1997年5月発売
「運命」ベートーヴェン:交響曲第5番&7「運命」ベートーヴェン:交響曲第5番&7
オリジナル楽器オケの火付け役の1人ともいえるアーノンクール。しかしこの演奏は次なる段階。つまり現代楽器による演奏。彼にとっては応用編だが、最も彼の個性(解釈)が際立ってくる。細部のこだわり以上に“流れ”重視が顕著。「運命」の流麗さに驚く。
モーツァルト:交響曲第40番&第38番「プラハ」《Harnoncourt in the '90s「7」》モーツァルト:交響曲第40番&第38番「プラハ」《Harnoncourt in the '90s「7」》
SMILING.THE BEST OFSMILING.THE BEST OF
槙原敬之はおそらく日本で最も饒舌な歌詞を書き、それを自分のスタイルにした希有なアーチストだ。彼の歌詞はいつでも自分自身を励まし、他人に中途半端な励ましの言葉をかけない。ここが凡百のシンガー・ソングライターと違う。素晴らしい。初のベスト。
女ともだち女ともだち
どちらかというと、シンガー・ソングライターというより、ヴォーカリストのイメージの方が今までの彼女だったが、今回は全7曲中5曲が自らの作詞・作曲。その5曲はいずれも彼女自身のマインドが反映され、彼女の心の声が聴こえる作品となっている。
消しゴムで書いた落書き消しゴムで書いた落書き
淡々と響くアコギやオルガンの音色にノセ、ズーズー弁で心なごむ、微笑ましい詞を朗読する伊奈かっぺい。ちょっとコミカルな詞のなかで描かれた、今の日本人が忘れた暖かい心。心をほんわか暖かくしたいとき、田舎に郷愁を馳せたくなるとき聴きたい作品だ。
夜汽車で翔んだ落書き夜汽車で翔んだ落書き
青森の言葉をコミカルに宣伝し続ける伊奈かっぺいの78年の東京でのライヴを収録。しんみりとした話にしょうもない駄洒落をポツリをかましながら語り、歌っていく。歌詞カードを見ながらでないと、アレッどういう意味だとなるスリリングさが醍醐味だ。