1997年12月17日発売
花に寄せて花に寄せて
本シリーズらしい、よく練り込まれた録音が特徴。かなりオンマイク気味の収録は、楽譜を参照しながら曲の細部を研究するための資料としても適している。大人のテイストが強い硬派な演奏は、合唱ファンには多少好悪が分かれそうだが、最高水準と言っていい。
亡き児をしのぶ歌亡き児をしのぶ歌
リート歌手として、録音より実演で、求心的な曲より演心的な曲で真価を発揮する人だと思う。マーラーなどはハンプソンに最も合った歌手で、充実した歌唱。(1)はバーンスタインとのオケ版から8年ぶりの再録。伴奏が大変素晴らしいのに何の紹介もない。不親切。
タイム・トゥ・セイ・グッバイタイム・トゥ・セイ・グッバイ
これはポピュラーからクラシックまでの、ジャンルなどという杓子定規な区分を超越したところで、すべての{声}のファンが楽しめるアルバムだ。なかでも秀逸なのはやはり、ブライトンとボチェッリがデュエットを歌った「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」。★