1996年9月発売
SUNDAY CHAMPIONSUNDAY CHAMPION
ブリット・ポップに70年代半ばのパブ・ロックの要素がちょっぴり入った若手バンドの1stアルバム。ポップななかにもマニアックな要素がちらちらと見え隠れするところが、UKロック大好き少年の心をくすぐりそう。ヴィジュアルはなんかヘンだけど……。
トゥルーストゥルース
元スパイラル・ライフの石田小吉が満を持して動き出したシンセや打ち込み主体の新ユニット(バンド名義?)。パーマネントなメンバーは現在3人。彼らしく、とても優しく美しい世界が広がってます。クラブ対応も十分。コケティッシュな(3)はカヴァー。
誰想彼誰想彼
なんて郷愁を帯びたアコースティック・ギターの音色だろう。彼自身とてもロマンチックな人に違いない。丸山ももたろうが作り出すアコギのみのインスト世界には、日本の童謡にも似た、純真な心を呼び起こしてくれる感動が満ちあふれている。心休まる1枚だ。
スペース・イズ・ヒアスペース・イズ・ヒア
彼らはギター・ポップ・バンドと括られるかもしれないし、確かに洒落てる。だけどどこか壊れてたりぎこちなかったりしてて、そのはみ出し方がとても好き。今作は「恋する爆発が未来を産み落とす」という泣かせるフレーズのある(9)がとびきり素敵ですね。
The Wind Told MeThe Wind Told Me
昨年、『ダウン・ビート』誌の学生部門最優秀ソリスト賞を受賞した在米ギタリストのデビュー作。確かなテクニックに裏打ちされたオーソドックスなプレイが彼の身上。そのプレイは豊かな音楽性を感じさせ、すでに米国のシーンで活躍中であることも納得。