルーヴィ。 まさにダーク・ グルーヴ・メタルという呼称がピッタリのそのスタイルは、21世紀という不確定の時代を生きる我々にとって最高の サウンドトラック。 【日本語解説書封入】 コール・チェンバーでの活躍でも知られるデズ・ファファーラ率いるアメリカのグルーヴ・メタル・バンド、デヴィ ルドライヴァーがニュー・アルバムをリリースする。03年のアルバム・デビュー以来、2-3年おきにコンスタントに アルバムを発表し続けてきた彼ら。アウトロー・カントリーのカバー集『アウトロー・ティル・ジ・エンド Vol.1』( 18 年)を挟んでのリリースとなる本作は、『ディーリング・ウィズ・デーモンズ I』というタイトルからわかる通り、ダ ブルアルバムとしてレコーディングされた作品の第1部。「デヴィルドライヴァー史上最高の作品だよ。こういうこと は普段言わないのだけどね。多様性があって、過去の作品と比べると多少音楽的な変化が見られる。音的にもよりヘヴ ィで、感情的にもよりヘヴィだ」と、デズは自信満々に語る。そして何より「初めてコール・チェンバー的な要素が感 じられると思う」というのであるから、グルーヴ・メタル・ファンが色めき立たないはずがない。デズはクリーン・ヴ ォーカルも披露し、このアルバムにさらなる暗い色彩を加えている。 ヘヴィメタルからハードコア・パンク、アウトロー・カントリー、そしてブラック・メタルも大好きだという、幅広 いバックグラウンドを持つデズ・ファファーラ。そんな彼が書く音楽は、とにかく暗く、ヘヴィ、そしてもちろんグル -ヴィ。デヴィルドライヴァーにはダーク・グルーヴ・メタルという呼称がピッタリのバンド。『ディーリング・ウィ ズ・デーモンズ I』は21世紀という不確定の時代を生きる我々にとって、最高のサウンドトラックだ。

ザ・ミラー・スターザ・ミラー・スター

いきなり名門フロンティアーズ・レコードからデビューを果たしたチリのメロディック・メタル・バンド、シナーズ・ ブラッド。 パワフルにエモーショナルに歌い上げる実力派ヴォーカリスト、ジェイムズ・ロブレードは、まさに未知の強豪! 【日本盤限 定ボーナストラック収録 /日本語解説書封入 / 歌詞対訳付き】 シナーズ・ブラッドは、チリの新人メロディック・メタル・バンド。 ギター、キーボード、そしてバッキング・ヴォ -カルを担当するナッソンは、マルチ・インストゥルメンタリスト、そしてプロデューサーとして15年に渡りチリの メタル・シーンで活躍してきた人物。 そんな彼の周りにツワモノ・ミュージシャンが集って結成されたのが、このシナ -ズ・ブラッドである。 特筆すべきはヴォーカリスト、ジェイムズ・ロブレードだろう。 過去、チリやアルゼンチンのバンドを渡り歩いて来たと いう彼の歌声は、とにかくパワフルかつエモーショナル。 ロニー・ジェイムズ・ディオやヨルン・ランデ、ラッセル・ アレンから影響を受けているというのも納得。 世界には、まだこんな優れたヴォーカリストが潜んでいたのかと驚かさ れる。 ナッソンがすべて手がけているという楽曲は、スピーディなヘヴィメタルから美しいバラードまで、実にバラエティ 豊富。 そのいずれにも強力なメロディ・センスが光る。 21世紀らしいビッグでヘヴィなプロダクションも素晴らしい。 まったくの新人バンドが、いきなり名門フロンティアーズ・レコードからデビュー。 それだけで、このアルバムのク オリティの高さがわかろうというもの。 とてもデビュー作とは思えないハイクオリティなメロディック・ヘヴィメタル に驚くファンは多いことだろう。 世界中の情報が瞬時に手に入るインターネット時代にも、まだまだ未知の強豪は存在 しているのである。

ウトガルドウトガルド

プログレッシヴさを極め尽くすエクストリーム・メタル・バンド、エンスレイヴドの新作が登場。 さらなるプログレッシヴさの追求とブラック・メタル回帰を両立し、巨人たちの棲む都市『ウトガルド』を描いた本作は、彼らの新たなマイルストーンとなるダークな大傑作! 【日本語解説書封入】 ブラック・メタルの文脈から登場し、その後独自の音楽性を追求していったバンドは少なくない。 ノルウェーのプログレッシヴ・エクストリーム・メタル・バンド、エンスレイヴドもそんな中の1つ。 イヴァー・ビヨルンソン(G)とグリュートレ・チェルソン(Ba,Vo)がエンスレイヴドを 結成したのが91年。 この時イヴァーはわずか13歳だったというのだから、その早熟ぶりには驚かされる。 2本のデモを発表したのち、93年にあのエンペラーとのスプリット作でデビュー。 両バンドの提示したシンフォニックなブラック・メタルというスタイルは、衝撃以外の何物でもなかった。 今、とりあえず「ブラック・メタル」という呼称を用いたが、エンスレイヴドがエンペラーをはじめとした他のバンドと決定的に異なっていたのは、サタニックなイメージを一切使用しなかった点。 彼らはいち早く北欧神話の世界観を取り入れ、スウェーデンのバソリーとともに、現在のヴァイキング・メタルの基礎を築いたのだ。 94年のデビュー・フル・レングス『VikingligrVeldi』からして、5曲中4曲が10分超という長尺志向であった彼ら。 その後作品を重ねるごとに、潜在的には初めからあったプログレッシヴ的要素が、より前面に出てくるようになる。 97年の『Eld』は16分を超える超大作、「793(SlagetomLindisfarne)」で幕をあけるという大胆な作りに。 そして、大きなメンバー・チェンジを経て制作された03年の『BelowtheLight』は、プログレッシヴ方面への飛躍を見せた作品であり、グリュートレ自身が「エンスレイヴドにとってマイルストーンとなった」と認める傑作である。 そんな彼らは、現在ではエクストリーム・メタル、プログレッシヴ・ロック両方面のファンから大きな支持を集めるバンドになっている。 プログレッシヴを極めた前作、『E』から3年。 この度エンスレイヴドは、15枚目となるニュー・アルバム『ウトガルド』をリリースする。 「ウトガルド」とは、北欧神話に登場する巨人たちが棲む都市の名。 だがグリュートレによれば、心理的レベルでは、これは眠り、夢、明晰夢の領域、意識と潜在意識に潜むものの外縁を表現しているという。 恐るべきウトガルドへの旅である本作は、音楽的にも非常にダークなもの。 明らかに初期のエンスレイヴドを思わせるブラック・メタル的要素が復活している一方、プログレッシヴ方面への触手はさらに伸びているという実に意欲的な作品に仕上がっている。 「『Frost』や『BelowtheLight』同様、エンスレイヴドにとってマイルストーンとなりうるアルバムだ」と大きな自信を覗かせるグリュートレ。 それも十分納得。 30年に渡るエンスレイヴドのキャリアを総括する『ウトガルド』は、さらなるプログレッシヴさの追求とブラック・メタル回帰を両立した大傑作である。

ナイトメアーズ・オブ・ザ・ディコンポーズドナイトメアーズ・オブ・ザ・ディコンポーズド

元カンニバル・コープスのクリス・バーンズ(Vo)率いるシックス・フィート・アンダーのニュー・アルバムが登場。 ジャック・オーウェン(G)が加入したことにより、初期カンニバル・コープスの黄金コンビがここに復活! 全デス・ メタル・ファン必聴!【日本語解説書封入/歌詞対訳付】 シックス・フィート・アンダーが結成されたのは93年。元々は当時カンニバル・コープスのヴォーカリストであったクリス・バーンズと、 オビチュアリーのギタリスト、アラン・ウェストによるサイド・プロジェクトとしてスタート した。95年、カンニバル・コープスが 所属していたメタル・ブレイドから、『Haunted』でアルバム・デビュー。 プロデュースがブライアン・スレイゲルとスコット・バーンズという、まさに鳴り物入りのデビューであった。 活発な活動 を続けて行くうちに、だんだんとサイド・プロジェクトの枠には収まらなくなっていったシックス・フィート・アンダ -。 結果95年、『 Vile』のレコーディングの最中に、クリスはカンニバル・コープスを解雇される。 以降、シックス・ フィート・アンダーが彼の本業となった。クリスがシックス・フィート・アンダーを始めたのは、 スピードに頼らないデス・メタルをプレイしたかったから。 スラッシュ・メタルと違い、デス・メタルの本質はスピードには無い。 むしろヘルハマーやケルティック・フロストが ルーツの、ヘヴィでドロドロしたものこそが、デス・メタルのアイデンティティである。 だが90年初頭、ブラストビ -トがシーンを席巻していたこともあり、「デス・メタル=高速ドラミング」という風潮ができあがりつつあった。 そんな中、クリスはスロー〜ミッドテンポでグルーヴィーに押す、デス・メタルの本質に迫るバンドを始めたのだ。 現在ではオリジナル・メンバーはクリス1人だけになってしまったが、この度リリースとなる17枚目のアルバム、 『ナイトメアーズ・オブ・ザ・ディコンポーズド』においても、その理念に一切の揺らぎはない。 特筆すべきは、ジャ ック・オーウェン(G)が加入していることだろう。言わずと知れた、カンニバル・コープス初代ギタリストであるジャック。 前作『Torment』リリース直後に加入した彼が、クリスの書いた歌詞に次々と曲をつけていったというのだから、まさに黄金コンビの復活である。 クリスも、「ジャック・オーウェンとまた一緒にやれるなんて、我が家に帰って きたみたいだ。死体でいっぱいの我が家にね。 ジャックのリフは、俺の創作意欲に火をつけてくれたよ」と、彼の加入を手放しで喜んでいる。 ダイナミックでヘヴィ、そしてキャッチー。シックス・フィート・アンダーのファンが望むものすべてがこの作品に詰まっている。 『ナイトメアーズ・オブ・ザ・ディコンポーズド』は、全デス・メタル・ファン必聴のアルバムだ。 【メンバー】 クリス・バーンズ(ヴォーカル) ジャック・オーウェン(ギター) レイ・スーイ(ギター) ジェフ・ハグエル(ベース) マルコ・ピトルツェッラ(ドラムス)

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