1996年7月24日発売
シンフォニアシンフォニア
村治佳織の第3弾は、スカルラッティとヘンデルとバッハ父子の作品を収録。いずれもギターのオリジナル作品ではないが、同時進行する複数の声部や和音をバランス良く処理しており、みずみずしい感性で、透明で安定感のあるバロックの世界を描いている。
Island of the BlessedIsland of the Blessed
爽やかで明るく、冬よりは夏のイメージを持つ、彼らの4thアルバム。ただそれはべつに基本コンセプトではなく、自然とにじみ出るもの。だが、今回は多少それを意識した。大滝詠一のカヴァーである(3)が、話題もの。心地いいポップスには違いない。
WRECKEDWRECKED
96年のアルバム。ドラマチックに構成されたインダストリアル・ロック魂に磨きをかけ、より大きくギターをフィーチャーしている。破滅をテーマとして、ある種の美学を感じさせるほどダーティーかつ華麗に迫る。
全身全霊〜LIFE TO SOUL〜全身全霊〜LIFE TO SOUL〜
20年以上前の自分の顔と現在の顔をモンタージュしたジャケットに表われているように、自作の代表曲に加え、泉谷フォーク時代の同時代曲のカヴァーも含めスタジオ・ライヴおよびライヴにより自らのスタート地点から現在までを俯瞰しようとする作品だ。
ラヴ・アンド・デスラヴ・アンド・デス
メロディック・デスの代表格として人気を決定づけた彼らのミニ・アルバム。収録曲の大半が昨年レコーディングされたもので、ワビ、サビの効いた王道のヘヴィ・メタルに近づいた印象を強くする。I.メイデンの(6)のカヴァーもハマり具合は抜群だ。