ジャンル : クラシック > 管弦楽曲
“オバマ・クラシック”の第2弾。ノーベル平和賞に決定したオバマ米大統領のチェコ・プラハでの核廃絶を謳った演説など、オバマが平和への願いを語った感動的なハイライトとクラシック曲を融合した作品となっている。
2009年に惜しくも亡くなったカンゼルの十八番のひとつだったのが、この映画音楽。ハリウッドの黄金期と言われる時代の名画の音楽がずらりと並んだが、どれもシンフォニックなサウンドを活かした確かな聴きごたえのものばかり。過度でなく、物足りなくもない演奏がさすが。
制作・出演
J.S.バッハ / アレクサンダー・シュナイダー / オルヌルフ・グルブランセン / ジョン・マック / ナンシー・ダレイ / パブロ・カザルス / ピーター・ゼルキン / マールボロ音楽祭管弦楽団 / ルドルフ・ゼルキンカザルスが当時唯一演奏を行なっていたマールボロ音楽祭管を振ってのバッハをまとめた2枚組。「様式」といったものを離れ、カザルスの内面で響くバッハをストレートに表現した、偉大な創造がここにある。
ティルソン・トーマスらしいブラームスの管弦楽作品集。「ハンガリー舞曲」はブラームス編とドヴォルザーク編の管弦楽版を並べるほか、シェーンベルク編のピアノ四重奏曲などを収録すした、興味深いアルバムだ。
第6番(ペインにより補筆。2006年初演)まで存在するにもかかわらず、第1番のみがダントツで有名な「威風堂々」。アシュケナージはオケの明るい響きとパワーをフルに活かし、各曲の魅力を溌剌と描き出している。第2番以降を聴いたことがない人には特にお薦め。弦楽セレナードは一転して柔和な仕上がり。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / カール・ベーム / ジェイムズ・ゴールウェイ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ホルスト・アイヒラー / モーツァルト / ローター・コッホ制作・出演
AnnaReider / EricBates / KathrynWoolley / RebeccaCulnan / SylviaSamis / シンシナティ交響楽団 / ティモシー・リース / パーヴォ・ヤルヴィ / ホルストオーケストラの鳴らし方にはコツがある。ヤルヴィはそれをこの「惑星」で有言実行しているかのようだ。枝葉末節に至るまで激しい表現意欲が感じられる。豪快な響きの中にもバランス感覚が保たれ表現にも破綻がない。大胆不敵でジェントルな「惑星」は魔性の美しさを持つ。
ロザンタールとモンテカルロ歌劇場o.によるオッフェンバック。「パリの喜び」はロザンタールがオッフェンバックのオペレッタから20曲余を取り出し、バレエ用に編曲したもの。自作自演ともいえる録音で、華やかで楽しい演奏が繰り広げられている。
制作・出演
DanielDodds / MiaLindblom / MiriamMuller / PiotrNikiforoff / RegulaMuller / ThomasSchrott / アヒム・フィードラー / チャイコフスキー / フェスティヴァル・ストリングス・ルツェルン艶やかで弾力のある弦の響きと室内アンサンブルならではの緊密で自発的な動きが立ってくる。歌いまわしの濃さや情をせきたてる身振りはむしろあっさりと控えめなくらいなのだが、音そのものがスコアに潜む多彩な表情を引きだして新鮮なトキメキを作る。逸品。