発売元 : 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
ドラマティックな声が要求されるトゥーランドット役のカラスは、ほかの歌手との差が気になるほどに圧倒的な存在感を放っている。セラフィンの指揮も申し分のない出来栄えだ。
制作・出演
クリスタ・ルートヴィッヒ / トゥリオ・セラフィン / ニコラ・ザッカリア / ピエロ・デ・パルマ / フランコ・コレルリ / ベルリーニ / マリア・カラス / ミラノ・スカラ座合唱団他 / ミラノ・スカラ座管弦楽団カラス2度目の録音で、ともにセラフィン、スカラ座。コレッリ、ルートヴィヒらの共演者と録音面から、この1960年盤が群を抜いている。このカラス盤を聴かずして、「ノルマ」を語るなかれとまで言われる一枚だ。
制作・出演
ウィルヘルム・フルトヴェングラー / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / エリーザベト・シュワルツコップ / エリーザベト・ヘンゲン / ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 / ハンス・ホップ / バイロイト祝祭合唱団 / バイロイト祝祭管弦楽団 / ベートーヴェンウィーン・フィルとのスタジオ録音を中心に、バイロイトでのライヴやストックホルム・フィルとの共演などを加えた全集版。最新のリマスターが施され、日本版LPの紙ジャケットが再現されているのも嬉しい。
フランスの国威をかけて新設されたパリ管弦楽団の初代音楽監督に就任したミュンシュの、最初の録音がこの「幻想交響曲」。ボストン響時代を凌ぐ名演であり、その後これを超えるものは出ていない。
パリ管の初代音楽監督に就任したが、わずか2年で亡くなってしまったミュンシュが遺した貴重な一枚。フルトヴェングラーを彷彿とさせる壮絶な演奏として熱狂的に迎えられたもので、ミュンシュの最後の輝きがある。
ショパン・コンクールでの録音を除けば、ともに2度目の録音。閃光のように輝くピアニズムと飛びちるパッションはそのままに、円熟味が加わり一層の凄みを帯びている。デュトワのサポートも絶妙だ。
リストのスペシャリスト、シフラの極めつけの「ハンガリー狂詩曲」がフィーチャーされた名曲集。独特のうねるような歌いまわしと超絶技巧が一体となって、他の追随を許さないリストが生み出されている。
チッコリーニはサティの全集を2度録音しているが、本作は2回目の全集からの抜粋。明晰な音色と明快なリズム、理知的だがロマンティックな表情、サティの単純だが多面的な曲が見事に表現されている。
チョン・キョン=ファの2枚目の小品集。快刀乱麻を断つというものもあれば、作品と遊んでいるというものまで、チョン・キョン=ファの変幻自在な演奏ぶりが堪能できる。小品を聴く楽しみが満喫できる一枚だ。
若くして病に倒れ、闘病生活の果てに亡くなった天才チェリスト、デュ・プレがデビュー直後に残した録音を中心に構成したアルバム。17歳頃のものだが、すでに音楽の本質をつかみ取っていることが分かる。
フォーレの「レクイエム」の録音を推薦するときに、必ず挙げられるアルバムの1つ。ことのほか洗練されたロマンティックな美しさに満ちた演奏だ。2人の名歌手によるソロが、雰囲気を一層盛り上げている。
ピアノの詩人と言われた天才ピアニスト、フランソワが得意としたショパン集。ファンタスティックでロマンティック、ぞくぞくするような美しさに満ちた演奏を聴かせる彼に、今や比肩する者はいないだろう。
三人組R&Rバンドのフル・アルバム。ラモーンズっぽいシンプルかつオバカなノリが楽しい。テケテケ・エレキも昭和歌謡なガレージ・パンクの「港のブルース」、初期キッスにも通じるブギー・ロックの「TEENAGE SHOCK」など、70年代ロックを真面目に追求しているあたり好感度高い。今どき「戦争と政治家」みたいな歌詞も貴重。★
98年に発表された1stミニ・アルバムのリミックス盤。Sugar Soulやエイドリアナ・エヴァンスのヴォーカルはそのままに、バックのトラックをDJ HASEBE自身がリメイク。オリジナルとは異なるテイストに仕上げられている。
ダフト・パンクのマネジャーによって見出された、パリ出身のグザヴィエ・ドゥ・ロズネとギャスパール・オジェによるダンス・ユニット。ファンキーなリズムと下世話でノイジィなシンセが絡み合ったサウンドは、ロック・ファンの耳も虜にするはず。
まるで砂漠のように乾いた現代、ときには「水をちょうだい!」と叫びたくなることもあるーーそんなメッセージを伝えるミディアム・チューン。繊細かつダイナミックな手触りを持つリズム・アレンジと叙情的なストリングがひとつになったサウンドも素晴らしい。