発売元 : 株式会社トイズファクトリー
フィンランド出身の5人組バンド、ナイトウィッシュのセカンド・アルバム。母国では3作目にあたる本作品は、北欧独特のアンダーグラウンドさが垣間見られ、より普遍的な方向へ歩んでいる。
とにかく聴いてくれ。2MCによるフェイクにあふれた変幻自在なパフォーマンス。基本的にヘヴィ&ラウドなサウンドだが、変則的なリズムやサックスの導入が明らかに“落ち着き”を与えている。スカコア勢とも一線を画す、恐るべきニューカマー。★
ブラック・メタル版アイアン・メイデンとでもいったフィンランド出身の彼らのイン・ジャパン・ライヴ作。壮絶なリフの応酬と不釣り合いなデス声が圧巻だ。しかし、それにも増して観客の怒涛のごとくの歓声がすごい。そのノリを収めたこれはドキュメントだね。
すばらしい。パンクだのエモだの和風情緒だのウンチク垂れる前に、拳を握り締め腹に力を入れて心で聴く音である。それでも心に突き刺さる全身全霊の熱量を感じられぬ人は、ロックには縁がなかったということだ。なんて断言をしたくなる最高傑作。
女性シンガーを擁するフィンランド出身の5人組によるセカンド。ルーツである暗黒面をわずかに残しつつ、よりドラマ性とメロディを強調したクラシカルなハード・ロック音像が、オペラティックなソプラノと絡むさまは実に個性的。クセになるバンドだ。
北欧出身メロディック・デスのセカンド作。叙情的メロディとスピーディな曲構成はアイアン・メイデン+イングヴェイ・マルムスティーン的な印象を受ける。VOは、そうヴェノムだろうか。静と動とのコントラストも絶妙で、それが彼らならではの瞬間芸だ。
想像以上の深さ。英米のロックを温故知新し、最新情報にアンテナを張りつつも、頭デッカチになることなく奔放な自己表現を実践している。クセの強いヴォーカルが好き嫌いを分けるところだろうが、滑らかなだけの歌謡ロックとは明らかに一線を画す。★
「ニシエヒガシエ」など、復活以降のシングルを含む小林武史プロデュースの7作目。隙間のあるいなたい音、緩慢なビートがレニクラを彷佛。キャッチーなメロに乗せvo桜井が吐露する日常の風景とエゴと焦燥はあまりに生々しく、BGMには向かないけど。