発売元 : 株式会社ポリスター
CMへの起用で歌声が話題となっていたシンガーのデビュー&カヴァー作。彼女の歌唱力もさることながら、各曲で演奏を分担する天野清継、平岡雄一郎、鬼怒無月の三者三様のギター・プレイも見事。ヴォーカル・ファンだけでなくギター・ファンも楽しめる。★
4ビートのスタンダード中心の選曲、フルアコの繊細で空間的なトーン、バップの文法にのっとったフレーズ……。天野清継のギター・プレイはとても正統的だ。こういうド真ん中のプレイが今の時代、意外に難しかったり、勇気要ったりするんだけど。
ドラマ・ヒットで火の付いた韓国ブーム。その韓流アーティストの第一人者的存在で根強い人気を誇るチョー・ヨンピルのベスト・アルバムが装い新たに2枚同時再発売。ヒット曲ばかりが収録されている。
プリンスのバック・ギタリスト、マーク・アンソニー・ジョーンズのプロデューサー、デニス・マーティン。彼が全面プロデュースしたマキシで、気鋭のDJ、OSAMU Mも参加したクラブ・ポップ。
四季をテーマに、春夏秋冬の季節の流れを追ってまとめられた、ピアノ・インスト・アルバム。収録曲は唱歌やポップスの名曲がほとんどで、耳馴染みのある曲が多いので、親しみやすい作品集といえる。聴き込むもよし、何かをしながら聴くのもよし。
自身のレギュラー番組にゲスト出演したことがきっかけとなり、久々のシングルで尾崎亜美のプロデュースが実現。異色の組み合わせによる大人のポップスが聴ける。番組のエンディング・テーマにも決定。
一般公募からセレクトされた『point』のリミックス・アルバム。無記名性ゆえの自由さを思い知らされるのびのびとした仕上がり。元の素材よりもホーム・リスニングに向いたふうなのが興味深い。エレクトロニカ・アルバムとして非常に完成度の高いアルバムだ。
軽くゆったりとしたリズムにのせた(1)は、柔らかで温かいサウンドと絡み合うソウルフルなヴォーカルが心地いい王道のR&B系ミディアム・チューン。さらにバラード寄りで美しいメロが強調される(2)とともに、自然に流れるファルセットやフェイクが巧みな表現力を感じさせる。
ゴスペラーズ「永遠に」のコンポーザーが、ピアニストとして登場。非常にロマンティックな資質の持ち主のようで、作曲にも選曲にもそれがあらわれるが、ソロ・プレイヤーとしてはやや甘口な感じ。で、ボーナス・ディスクの歌はご本人? バックはもしや……?