ライム・シンジケートのリーダーとして新人の発掘にもいそしむアイス・Tの日本デビュー盤(通算3作目)。言論の自由を謳って過激なラップを展開する彼には、いろいろな議論があるようだが、緊迫感あふれる、西海岸のポジティヴ・ラッパーだ。
松本はローマ歌劇場を中心に活躍し、林康子に続く日本を代表するソプラノの一人。リリコの林よりいくぶんレジェーロな声質で、可憐な(7)リュウや(8)ラウレッタの清楚な歌唱に彼女の美点が味わえる。ファンの一人として初のアリア集の成功を喜びたい。