1997年11月発売
リッチー・コッツェン&グレッグ・ハウ・プロジェクトリッチー・コッツェン&グレッグ・ハウ・プロジェクト
コッツェン、ハウの超絶テク・ギタリスト2人が、ジャズ、フュージョン、ファンクをベースに、多彩なギター・ワークで競演したギター・インスト・アルバム第2弾。ツイン・ギターの絡みや、変拍子も軽々とこなすスリリングなギター・ワークを堪能。
サーペンツ・オヴ・ザ・ライトサーペンツ・オヴ・ザ・ライト
フロリダのデス・メタル・バンドの4枚目のアルバム。グラインド・コア系のサウンドに磨きをかけ、特に頭蓋骨を削りとって脳をブッ刺すような鋭きエレキが強烈に響く。濁声が吐く詞はキリスト教への憎悪に満ち、それがさらなる確信に達した残虐盤。★
ヘラシー 〜異端〜ヘラシー 〜異端〜
ジャケットから察するにオカルト志向かと思えばさにあらず。西ドイツ出身の彼らは、超スピードのリフとアコースティック・ギターを合体させるという強引さが売りのパワー・メタル・バンドだ。詞の題材は何と十字軍の歴史だという。まさにB級の極め付け。
ラフマニノフラフマニノフ
ゆったり目のテンポ、決して激さない表現。これまでラフマニノフを“情熱”という言葉で括っていた人はこの演奏を聴くといい。髪振り乱さずとも、そのピアノの背後からは充分にロシアの大地が立ち昇ってくる。必ず“通俗”のレッテルを剥がしたくなる名演。