楽曲によってはアメリカン・ポップス的なアプローチも見られるアルバムだが、やはり彼の味が一番出るのは、スロー・テンポな歌いあげるナンバーだろう。恋に対して優しい彼の想いが、詩と歌声から響いてくる。
デビュー25周年を記念した3枚組ベスト。本邦初CD化によるシングル・ヴァージョン/未発表曲を含んでいるのが目玉だ。もっとも、彼らはアルバム単位のバンド。シングル用の音源は尻切れトンボみたいで味気ない。ビギナーとマニアにおススメの作品だ。