音楽むすび | 発売元 : 株式会社ワードレコーズ

発売元 : 株式会社ワードレコーズ

リレントレス・ミューテーションリレントレス・ミューテーション

カナダはバンクーバーから誕生した突然変異、エクストリーム・テクニカル・デスコア集団、 アーチスパイアーの最新作『リレントレス・ミューテーション』リリース決定! 野獣のように暴れまわるギター、 ガトリングガンのような速射ドラム、常軌を逸したす演奏が聴くものすべてを呑み下す! テクニカル・デスメタルとは、その名の通りひたすら複雑で難解なフレーズを多用するデスメタルのこと。 これは高度なテクニックと体力がなければ成立しない。時に“変態的”とも形容されるほど、突き抜けて技術のレベルは高く、 はじめて聴くインパクトは言葉を失うほどでもある。そんなテクニカル・デスメタルのなかでもさらに突き抜けているのが、このArchspireである。 彼らはカナダのバンクーバーで2007年に結成された。カナダには昔からテクニカル・デスメタルを演奏するバンドが多く、 ケベックに世界的に有名なCryptopsy、重鎮GorgutsやAugury等々が活動しており、モントリオールにも2005年に結成されたBeyond Creationといったバンドがある。 Archspireはそんなシーンの土壌の中から出てきたバンドであった。当初はDEFENESTRATEDというバンド名で、メンバーチェンジを繰り返しながら2009年頃に ラインナップを完成させると、2010年にArchspireとして、4曲入り配信シングル「All Shall Align」をリリース。 翌2011年、これに3曲を加えファースト・フルレングス・アルバム『All Shall Align』をTrendkill Recordingsより発表する。 ラインナップは“ショットガン・ヴォーカル”との異名を持つオリヴァー・レイ・アレロン(vo)、GremoryやArtep等々、 カナダのメタル界で数多くのバンドでプレイしてきたスペンサー・プルウェット(ds)、ブラック・メタルバンド、Muspellheimで活動していたトビ・モレリ(g)、 ディーン・ラム(g)、テクニカル・デス・メタルバンドのHarvest the Infection等に在籍していたジャレッド・スミス(b)。 彼ら5人がこれでもかとテクニカルな演奏を繰り出し、ひたすら突っ走っていく。2014年にはセカンド・フル・アルバム『The Lucid Collective』を 米国と欧州で流通しているインディ・レーベル、Season Of Mistより発表。このアルバムのトータルタイムは35分足らずで8トラックであったにも関わらず、 密度の濃い演奏は強烈なインパクトを放ち、その筋のマニアだけでなく広くメタル・ファンの間でも名前が知られるようになった。 本作はArchspireの3作目となるフルレングス・アルバムだ。これまでの作品同様、スタート&ストップのリフによる猛烈な波状攻撃、 “ニール・パートmeetsフィア・ファクトリー“的とも評されているドラミング、ハイからロウへスイープなのかタッピングなのかわからないほどよく這いずり回る ギターとベース、そしてリズムに乗せてグロウルを吐き出すヴォーカルが炸裂。これらすべてが渾然一体となり、Archspire独自のテクニカル・デスメタル、 狂気の世界が形成されている。はたして何が彼らをここまで突き動かしているのか、それは本作を聴いてみるしかない。超絶技巧集団という意味では、 PeripheryやAnimals As Leadersといった、エクストリームなプログレッシヴ・メタルを好むリスナーにも、おそらく受け入れられるはずだ。 アートワークは、TESTAMENT、ATHEIST、ETERNALといったバンドの作品で知られるアーティスト、Eliran Kantorによって描かれている。 【メンバー】 スペンサー・プルウェット(ドラムス) オリヴァー・レイ・アレロン(ヴォーカル) トビ・モレリ(ギター) ディーン・ラム(ギター) ジャレッド・スミス(ベース)

トーテンリチュアル〜屍骸典礼トーテンリチュアル〜屍骸典礼

音楽の都は地獄の都と化す!モーツァルト生誕から260年、同じオーストリア・ザルツブルク出身のブラックンド・デス・メタルの魔王、 ベルフェゴールが新たなる教典で再臨を果たす!約3年ぶり11thアルバム『トーテンリチュアル〜屍骸典礼』リリース決定! 1991年に異才ヘルムート(ギター、ヴォーカル)によってザルツブルクで結成、邪悪でエクストリームなブラックンド・デス・メタルに 悪魔・死・流血・狂気・地獄・ゾンビなどの歌詞を乗せたブルータルな世界観を提示してきたベルフェゴールは、アンダーグラウンド・メタル界を 震撼させてきた。『コンジュアリング・ザ・デッド〜屍者召喚』(2014)発表後に『ラウド・パーク14』で日本初上陸を果たした彼らの凄絶な ライヴ・パフォーマンスは場内を騒然とさせ、早くも翌2015年5月に再来日が実現。ブルータルな演奏と白塗り・血まみれのステージ・パフォーマンスは 阿鼻叫喚の坩堝となった。作品ごとに殺傷力を増してきたベルフェゴールの音楽だが、約3年ぶりとなる新作(通算11作目)『トーテンリチュアル〜屍骸典礼』は 現時点での最終進化形といえる出来映え。ヘルムートが呪詛を込めたヴォーカル、そして憤怒のリフとテクニカル・プレイを兼ね備えたギターで襲撃をかけ、 相棒のセルペントが重低音ベースで脳髄を攪拌する。正式メンバーは2人だが、ストリームス・オブ・ブラッドやパンツァークライストなどで 知られるサイモン“ブラッドハンマー”シリングのブラスト・ビートを交えたドラムスは精神的・肉体的に多大なダメージを及ぼすものだ。 山羊頭の異端神バフォメットを描いた「邪神バフォメット」から魔のサバトは始まる。そのバイオリンの技術を得るために悪魔に魂を売ったという ニコロ・パガニーニに捧げる「悪魔の末裔」、断末魔のうめき声で終わるラスト「屍骸典礼」まで、全編を瘴気が噴き出しっぱなしの本作は、 中世の黒死病(ペスト)のように世界へと蔓延していくだろう。 アルバムはオーストリアとドイツでレコーディング、そしてデス・メタルの聖地フロリダのオーディオハマー・スタジオでミックス。 ディーサイドやトリヴィアムなどが使っていたスタジオでの作業によって、聴くたびに死を予期させるリアルな音作りを得ている。 アルバムのジャケット・アートワークを手がけるのはセプティックフレッシュのメンバーでもあるセス・シロ・アントンだ。醜悪を極めるあまり 美しくすらあるアートは、バンドの音楽世界を見事にヴィジュアル化している。 ベルフェゴールの地獄の陥穽、一度堕ちたら抜け出ることは不可能だ。 【メンバー】 ヘルムート(ヴォーカル/ギター) セルペント(ベース)

ギズモドロームギズモドローム

スチュワート・コープランド(ポリス)、エイドリアン・ブリュー(キング・クリムゾン、デヴィッド・ボウイ)、 マーク・キング(レヴェル42)、ヴィットリオ・コスマ(PFM)が生み出す奇想天外なポップ・ワールド! 一筋縄ではいかない超絶ミュージシャン達がイタリアに集結、類い希なるスーパー・バンド“ギズモドローム”が始動する! ギズモドロームの歴史は2000年代初め、元ポリスのドラマーであるスチュワートがイタリアのジャズ/プログレッシヴ・キーボード奏者ヴィットリオ・コスマと 出会ったことから始まる。意気投合した彼らは共演プロジェクトでの活動を開始、2003年のライヴを収録したCD/DVD『La Notte Della Taranta』(2004)を発表している。 2人は10年以上ライヴ活動を行い、曲を書きためてきたが、満を持して本格的バンドとしてのスタートを切ることを決意。新メンバーとして白羽の矢を立てたのが フランク・ザッパ〜デヴィッド・ボウイ〜キング・クリムゾン〜ソロとして唯一無比のギターを聴かせてきたエイドリアン・ブリュー、 そしてレヴェル42で超絶スラッピング・ベースを聴かせるマーク・キングだった。 スチュワートとヴィットリオが10年以上書きためた楽曲を元にしながら、バンド全員で進化させていった全12曲。ポリスの名盤『シンクロニシティー』(1983)に スチュワートが提供した「ミス・グラデンコ」を思わせるエキセントリックなポップ/ロックもあれば、エイドリアンのフリーキーかつスリリングなギターも全開。 マークはあえてスラッピングを封印、よりソリッドなベース・プレイで存在感を発揮する。スチュワートはこの音楽性を“パンク・プログレッシヴ”と形容している。 「手数の多いドラム・フィル、頭がイカれたギター...町に火を放つようなサウンドだよ」 当初はスタジオ・プロジェクトとして始動したギズモドロームだが、4人の生み出す黄金のケミストリーに、急遽ライヴも視野に入れた長期的活動を行うことが決まった。 彼らは2018年、大規模なワールド・ツアーを行うことを予定しており、本作からの楽曲に加えて、彼らの過去のバンドのナンバーも演奏する意志もあるという。 20世紀のロックの歴史を刻んできた男たちが21世紀、新たな伝説を築く。ギズモドロームに刮目せよ。 【メンバー】 ●スチュワート・コープランド(ドラムス/ヴォーカル) 1952年、アメリカ生まれ。父親はCIA高官。1977年にポリスを結成、ロック界のスーパースターとなる。1984年の活動休止後はソロ・キャリアや映画音楽など、マイペースな活動を繰り広げてきた。 ●マーク・キング(ベース/ヴォーカル) イギリス出身のベーシスト。レヴェル42のフロントマンとして幾多のヒットを飛ばす一方で、アラン・ホールズワースとも打々発止のバトルを繰り広げた超絶テクニシャンでもある。 ●エイドリアン・ブリュー(ギター/ヴォーカル) アメリカ出身のギタリスト。フランク・ザッパからデヴィッド・ボウイ、トーキング・ヘッズ、キング・クリムゾンなどで個性的すぎる(時に変態とも呼ばれる)ギター・プレイを披露。ポール・サイモンやナイン・インチ・ネイルズからも信頼の厚いギタリストだ。 ●ヴィットリオ・コスマ(キーボード/ヴォーカル) イタリア出身のジャズ/プログレッシヴ・ロック界でリスペクトされてきたミュージシャン。TVや映画音楽、エリオ・エ・レ・ストリエ・テーゼでの活動を含め、イタリアの音楽シーンではその名を知られる存在だ。

トゥー・パストゥー・パス

フィンランドのヴァイキング戦士集団、エンシフェルムが待望のニュー・アルバム『トゥー・パス』をリリース! 鍵盤奏者を交代し、ニュー・ラインナップでの第1弾となった本作を引っ提げ、エンシフェルムの新たなる進軍が始まる…!! '95年にフィンランドの首都ヘルシンキで結成されたENSIFERUMは、勇壮なるフォーク・テイストをまとったメロディック・デス・メタルの5人組。 そのバンド名は、ラテン語で“帯剣”、あるいは“剣士”を意味するという。当初はツイン・ギター(一方がヴォーカルを兼任)の4人組だったが、 '01年にアルバム『ENSIFERUM』でデビューを飾った直後にキーボード奏者を加えて5人組となり、以降、メンバー・チェンジを重ねながらも その編成を守り続けている。ちなみに、初期のシンガーは現WINTERSUNのヤリ・マーエンパーで、彼はセカンド『IRON』('04)のレコーディング完了後に脱退。 その後任には、当時NORTHERのメンバーだったペトリ・リンドロスが迎えられた。 そうして、サード『VICTORY SONGS』('07)以降、『FROM AFAR』('09)、『UNSUNG HEROES』('12)、『ONE MAN ARMY』('15)とアルバムを 重ねていった彼等が(その他にライヴDVDやEP、ベスト盤などもリリース)、何度かのメンバー・チェンジを乗り越え、今年完成させたのが通算7作目となる 『TWO PATHS』である。現バンド・ラインナップは、ペトリ(g,vo)、唯一のオリジナル・メンバーであるマルクス・トイヴォネン(g,vo)以下、 サミ・ヒンカ(b,vo)、ヤンネ・パルヴィアイネン(ds)、ネッタ・スコグ(acc)という5名。鍵盤奏者は常に女性というこれまでの伝統(?)に則って '16年に加入したネッタは、元TURISASのメンバーで、ENSIFERUMにとっては初のアコーディオン奏者だ。デジタル・アコーディオンを操る彼女は、 今回そのズバ抜けたスキルとセンスを新天地で遺憾なく発揮したという。 これまで通り、シンフォニックで、フォーキーで、激烈で、エピックで、劇的にして壮麗な独自サウンドが詰め込まれた『TWO PATHS』は、 ライヴ・サウンドをスタジオで捉えるという前作の手法を踏襲しながらも、さらに一歩前進を遂げている。よりオーガニックな仕上がりを目指し、 アナログ・レコーディングが敢行され、バンドはクリックを使わずに演奏したという。その結果、初期作に通じる躍動感と疾走感がアルバム全編に亘ることとなった。 プロデューサーを務めたのは、前作と同じくアンシ・キッポ。これまでにCHILDREN OF BODOM、KALMAH、NORTHERなどを手掛けてきた、 言わばメロディック・デス・メタルのエキスパートとのコラボが、最高の結果を生んだのは言うまでもないだろう。 【メンバー】 ペトリ・リンドロス(ヴォーカル/ギター) マルクス・トイヴォネン(ギター/ヴォーカル) サミ・ヒンカ(ベース/ヴォーカル) ヤンネ・パルヴィアイネン(ドラムス) ネッタ・スコグ(デジタル・アコーディオン/バッキング・ヴォーカル)

レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズレジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ

英国プログレッシヴ・メタル、スレッショルドにグリン・モーガン(vo)が約20年ぶりに復帰! 英国ロックの深い森を感じさせる重厚かつドラマティックに彩られた11thアルバム『レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ』! 2017年、彼らがプログレッシヴ・メタルの未来を照らす! 1970年代にかけて隆盛を誇った英国のプログレッシヴ・ロックは、現在でも様々な形で伝統が受け継がれている。 80年代に入ると英国では、アンダーグラウンド・シーンではブリティッシュ・ネオ・プログレッシヴ・ロックと呼ばれるバンドが数多く登場しており、 一部のバンドが局地的に人気を集めていた。イギリスの南東部に位置するサリーという街で、スレッショルドが結成されたのは1988年のことだった。 カール・グルーム(g)を中心に、ジョン・ジェアリー(vo)、ニック・ミッドソン(g)、トニー・グリンハム(ds)というメンバーでスタート。 92年にLANDMARQやTHE BUTTON FACTORYで活動していたダミアン・ウィルソン(vo)が加入、ジョンがベースに交代し、リチャード・ウェスト(key)を 迎えた6人体制で制作されたアルバム『WOUNDED LAND』でデビューを果たした。 ダミアンの切なく雰囲気のある歌は評価が高かったが、アルバムのリリース後に脱退。新たなメンバーにグリン・モーガン(vo)を迎えた。 彼はアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン後任オーディションで最終選考まで残ったという人物で、その実力は疑う余地もなかった。 そして制作されたセカンド・アルバム『PYCHEDELICATESSEN』を94年にリリース。 翌年、ドラマーをジェイ・ミッチッチに交代しライヴ・アルバム『LIVEDELICA』を発表。この直後、グリンとジェイは脱退し、MINDFEEDを結成する。 この後、97年のサード・アルバム『EXTINCT INSTINCT』でダミアンが電撃復帰し、リリース後に再度脱退。ヴォーカリストに独のメタル・バンド、 SARGANT FURYのアンドリュー“マック”マクデルモットを迎え4作目『CLONE』(1998年)をリリース。 その直後に世界最大級のメタル・フェス“WACKEN OPEN AIR”への出演も果たし、欧州での知名度もさらに上昇する。 2003年の7作目『SUBSURFACE』はドイツのナショナル・チャート最高66位を記録。これはプログレッシヴ・ロックの作品としては異例の出来事であり、 この評判からドイツのレーベルNUCLEAR BLASTとの契約が成立する。8作目『DEAD RECKONING』はドイツのナショナル・チャートで64位、 イギリスのロック・チャートでは37位となる。それまでメンバー・チェンジは度々行われていたが、2007年にはヴォーカリストのアンディが 体調不良のため脱退、ダミアンがまたもや電撃復帰する。精力的にライヴ活動を行っていく中、2011年にアンディが腎不全のため死去するという 悲報が届いた。しかし悲しみを乗り越え、2012年に9作目『March of Progress』、2014年に『For the Journey』をリリース。 ヨーロッパ各国でチャートインを果たしている。このバンドの魅力は、メタリックで重厚なツイン・ギター、シンフォニックなアレンジの キーボード・サウンド、そしてヴォーカルのキャッチー・メロディ・ラインにある。適度にヘヴィで耳障りが良いサウンドも人気の要因である。 そして11枚目の新作『レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ』の登場だ。2017年3月にバンドはダミアンの脱退を発表。 それは円満的なものだったのだが、同時に 1996 年に脱退したグリン・モーガンの約 20 年ぶりの復帰も発表され、ファンを大いに喜ばせた。 今作でも英国ロックの深い森を感じさせる重厚かつドラマティックに彩られた作風は健在で、長尺の曲でも聴き心地が良く、随所で見られるアレンジの 構築センスに再び魅了されるだろう。当然、実力者であるグリンの歌には何の問題もなく、バンドの方向性にも一切の迷いはない。 2017年、スレッショルドがプログレッシヴ・メタルの未来を照らす。 【メンバー】 グリン・モーガン(ヴォーカル) カール・グルーム(ギター) リチャード・ウェスト(キーボード) スティーヴ・アンダーソン(ベース) ヨハン・ジェームス(ドラムス)

ザ・ブラザーフッドザ・ブラザーフッド

2016年にドッケンに復帰して来日公演を行い話題となったジョージ・リンチが自己のバンド、リンチ・モブを率いて約2年ぶりにアルバムをリリース! 90年代初頭の彼らを思い出させるようなブルージーでグルーヴィーなハード・ロック・ナンバー満載! ジョージの妖艶なギター・プレイも健在だ! 80年代に大ブレイクしたドッケンが1989年に解散した後、ジョージ・リンチ(g)がドッケンのメンバーだったミック・ブラウン(ds)、 オニ・ローガン(vo)らと結成したリンチ・モブ。アルバム『ウィキッド・センセーション』(1990年)でデビューを果たした彼らは、オニに替わって、 ロバート・メイソン(vo)を迎えて、2ndアルバム『リンチ・モブ』(1992年)を発表したものの、バンドは解散。 その後、ジョージは再結成ドッケンへの参加をへて、90年代末にリンチ・モブを復活させる。 復活リンチ・モブではチューニング・ダウンをしたモダン・ヘヴィ・スタイルの音楽をプレイする一方で、ジョージは様々プロジェクトでアルバムをリリース。 すると、オニが再復帰して2009年にリリースした『スモーク・アンド・ミラーズ』からリンチ・モブは初期のような音楽性に戻ると、4曲入りミニ・アルバム 『SOUND MOUNTAIN SESSIONS』(2012年)、アコースティック・アルバム『UNPLUGGED LIVE FROM SUGARHILL STUDIOS』(2013年)、 新曲と既発曲をまとめた『SUN RED SUN』(2014年)、フル・アルバムの『レベル』(2015年)をリリースする。 その後、ジョージはストライパーのマイケル・スウィートとのプロジェクト、ドッケンに復帰してのジャパン・ツアー、キングスXのダグ・ピニック(b, vo)と KORNのレイ・ルジアー(ds)とのトリオKXMの2ndアルバム『SCATTERBRAIN』(2017年)などをリリースし、今回、リンチ・モブとしては約2年ぶりとなる アルバム『ザ・ブラザーフッド』を完成させたわけである。 アルバムに参加しているメンバーはジョージとオニの他にクワイエット・ライオット、グレイト・ホワイト、ドッケンなどでプレイしたショーン・マクナブ(b)、 元ブレットボーイズで、現在はバーニング・レインのメンバーであるジミー・ダンダ(ds)。アルバムのタイトルの『ザ・ブラザーフッド』は、 バンドは自身の第二の家族であり、兄弟であるという意味を込めて付けたということだが、ジョージらしいグルーヴィーなギター・リフを軸に ブルージーなフィールを交えたナンバーはどれも活きが良く、オニのエモーショナルな歌唱など、彼らの魅力を満載した内容になっている。 【メンバー】 オニ・ローガン(ヴォーカル) ジョージ・リンチ(ギター) ショーン・マクナブ(ベース) ジミー・ダンダ(ドラムス)

ザ・ソレス・システムザ・ソレス・システム

2017年4月に初来日公演を大成功に収めたシンフォニック・ゴシックメタル・バンド、エピカの6曲入り EP『ザ・ソレス・システム』発売決定!アルバム『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』に収まりきらなかった未発表曲を収録! シモーネ・シモンズ率いるオランダのシンフォニック/ゴシック・メタル・バンド、エピカ。昨年9月にリリースされた『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』は、 混声合唱隊やオーケストラだけでなく、シタールやバラライカといった民族楽器もふんだんにフィーチャされた、シンフォニックかつプログレッシヴな 傑作として大きな反響を呼んだ。今年4月には初の来日公演が行われ、超満員札止めとなったのも記憶に新しい。 そんな彼女たちが早くもニューEP『ザ・ソレス・システム』をひっさげ帰ってきた。と言ってもこれ、新たに録音されたものではない。 『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』に収録しきれなかった、しかしお蔵入りにするにはクオリティが高すぎる6曲。 これらがEPという形で、ファンの耳に届けられることになったのだ。それにしても『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』は、 12曲入り72分(日本盤は13曲入り75分)という、言うなればかなり長いアルバムであった。にもかかわらず、さらにこれほどの高品質である楽曲が、 しかも6曲も眠っていたとは。マーク・ヤンセンは、その理由についてこう語る。「同じことを繰り返したくないのであれば、 常にチャレンジを続けることを忘れてはいけない。『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』も、その精神ですべてを捧げた結果、 素晴らしい仕上がりになった。アルバム制作上書かれたすべての曲が、非常に高いクオリティを持っていた。ところが残念ながら、 それらの曲すべてを収録することはできなかったのさ。CDには76分という収録の制限があるからね。かと言って、 ダブル・アルバムという形態は個人的に好きではないんだ。」 『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』を聴かれた方なら、『ザ・ソレス・システム』がどのようなクオリティの作品であるのか、 簡単に想像がつくだろう。EPを再生したとたん、大合唱にフルオーケストラが飛び出し、『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』の 興奮がまざまざとよみがえる。特筆すべきは「イモータル・メランコリー」だろう。3分の小曲ながら、ギターをバックにシモーネが切々と歌い上げる 美しすぎるバラード。こういう曲でこそ、シモーネの歌唱力、歌手としての魅力が存分に発揮されるというもの。あらゆるタイプの曲を演奏してきたエピカだが、 実はギター・バラードというのはこの曲が初なのだ。(ちなみにこの曲は、日本盤『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』にて既発。) 『ザ・ソレス・システム』の楽曲は「新たに録音されたものではない」とはいえ、6曲中5曲が完全未発表曲。 これらは、『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』のコンセプトからははずれる、あるいはアルバムの流れにどうしてもフィットしない、 などの理由によりアルバム未収録を決断されたもの。すなわちクオリティ的には、『ザ・ホログラフィック・プリンシプル』収録曲に一切遜色のないものばかり。 さらに『ザ・ソラス・システム』は、EPとはいえ30分の長さ。つまりこれ、限りなくエピカのニュー・アルバムに近いEPなのであり、 2年連続でエピカの新作が聴けるようなもの。エピカ・ファンはもちろん、エピカを聴いてみたいと思っているエピカ未体験の方への入門編としてもお薦めできるEPだ。 【メンバー】 シモーネ・シモンズ(ヴォーカル) アイザック・デラハイ(ギター) マーク・ヤンセン(ギター) コーエン・ヤンセン(キーボード) アリエン・ファン・ウィーゼンビーク(ドラムス) ロブ・ファン・デル・ルー(ベース)

XXX: 30 Years of Girls, Girls, GirlsXXX: 30 Years of Girls, Girls, Girls

ワイルドで破天荒なロックンロール・ライフを突き進んだ伝説のバッド・ボーイズ・ロック・バンド、モトリー・クルー! 狂気の頂点にして、その後のロック・シーンを一気に変えてっしまった傑作『ガールズ、ガールズ、ガールズ』にボーナストラックを収録したの30周年記念盤! 1981年にロサンゼルスで結成されたモトリー・クルーは、自主制作盤のリリースを経て翌年メジャ・-デビューを飾った。 83年にセカンド・アルバム『シャウト・アット・ザ・デビル』で全米にLAメタル旋風を巻き起こし、85年のサード・アルバム『シアター・オブ・ペイン』では、 派手なグラム・スタイルのファッションを流行させた。さらにこのアルバムからのシングル曲「ホーム・スイート・ホーム」をヒットさせ、 メタル・バンドがアルバムにバラードを収録するという方程式を定着させた。彼らは天性のスターであり、常にセンセーショナルな存在であり続けた。 似通ったバンドが巷に溢れかえると、彼らはガラッとイメージを変えてみせた。1987年5月にリリースされた4作目『ガールズ、ガールズ、ガールズ』は、 全米アルバム・チャート初登場5位、最高2位まで上り詰めた大ヒット作である。黒のレザーに身を包み、ハーレー・ダビッドソンに跨り、 タフでマッチョなイメージに変身。6月からスタートした全米ツアーではホワイトスネイクをサポートに従え、ステージにハーレーで登場し、 女性コーラス・デュオ“ザ・ナスティ・ハビッツ"を帯同させ、NASAの開発によって誕生した360度回転するドラム台などド派手な仕掛けで観衆を熱狂させた。 ところが『ガールズ、ガールズ、ガールズ』リリース前後、モトリー・クルー、特にニッキーは“頽廃"としか言い様のない生活を送っていた。 1986年の1月から3月まで『シアター・オブ・ペイン』の欧州ツアーを終えたバンドはオフに入り、トミー・リー(ds)はTVスターのヘザー・ロックリアと結婚、 ヴィンス・ニール(vo)は84年末に起こした交通事故の判決により30日間刑務所に収容されるなど、音楽以外の話題を多く振りまいていた。 そんな中でニッキー・シックス(b)はヘロイン漬けの日々を過ごしている。彼のドラッグ歴は長かったが、常用者となったのはこの頃からだった。 1987年12月に行われた来日公演時の精神状態はとりわけ酷く、“自分が今、最高なのか最悪なのか判断がつかない"ほどであったという。 そして米国に戻った直後、彼はハリウッドのホテルでヘロインの過剰摂取により昏睡状態に陥り、一時心肺停止となってしまう。 その後ニッキー及びバンドのメンバーはクリーンになることを宣言し、5作目の『ドクター・フィールグッド』(1989年)で遂に全米ナンバーワンとなる。 『ガールズ、ガールズ、ガールズ』は、そんな頽廃したロックンロール・ライフの真っ只中から生まれた狂気の作品である。音楽的にはたいへん充実しており、 プロデューサーは『シャウト・アット・ザ・デビル』から3作連続となるトム・ワーマン。ヘヴィ・メタリックなサウンドにさらに磨きをかけ、 都会的なサウンドを演出している。本作からは3枚のシングルがカットされ、「ガールズ、ガールズ、ガールズ」、「オール・アイ・ニード」のミュージック・ビデオは、 放送禁止となったにも関わらずチャートを駆け上った。このことからも当時の彼らの勢いが伺えるだろう。米ポルノ界の大スター、トレイシー・ローズのことを歌った 「オール・イン・ザ・ネーム・オブ…」や、ドラッグ漬けの日々を歌った「ダンシング・オン・グラス」など、歌詞の内容はどれも刺激的なものばかり。 当時のロサンゼルスの街の空気をそのままパッケージしたかのようなサウンドと歌詞で、バンドは頂点を極めたのだった。 「今年で『ガールズ、ガールズ、ガールズ』が30歳になったとは信じ難い」と、ニッキー語っている。また、「30年経って、この作品を掘り起こす新しい世代の ファンを見ることができるなんて、本当にクールだ」とも言っている。モトリー・クルーの作り出した音楽、彼らの生活の中から生まれたロックは普遍的であり、 いつの時代でもどの世代にも刺激的に響くはずだ。【日本語解説書封入/歌詞対訳付】 【メンバー】 ヴィンス・ニール(ヴォーカル) ミック・マーズ(ギター) ニッキー・シックス(ベース) トミー・リー(ドラムス)

トゥ・ザ・ムーン・アンド・バック・20イヤーズ・アンド・ビヨンドトゥ・ザ・ムーン・アンド・バック・20イヤーズ・アンド・ビヨンド

“巨匠”リッチー・ブラックモアと歌姫キャンディス・ナイトによる ブラックモアズ・ナイトのデビュー20周年を記念した2枚組ベスト・アルバムリリース決定! 2017年新録音ヴァージョンを含む代表曲や、レインボーの「アイ・サレンダー」、 “威風堂々”をギターでプレイする「ランド・オブ・ホープ・アンド・グローリー」収録! DEEP PURPLEとRAINBOWでハード・ロックの歴史を切り開いてきた“巨匠”リッチー・ブラックモアが、 「中世の吟遊楽隊の音楽を演奏する」という夢を実現したアコースティック・ユニットBLACKMORE'S NIGHT。 歌姫キャンディス・ナイトをフィーチュアしたこのプロジェクトは、1997年に1stアルバム「SHADOW OF THE MOON」を 発表して以来コンスタントに活動を続け、今年で20周年を迎えた。 ルネッサンス音楽を標榜し、吟遊楽団のコスチュームを身に着けてはいるものの、BLACKMORE'S NIGHTの音楽は決して中世音楽を再現しているわけではなく、 その本質は、DEEP PURPLEやRAINBOWでリッチー・ブラックモアが披露してきたものに通じている。ルネッサンス音楽への深い憧憬をベースにヨーロッパ全域の 民族音楽の伝統を取り入れたBLACKMORE'S NIGHTは、「ハード・ロックの要素を取り去ってもなおリッチー・ブラックモアの想像する音楽世界は魅力に満ちている」 ことを示すプロジェクトと言ってもいいだろう。DEEP PURPLEやRAINBOWでリッチーが奏でたメロディを愛したファンなら、BLACKMORE'S NIGHTからも 同じエッセンスを感じ取ることが出来るに違いない。アコースティック中心ではあるけれどもエレクトリック・ギターも適宜用いられ、 そこで聴けるのは唯一無二の“リッチー節”そのものだ。 今回、デビュー20周年を記念してリリースされるのは、BLACKMORE'S NIGHTの集大成とも言えるCD2枚組のベスト・アルバム。 この20年間に発表された9枚のオリジナル・アルバムから、リッチー・ブラックモアとキャンディス・ナイトが自ら選んだ彼らの代表曲の数々 (2017年新録音ヴァージョンを含む)に加えて、ジョー・リン・ターナー時代のRAINBOWのヒット曲“I Surrender”をキャンディス・ナイトが歌う BLACKMORE'S NIGHTヴァージョンや、RAINBOWのショウのオープニングSEとして知られるエルガーの行進曲“威風堂々”第1番をリッチーがギターでプレイする “Land Of Hope And Glory”といった新録ナンバーを収録。“Possum's Last Dance”は海外の「SHADOW OF THE MOON」に収録されていたインスト曲で、 日本盤では聴くことが出来なかったもの。日本盤リリースがなかった6thアルバム「SECRET VOYAGE」(2008年)からは“The Circle”が選ばれている。 さらにボーナス・トラックは未発表曲の“Ghost Of John”と、ファン必携の内容となっている。 <CD EXTRAについて> CD EXTRAとは、音楽CDとCD-ROMの両方の機能を兼ね備え、CDプレーヤーとパソコンのどちらでも再生を可能にしたディスクです。 普通の音楽CDと同じ用にオーディオCDプレーヤーで音楽を聴くことができ、パソコンで再生すると写真やビデオなどを観ることができます。 ただし、パソコンでも機種によってはCD EXTRAが読み込めないことがあります。予めご了承ください。 文●広瀬和生/BURRN! 【メンバー】 リッチー・ブラックモア キャンディス・ナイト アール・グレイ・オブ・シメイ バード・デイヴィッド・オブ・ラーチモント スカーレット・フィドラー トルバドール・オブ・アバディーン レディ・リン

ライヴ・イン・チェコ 2016〜バック・トゥ・ザ・ルーツーアクセプテッド!ライヴ・イン・チェコ 2016〜バック・トゥ・ザ・ルーツーアクセプテッド!

元ACCEPT〜U.D.O.のウド・ダークシュナイダーが、ACCEPT時代の楽曲に別れを告げるために始動した別プロジェクト“ダークシュナイダー”が、 2作目となるライヴ作品『ライヴ・イン・チェコ 2016 〜バック・トゥ・ザ・ルーツ - アクセプテッド!』をリリース! ACCEPTの名曲を網羅した豪華セットリスト! このDIRKSCHNEIDERは、元ACCEPTのシンガーであり、現在は自身のバンドであるU.D.O.を率いているウド・ダークシュナイダーによる別プロジェクトだ。 2015年8月、世界最大のヘヴィ・メタル・フェスティヴァル『WACKEN OPEN AIR』のステージにて、U.D.O.とオーケストラの共演によるライヴを行なったウドは、 ファンを驚かせる宣言をした。「ウド・ダークシュナイダーがACCEPTの曲を演奏するのは、2016年から始まるスペシャル・ツアーをもって最後とする」と。 ウドがこのような決断をした背景には、再結成したACCEPTとU.D.O.との比較論を第三者から聞かされることに疲れたということがあった。 ファンやメディアは「ACCEPTはこの曲をやっている、U.D.O.はやっていない、U.D.O.はあの曲をやっている、この曲をやるべきだ」といったようなことを指摘しがちだが、 ウドとしては「ACCEPTが再結成して活動を続けている以上、過去のACCEPTの曲は彼らに任せればいい、U.D.O.のスタジオ・アルバムは既に15枚もあるのだから U.D.O.のライヴはU.D.O.の曲だけで構成出来る」という結論に至ったのだった。たとえ一時的とはいえ、U.D.O.としてACCEPTの曲だけを演奏するツアーを 行なうことには疑問符が付くことから、そのプロジェクトについてはDIRKSCHNEIDERという名義で活動を行なうことも決めた。 DIRKSCHNEIDERのラインナップは、ウド以下、アンドレイ・スミノルフ(ギター)、カスペリ・ヘイッキネン(ギター)、フィッティ・ヴィーンホルト、 そしてウドの息子であるスヴェン・ダークシュナイダー(ドラムス)という5人。つまりU.D.O.の現在のラインナップが顔を並べている。 DIRKSCHNEIDERによるツアー『BACK TO THE ROOTS』は2016年の2月18日オランダのドラメン公演を初日とする欧州巡業からスタート、 同年5月には来日も実現して東京、名古屋、大阪で計3回のショウを行なっている。その後はヨーロッパに戻って各地のフェスティヴァルに出演した他、 東ヨーロッパやロシアにまで足を伸ばした。このツアーは各地で評判を呼び、世界各地のプロモーターから公演の要望が殺到したことで予定外の長期巡業となった。 2016年10月には、同年4月のドイツ・メミンゲンにて録音された音声を素材とする2枚組ライヴ・アルバム「LIVE – BACK TO THE ROOTS」をDIRKSCHNEIDER名義でリリースした。 ツアーはもとよりライヴ・アルバムも好評を博したのだが、彼らはその勢いを駆ってDIRKSCHNEIDERのライヴ作品第2弾の制作を決断。2016年12月9日にチェコの ブルノ公演にて撮影と録音を行なったのだった。そこで記録された音声と映像を素材とするのが、このたび日本で先行発売される運びとなった CD/DVD/Blu-Ray『ライヴ・イン・チェコ 2016 〜バック・トゥ・ザ・ルーツ - アクセプテッド!』である。 ACCEPTを代表する定番曲はもちろんのこと、本家がライヴで演奏しなくなって久しい曲までをも網羅した幅広いセットが、唯一無二の剃刀ヴォイスの持ち主である ウド・ダークシュナイダーと彼が全幅の信頼を寄せる4人のミュージシャン達によってパワフルにエネルギッシュに具現化されるこのライヴ作品。 全ヘヴィ・メタル・ファン必携アイテムの登場だ。 【メンバー】 ウド・ダークシュナイダー(ヴォーカル) フィッティ・ヴィーンホルト(ベース) アンドレイ・スミノルフ(ギター) カスペリ・ヘイッキネン(ギター) スヴェン・ダークシュナイダー(ドラムス)

ザ・ライズ・オブ・ケイオスザ・ライズ・オブ・ケイオス

重戦車のごとくひたすら突き進む5人の戦士たち、遂に帰還! ジャーマン・メタル界の雄、アクセプトが放つ3年ぶり通算15作目の新作『ザ・ライズ・オブ・ケイオス』! 徹底したヘヴィネス、男気溢れる硬派なサウンドは、すべてのメタルヘッズ必聴!このアルバムを引っ提げた “The Rise of Chaos World Tour”が9月に日本からスタート! ジャーマン・メタル界のパイオニアにしてドイツ最強のヘヴィ・メタル・バンド、アクセプトが最新アルバム 『The Rise Of Chaos』を発表。スタジオ・アルバムは2014年の『ブラインド・レイジ』以来約3年ぶりのことである。 1979年にデビューしたアクセプトは、従来のハード・ロックに疾走感を加えたアグレッシヴなサウンドが主体のバンドで、 パワーメタルの代表的なバンドの一つとして、主にヨーロッパや日本で人気を博していた。1985年にクラシック音楽からの 影響をダイレクトに反映させた5thアルバム『メタル・ハート』を発表。このアルバムはヨーロッパや日本などの国々で熱狂的な 支持を受け、特にベートーヴェン「エリーゼのために」をギターソロに挿入したタイトル曲は、ヘヴィ・メタル史上屈指の名曲として 今だに愛され聴き継がれている。ドイツは世界有数のメタル大国であると同時に、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、 メンデルスゾーン、ワーグナー等々、世界的に有名な作曲家を数多く輩出した音楽大国でもある。 ドイツ出身の彼らが長きに渡り支持され続けているのは、ヘヴィ・メタルの中にクラシック音楽の要素を盛り込んだ この音楽性が挙げられるだろう。1989年のアルバム『イート・ザ・ヒート』発表後にバンドは一度解散するも、 根強い多くのファンに応える形で1993年に再結成。1996年に再結成3作目のアルバム『プレデター』を発表後に再び解散。 ところが2010年にニュークリア・ブラストとの契約を得て14年ぶりのアルバム『ブラッド・オブ・ザ・ネイションズ』を発表。 すると、ドイツのアルバム・チャートで過去最高の4位を記録し、国民的メタル・バンドに返り咲く。 2014年には14thアルバム『ブラインド・レイジ』を発表。翌年4月、ギタリストのウヴェ・ルイスとドラマーの クリストファー・ウィリアムズが加入し、今年年1月には2015年の欧州でのブラインド・レイジ・ツアーでの音源映像を収録した 作品『レストレス・アンド・ライヴ』を発表。近年は精力的な活動を継続している。 再び戦闘モードに突入した熱き5人の戦士たち、アクセプトの3年ぶりの新作は『The Rise Of Chaos』。 重戦車のごとく突進していくその生き様が見事に反映された作品である。ミックスとマスタリングは、アーチ・エネミー、 オーペス、クリエイター、カーカス等々、数多くのヘヴィ・メタル作品のプロデュースとミキシングで知られているアンディ・スニープが 前作に引き続いて担当。終始徹底したヘヴィネスが貫かれた、男気溢れる硬派なサウンドとなっている。 ジャケットはデストラクションやグレイヴ・ディガーなどの作品も手掛けているGyula Havancsákが担当。 混沌とした世界を緊張感溢れる筆致で描いている。 バンドは海外でのアルバム・リリース日の前日である8月3日、ドイツで行われる世界最大のメタル・フェスティヴァル 『Wacken Open Air festival』に出演し、スペシャルなショーを披露することも発表した。当日は3部構成となっており、 第1部は新旧のヒット曲を披露、第2部はギタリストのウルフ・ホフマンがチェコ国立交響楽団とソロ・アルバム『Headbangers Symphony』 (ベートーヴェン、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどの作曲家によるクラシック音楽の有名曲をヘヴィメタル調にアレンジした作品集) からの楽曲を演奏するソロ公演、そして第3部はアクセプトとチェコ国立交響楽団の競演コンサートとなる予定だ。 今年に入って活発な動きをみせている彼らであるが、9月の来日公演『ACCEPT - THE RISE OF CHAOS WORLD TOUR 2017』も すでに決定しており、その人気は今後ますます拡大していくものと思われる。 【メンバー】 ウルフ・ホフマン(ギター) ピーター・バルテス(ベース) マーク・トーニロ(ヴォーカル) ウヴェ・ルイス(ギター) クリストファー・ウィリアムズ(ドラムス)

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