発売元 : 株式会社オーマガトキ
2009年にドラムスの吉田和雄がジャズとブラジル音楽の融合を目指して結成したトリオの第2弾。ジャズとボサ・ノヴァの相性の良さは歴史が証明ずみだが、それをピアノ・トリオで、という点がユニーク。洗練されたムードの中に自然と漂う“まったり感”が心地よい。
志賀ちゃんを含む4人のオリジナル・メンバーによるフォー・セインツのシングル。収録されている2曲には、団塊世代のミュージシャンとして“日本のフォーク”と共有する“音楽体験史”への深い思いが込められており、同世代のリスナーへのメッセージとなっている。
制作・出演
BambiJones / BrandiJones / NateMorton / PaulMirkovich / RafaelPadilla / RalfStemmann / ジェームス・ハラー / チャーリー・グリーン発売元
株式会社オーマガトキ英国の人気番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』から登場した、13歳になるシンガーのデビュー作。ジャズ・スタンダードやスティーヴィー・ワンダーやビートルズの曲を歌っているが、ちょっと大人びた甘さを含んだピュアな歌声と抜群のスウィング感はまさに天才。愛らしいルックスも◎。
制作・出演
アンドリア・チャン / インゴ・ゼンシュット / ステファン・エーミッヒ / トリオセンスmeetsサラ・ガザレク / フランク・ハウンシルド / ベルンハルト・シューラー / ララ・ミューラー / ヴィタリー・ゾロトフ発売元
株式会社オーマガトキ欧州らしい透明感を持ち味とするドイツのピアノ・トリオとソングライターでもあるアメリカのジャズ系シンガーのコラボ作で2009年、ボン録音。アコースティック・ギターが涼感を醸す「ライク・ザ・ウィンド」、のびやかなメロディが印象に残る「モーニング・スター」、ポップにして品の良さも際立つ「レット・イット・オン」など粒揃いで、全編が心地よい空気感に包まれる。★
プロヴァンス出身でフランス芸能界のトップスターの一人である男性アーティストの2作目となるオリジナル・アルバム。ミュージカル俳優としても最高の評価を受けている表現力をベースに、どこか日なたの臭いがする自作曲を聴かせ、英米音楽にはない魅力が伝わってくる。
早くもデビュー10周年を迎えたうめ吉の記念アルバム。三味線を片時も離さないにもかかわらず、邦楽という枠組みを超え、フランス語やドイツ語のナンバーにも挑み続けていた彼女。その“挑戦の軌跡”がここには収められている。21曲中10曲が未発表曲または新録。単なるコンピCDの枠を超えている。
日本で活動するトリビュート・バンドの音源をまとめたシリーズ第2弾。今回はレインボー、MSG、ホワイトスネイクの究極のコピー・バンドが参加しており、各楽器のプレイ、サウンド、そして歌まで実によく真似をしている。特に1〜4曲目のロニー・ジェイムズ・ディオ似の歌には驚かされる。
制作・出演
TinoDerado / イェンス・ドーレ / エスター・カイザー / カイ・ブリュックナー / クリストファー・ベウ / スヴェン・クラマー / マーク・ミュールバウアー / ユーノー・ストリング・クアルテット発売元
株式会社オーマガトキノラ・ジョーンズの大成功でジャズのテイストを持つフォーキーな歌がはやるようになった、このカイザーもそんなテイストの持ち主。アコースティックな響きを中心にしたバックを得て、心地のよい、しかしハートにもガツンと響く歌を聴かせる。
キューバはバハマ生まれの女性歌手が2008年に発表した小粋なデビュー・アルバム。ジューサやアイデーらを手掛けてきたデスセメール・ブエノがプロデュースとアレンジを務めているせいか、キューバらしさにアメリカ的なロック、ソウル、ヒップホップ感覚をごく自然に取り入れている。
発売元
株式会社オーマガトキ韓国出身のシンガーが2009年にNYでレコーディング(一部はソウル)。「オーシャン・ララバイ」はピアノを中心とした演奏の醸す穏やかな空気感が、あたたかい声やハングル語の響きに合う。オリジナルの「バタフライ」は高揚感のあるメロディとポジティヴな歌唱が印象的。ブラジル風味の演奏にのせて母国の曲を軽快に歌う「南村」でも実力を示す。
制作・出演
GuylaineLemaire / JulianArmour / KevinRamessar / アダム・ボウマン / ケリーリー・エヴァンス / スティーヴ・フォーリー / デイヴ・トンプソン / マシュー・リマ発売元
株式会社オーマガトキジャマイカ出身の両親を持つ、アダルトな手触りを大いに感じさせるカナダ人シンガー・ソングライターのアルバム。すべてが自作曲で、プロデュースも共同ながらこなす。私であることを徹底的に求めていて、結果アルバムは、“カナダのシャーデー”という形容が違和感のない仕上がりに。
サックスの三四朗とギターの木村純によるボサ・ノヴァ・デュオ。柔らかくハートフルなサックスと海風のようなアコースティック・ギターで、あらゆるジャンルの名曲をドリーミィに、ときに切なく奏でる。ゆったりとした陽だまりのようなサウンドは癒し効果抜群。
毎度自在の音楽的スケール感を出している女性歌手の4枚目のアルバムは、ウーゴ・ファトルーソ(p)とヤヒロトモヒロ(打楽器)の名コンビをサポートにおいたシンプルな設定にて。中南米楽曲を中心に取り上げつつ、綺麗な放物線を描くと言いたくなる歌を思うまま開いている。
タイトル曲は女性シンガーのsayaが参加、若き日の卒業式で抱いた志がいまに甦る佳作。カレッジ・ポップスの雄らしく、シンプルな楽曲・サウンドで親しみやすさは健在。クセのなさが逆に、その存在を際立たせ、長く記憶に残るバンドにしているのかもしれない。「小さな日記」を聴くと、あらためてそう感じる。
寄席の高座に立ち、俗曲師として唄に三味線、踊りなどの俗曲の芸を披露しているうめ吉。お座敷で三味線伴奏により芸妓によって歌われたかつての流行歌、端唄・俗曲を聴かせている。庶民の芸である都々逸や端唄などで、時代感覚を錯落させて楽しませる。
ナラ・レオン没後20年、ナラが歌ったボサ・ノヴァ誕生前のサンバ・カンソンなどを吉田慶子が聴かせる。笹子重治のギター&プロデュースにより、ナラのもうひとつの顔に焦点を当てようとした選曲・意図が伝わってくる。その歌声に刺激的に癒されるだろう。