1995年10月25日発売
ウォーター・マインドウォーター・マインド
スパイダース〜PYG〜井上尭之バンドへと、GSからロック黎明期の日本の音楽シーンの中心人物の1人。「傷だらけの天使」シリーズなどTV/映画の音楽家、また沢田研二の音楽監督としての活躍も忘れられない。これは70年代後期のソロ・アルバム第2作。
あなたとわたしのコンサートあなたとわたしのコンサート
74年8月発表のアグネス6作目のアルバムの初CD化。バック・ミュージシャンをみると、キャラメル・ママ(細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫)らが参加している。いま聴くと、さほど斬新なサウンドと思えないが、20年前の音だとすると凄いでしょう。
ミス・ハートミス・ハート
ヒット曲の(4)が収録された5thアルバムの初CD化。81年の作品だが、ちょっと時代の先を行きすぎたか。もう5年後のバブル初期あたりに発表されていたら大化けしたのではないだろうか。室内楽の雰囲気が大衆的になるにはもう少し時間が必要だったのだ。
SONGSONG
KARYOBINには金子飛鳥がいたのね。今、初めて気がついた。ストリングス・クァルテットを率いて、独自のポップスを標榜した上田知華&KARYOBINが82年にリリースしたラスト・アルバム。さすがに曲がいい(特に(9))。この人、メロディメーカーですわ。
Voice Of HallelujahVoice Of Hallelujah
『魔法陣グルグル』の主題歌を歌ってたシンガー・ソングライター。いわゆるガンバレものガール・ポップとは一線を画す、不思議ちゃんプログレ系。これは彼女にとっての聖歌なのだね。だからって暗いわけじゃない。どこか谷山浩子を彷佛とさせます。
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲
熊本マリがピアノ・パートを受け持ち、チェコ・フィル室内オケと共演。活気があってとても楽しい。ブランデンブルクもピアノの豊かな音色が加わり、じつに晴れやかな音楽になっている。オリジナル楽器による演奏とは、ひと味違ったおもしろさがある。