ジャンル : クラシック > 協奏曲
制作・出演
LorenzaBorrani / RaphaelChrist / YunnaShevchenko / カルミニョーラ&アバド / クラウディオ・アバド / ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチ / モーツァルト / モーツァルト管弦楽団カルミニョーラ2度目の全集録音は、なんとアバドをアルヒーフ・レーベルに登場させてしまった。思えばイタリア人同士の共演、しかしその程度の甘えの産物ではない怪演が、アバドが2005年にボローニャに設立したオーケストラとともに繰り広げられる。
制作・出演
BPO / アレクサンダー・ロンクィヒ / イリヤ・グリンゴルツ / クラウディオ・アバド / シモン・ボリヴァル・ユース・オーケストラ・オブ・ヴェネズエラ / ベートーヴェン / マウリツィオ・ポリーニ / マリオ・ブルネロ発売元
ユニバーサルミュージックこの人のユニークな音楽性が基本的に変わっていないことを、興味深く聴いた。何を弾いてもロマン派の匂いがし、ブーニン・イズムともいうべき独特の“言い回し”が出てくる。そういう意味でこのベートーヴェンも新鮮。透明なOEKのアンサンブルとのコントラストも面白い。
日本でのみ発売が許されていた2つの協奏曲が収録された、当時非常な話題を呼んだアルバム。リストでの豪放さ、ラヴェルでのファンタジックな変幻自在さと、アルゲリッチの特質がフルに発揮されている。
全盛期のパールマンらしい、豊麗なヴァイオリンがたっぷりと聴ける2曲をカップリング。とりわけチャイコフスキーはオーマンディ率いるフィラデルフィアとの、まさに豪奢な競演が素晴らしい。
オイストラフ3度目の録音で、初の共演作となった名盤。オイストラフの堂々としたスケールの大きな演奏もさすがだが、そのオイストラフを包み込んでしまうクレンペラーの壮大さにも圧倒される。
20代半ばのパユによる、EMIでのデビュー・アルバム。当時すでにベルリン・フィルの首席奏者となっていたパユは、年齢を感じさせない落ち着きがある。気品漂う美しいモーツァルトだ。
いずれもクラリネットの美質が十分に活かされた名曲。まろやかで肉厚な音色を持つマイヤーのクラリネットは、ドレスデン国立管と見事にマッチして、彼女の代表作といえる素晴らしい演奏となった。
音楽的にはまったく正反対の二人が、互いに相手の希有の才能を見抜き、尊敬し続けた。その最初の出会いと共演……それが1957年のコンサートだった。全身全霊で紡ぎ出していく若き日のグールドにカラヤンが触発される……まさに歴史的な演奏となっている。
再録のドヴォルザークが文句なしに良い。自信に満ちたボウイングから繰り出される朗々たる旋律の歌わせぶりに感銘を受ける。チェロと管弦楽の響きが渾然と融和して馥郁たる薫りが漂う。古都プラハでのセッションがこうした雰囲気を醸したのかもしれない。
バッハは基本的には古楽器奏法を取り入れたものだが、特にそれぞれの第2楽章が異色。極端な弱音から、ヴィブラートをいっぱいにかけた妖艶な雰囲気まで演出。ムターに捧げられたグバイドゥーリナの新作(世界初録音)は、彼女の個性にぴたりの曲。音質優秀。
制作・出演
アントニオ・メネセス / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / マーク・ゼルツァー / モーツァルト / ヨーヨー・マ制作・出演
BeateWeis / DanielSepec / HannaNebelung / StefanLatzko / TimofeiBekassov / コンスタンツェ・レルプス / ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン / ピョートル・アンデルシェフスキ / ベートーヴェン内奥の微細な響きへの聴き澄ましと巨大に鳴り響く音への驀進。ベートーヴェンが生み出した独自の響きのイマジネーションを、アンデルジェフスキは極限まで突き抜け音化する。騒然と響きがせめぎ合う協奏曲の終楽章。両極が画然と交替するバガテル。快新!★