発売元 : 株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
各地夏フェスにも出没していた矢野顕子とレイ・ハラカミから成る“新人ユニット”の1作目。過去への決別を歌った矢野作品「気球にのって」の再演から始まるというのが、なんともすごい。とはいえハラカミの打ち込み含め清新な仕上がり。「La La Means I Love You」の情感にも泣かされる。★
「世界ウルルン滞在記“ルネサンス”」の主題歌とエンディングがこの1枚に!主題歌『一期一会』、エンディングには『昔から雨が降ってくる』。 番組のテーマでもある、「旅」とそこにある「新しい出会い」と「別れ」をテーマに、前向きな『一期一会』と、優しいメロディが印象的なバラード『昔から雨が降ってくる』との対比が、そのテーマをより鮮やかに浮き立たせます。
男女デュオ・ユニットの8作目となるアルバム。サウンドのテクスチャーに荒さと重さを加えたエレクトロ・ディスコ・トラック集に仕上げられている。配信にも積極的ながら、初回のみと思われるノベルティを含めたパッケージとしての凝り方も見事。
『ゲド戦記』の主題歌を歌ったことで、一躍脚光を浴びた女性シンガーのセカンド・アルバム。「テルーの唄」のプレッシャーがあっただろうが、それをみじんも感じさせない“自分だけの歌”へと向かおうとする志はみごと。冒頭の谷山浩子楽曲は必聴だろう。
約3年ぶりのオリジナル・アルバム。岩崎宏美への(2)、TOKIOへの(3)、華原朋美への(4)、工藤静香への(5)といった、他の人への提供曲を自ら歌った曲、そしてデビュー曲を意識したごとき(12)など、ファン以外も楽しめる濃厚作。英訳付きのブックレットなども豪華。★
神戸のストリート・ライヴからメジャー・デビューへ。熱気と情熱が存分に詰まった5年間に、12枚のCDシングルを経てついにたどり着いた2枚組全21曲のコンプリート・ベストは、なんとバンド解散というグループにとっての終着点を示す作品となってしまった。
映画『ゲド戦記』に楽曲を提供するなど活躍の目立つ彼女の1年7ヵ月ぶりになるオリジナル・アルバム。静粛と情熱の混ざり合う独自の世界観はさすがの一言で、今回はモンティ・パイソンの楽曲をカヴァーしたり、セルフ・カヴァーもありで、バラエティに富んでいる。
手嶌葵の第1弾で、彼女が主題歌及びテルーの声を担当した映画『ゲド戦記』のイメージ・アルバムでもある。素朴なメロディ・ラインと生楽器中心のシンプルな伴奏、何よりやや舌足らずにも聴こえる少年のような中性的な声が、ファンタジックな感興を呼ぶ。
中島が歌う曲を“元気ですか”をキーワードにリマスタリングしてまとめたコンピレーション。他のアーティストがカヴァーした同名CDとの同時発売だが、やはり本家、猛烈に濃い。特に表題曲の独白チューンの(6)は魚座のおくゆかしい粘着質に圧倒される。
オリジナル・ヴァージョンと対になってリリースされたカヴァー・ヴァージョン版の中島みゆきのベスト。さすがに原曲のインパクトに負けない強いカヴァーが並ぶ。タイトルどおりのテーマを持った楽曲がセレクトされているが、味わいは非常に複雑。聴きごたえあり。